俺に続け!いしづちエリアのフィールドワーク!いしづち編集学校の講師①

  

観光における、魅せ方のプロに学ぼう!体験・体感しよう!

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いしづち編集学校とはソラヤマいしづちが運営する、「いしづちエリア(※)の経済を、地域資源などを活用して活性化させるべく、人に来てもらうための仕掛けをつくる『人』を育てることに特化したプログラム」です。
※いしづちエリアとは、石鎚山を中心とした石鎚山系を有する愛媛県西条市・久万高原町、高知県いの町・大川村を指します。

いしづち編集学校は11回の講座から成ります。

オンラインの受講や、現地でのフィールドワークを体験し、修了直前には自分たちの「こうしたい」と考えたプランを皆の前で発表し、実現へ向けて動く…という、実践型のプログラムです。

今回は、今年の3月からいしづち編集学校を運営しているソラヤマいしづちに入社された、講師の松本さんをご紹介します。

コロナで前職を辞めて好きなキャンプで年の3分の1以上過ごした」という、リアルスナフキンのような松本さんは、約20年、旅行業界に関わってきた観光のプロ。

「何していいか分からない!という方のために、こうすれば仕事の段取りができるかもしれないという方法をお伝えするつもりです。そういった方にこそ、授業を受けて欲しいですね」と意気込む、松本さんのその言葉の真意とは…!?

今回の特集を読み終えたら、松本さんの授業を受けたくなっちゃうこと間違いなし!
募集終了のタイムリミットが迫っているので、急いで応募を!!

フィールドワーク講師の松本さん

松本さんは第1期から講師として登場している講師。

これまでは座学やオンラインで『旅行業界の商材の作り方と売り方』を教えてくださいましたが、今回はその実践版!
受講生のみなさんには、石鎚ふれあいの里にて、実際にエコツアーを疑似体験してもらいます。

ちなみに、今回の石鎚ふれあいの里で行われるフィールドワークでは、自然ガイドの第一人者である山本さんと、大川村で川遊びなどのアクティビティで活躍する竹友さんの講義も行われます。

同じ『いしづちエリア』というものを表現するとしても、人それぞれ魅せ方・見え方が違うのが、ガイドの腕の見せ所でもあり、面白いところ。

個性豊かな3人のガイドから、一度に授業を聞いたり体験できたりする機会はここにしかありません。

NEALリーダーとしての松本さん

松本さんは、『NEAL』という全国体験活動指導者認定の『自然体験活動指導者』の資格を持っています。

NEALとは、魅力的な感動のある体験プログラムをつくり、その活動を楽しく安全に指導するリーダーの資格のこと。
この資格を得たことで、『楽しむ』ということへの認識が変わったそうです。

「この資格に出会うまでは、参加者を喜ばせるために時間をかけて何かしら仕込み・用意をしたり、花が有名な場所には開花シーズンにしか行かなかったり…」

「…違う!そうじゃないんだ!」
「無いなりに楽しんでもらえる方法は、いくらでもある!と気付いた」と松本さん。

参加者に楽しんでもらう方法の一つに『インタープリテーション』という技術があります。

これは、たとえそこが普通の空き地であっても、決められた時間を使って人々を楽しませる技術です。
ガイドは多くを語らず、参加者自身が見て、感じて、考えることで気づきを得るプログラム。

例えば、石ころを拾い「これと同じものを探してください」と参加者にお願いしたとしましょう。

参加者は石を探すため、地面に目線を落とします。

そうなれば、ガイドの思惑通り。
地面を観察してもらいながら、なんでこういう地面になっているのか?考えてもらいます。

「昔こういう地帯があって、層が重なったために現在こうなっています」
「ほら、この石にはその特徴がありますね」といった風に。

ただ、地面を指差して「この地層は~です」というだけでは、記憶に残らない。
体験を通して「なるほど!」という学びに繋がるのです。

ちなみに、うり二つの同じ石(解)はありません。

同じ素材なのか?
同じ形なのか?
同じ重さなのか?
同じ色なのか?

人によって『同じもの』という定義も違う。
その面白さに気付くのも、このプログラムの狙いでもあります。

誰もが皆、ガイドになれる可能性を秘めている

松本さんは、0から1を作るといった、新しいことを考えるのが大好き。
いつも「これって観光商材(観光のネタ)にならないかな?」と考えているそうです。

いやいや、ガイドさんって、難しいんでしょう?
限られた人しか、ガイドにはなれないんじゃないですか?

そんな風に思っていた筆者でしたが、松本さんは「観光商材を作る、というと畏まっちゃうかもしれませんけど…実はそんなことありません」とキッパリ。

これまでのような『お花の時期に、お花を見て帰る』といったありきたりな旅行では、お客さんの心も身体もなかなか動きません。

訪問するお客さんの価値観は、年々変化しています。
…今、お客さんが求めているものは何でしょうか?

実際に見て、触って、喜びや楽しみを感じて、感動するような『体験や経験』を旅に求めている傾向にあります。

そのために「たくさんの体験のストックを作りたい」というのが、旅行業界のホントのところだそう。

受講生は未来のパートナー

松本さんは「今、我々がやるべきことは『観光地づくり』ではなくて、『観光環境づくり』だ」と言います。

草刈りや清掃など周辺の環境づくりもそうですし、
人を呼ぶために、ここでしか見れない・聞けない・体験できないコトの価値がわかる『人』の育成が必要なのです。

これからの持続可能な観光を実現させていくために。

一人で30人を案内するのは無理だとしても…
例えば、自分の得意なことを、5人くらいに教えるのであれば、可能ではないでしょうか。

冬場に山のガイドをするのは無理だとしても…
例えば、冬野菜を使った『我が家の絶品レシピ』の料理教室を開くことができるかもしれません。
それが、あなたの育てた冬野菜だったとしたら?
それが、いしづちエリアの古民家や、旧学校を使った建物だったりしたら?
それが、他の特徴的なプランと組み合わせることができるとしたら?

お客さんにとって、『非日常』を感じ、楽しい経験ができる旅プランの一つとなり得ます。

つまり、全く旅行業界に縁のない人も、ガイドになれる可能性を秘めているのです。

あなたの『得意』や『したいこと』を、みんなでやろう

「一人でやるのは厳しくとも、受講生や卒業生など、誰かと組んでやればカタチになることは多いでしょう」
「そして、ソラヤマいしづちが、そのお手伝いを始めています!」

「個性的なツアーが増えると、お客さんにも喜んでもらえますからね」
「皆さんには、大いに期待していますよ!」と松本さん。

旅行業界へのアプローチ部分の大枠を知っていれば、今はまだ「これ!」というものが無かったとしても、今後なにかに活かせる可能性があります!

人が、地域が、みんなが幸せになる方法を考えていく、その手段の一つとして。
いしづち編集学校で、一緒に学んでみませんか?

皆さまのご参加、お待ちしております!

募集期間:2021年6月25日(金)~2021年7月30日(金)

■ いしづち編集学校(2021年度の実施内容)
2021年8月5日(木)~2022年1月14日(金)の全11回

※新型コロナウイルス感染症対策のため、一部プログラムはオンライン形式にて実施します。
※新型コロナウイルスの感染状況によっては開催日時や開催方法が変更となる場合があります。

お問い合わせ先:ソラヤマいしづち 担当 石川
お問い合わせ電場番号:0897-47-6030
メールによるお問い合わせ先:info@sorayamaishizuchi.co.jp
ソラヤマいしづち公式HPはこちら

reported by イマナニ編集部 Natuorhytym
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