夏休みは、来て見て触れて!『探検!化石の世界』愛媛県総合科学博物館

  

今しか見られない!貴重な全身骨格標本などを見逃すな!

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愛媛県総合科学博物館では、500点弱の化石が一堂に集う、特別展『探検!化石の世界』が開催中です!

みなさんは「化石」というモノの楽しみ方を知っていますか?

「化石=地層の中に埋まっていた古いモノ」…ということは知っていても、実はイマイチ楽しみ方を分かっていない方も多いのでは?

見た目はちょっと地味!
だけど、化石には無数の魅力が詰まっているんですよ!

今回は『探検!化石の世界』の楽しみ方や見所をご紹介!
記事のラストでは、チケットのプレゼントもありますよ!

化石の楽しみ方は『探偵になること』!

特別展では、こんなにたくさんの化石が集まっていますが…
実は、化石になるのは奇跡的な確率なんだそう。

どうして、この地層(年代)にあるのか?
どうして、この場所にあるのか?
どうして、こんな形をしているの?

「それって、もしかして…こういうこと?」

化石という生きものの歴史の『証拠』を見つけて、推理して。
探偵になった気分で楽しみましょう!

「小さな穴のあいた二枚貝化石があります。その穴は、なぜできたと思う?」

特別展用に、ワークシートもあります。
(小学低学年向けと小中学生以上向けの2種類)

大人でも「!?」と考え込んでしまう内容もありますよ。

お子さんがいらっしゃる方は「どうしてこんな形なのかな?」と促してみて!
そしてご自分でも考えてみて、親子で答え合わせしてみましょう。

見どころ①全身骨格標本

今回の『探検!化石の世界』の一番の見どころは何でしょうか?
学芸員の山根勝枝さんにお話を伺いました。

ここまでの数を集めたのは、今回が初だそうです!
その中でも、特に見て欲しいのは愛光学園や徳島県立博物館からお借りしている所蔵品の『全身骨格標本』だそう。

「レプリカですが、大型の全身骨格標本は世界に2~3体くらいしかない貴重なモノなのです」と山根さん。

愛光学園からお借りしている写真中央の『タルボサウルス』は、アジア最大級の肉食恐竜!
ティラノサウルスの仲間で、性格は獰猛だったようです。

展示されているこの全身骨格標本は、モンゴルで見つかった成体になるちょっと手前くらいの8.5mクラス。
他に見つかっている12m級の成体よりも、少し小さめなタルボサウルスですが…

大きくても2mそこそこの人類に対し、その大きさは圧巻!

「このスケール感、ぜひ実感して欲しいですね!」と山根さん。

タルボサウルスの左隣に展示されているのは、ワニの祖先といわれる巨大爬虫類『プレストスクス』。

恐竜がまだ小さかった頃、陸上で最大の生き物でした!
全長は約4m。こちらも愛光学園の所蔵品です。

どちらも、人類とはスケールが違います。
素直に「わぁ!凄い!」という驚きを感じてもらえることでしょう。
大人にも、子どもにも。良い意味での刺激になること間違いなし!

見どころ②キラキラの化石たち

化石といえば、だいたいはくすんだ色をイメージする方が多いと思いますが…
特別展入り口に展示してある『コハク』は、飴色でとってもキレイ!

コハク(琥珀、アンバー)は、樹脂の化石。
樹木の樹脂が固まって出来たものなので、自然に古代の昆虫や花・葉などが入り込んで固まることもあります。

樹脂に入り込んだ昆虫などは、当時の姿そのままで保存されています。

見どころ③臭くないの?ウンチの化石

宝石のような化石がある一方で、糞のような化石もあります。

それが『フン化石』!
恐竜などのフンが、化石になったものです。

「食べていたものが分かり、内容物から当時の植生を推測することのできる貴重な化石です」と山根さん。

この特別展では、恐竜の脚の骨・脚の骨の断面と並んで、フン化石にも実際に触れることができます。
硬さや形・大きさを確かめ、そしてニオイをかいでみてください!

見どころ④これもそうなの?多様な『アンモナイト』

アンモナイトといえば、グルグルと巻いた貝を想像する方が多いですよね。
カタツムリのような殻を持っていますが、実際にはイカなどの頭足類の仲間です。

アンモナイトの殻の中は、小さな部屋に小分けされていて、ガスを圧縮することで自由に動くことができると考えられています。
そのため、殻を割られてしまうと動くことができなくなり、そのまま死んでしまうそう…。

現在のオウムガイは、アンモナイト時代からの貝スタイルを貫いています。
対するイカは、進化の過程で殻を捨て、筋肉を発達させました。

同じルーツを持ちながら、変わる選択をしたものと、変わらない選択をしたもの…
イカもオウムガイも絶滅せずに今を生きていて、面白いですね。

見どころ⑤『三葉虫』の進化の過程が面白い!

『三葉虫』は、太古の海に生きた節足動物。

カタツムリのように目が飛び出たもの、「触れるな!」と言わんばかりのトゲトゲしい姿のもの…
2億年以上という長い期間を生きていたので、その間に多様な進化を遂げています。

三葉虫が長く存在できた秘密は、どうやら目にあるようです。
トンボのような複眼を持つように進化し、周囲が完全に見渡せ、敵を察知する能力に長けるようになっていた…と考えられています。

こちらの長いトゲをもった三葉虫は、列になっています。

山根さんによると「このようにならんで化石になるということは『三葉虫は群れで行動していた』と推測することができる」そう。

この特別展で展示されているアンモナイトの化石の中にも、密集して化石になっているものもあり、集団行動をしていたのかもしれません。

見どころ⑥化石から見る『魚類』の進化!

三葉虫で進化の過程を見たように、化石からは進化の過程を見ることができます。

現代のサメによく似た、サメの祖先の標本をよく見ると…あら?
口の位置が、普通の魚の位置にあります。

現代のサメは『嚙む力』を引き出すため、口の位置が下の方になるよう進化しました。

魚類はその後、両生類へと進化していきます。
特別展では、水から出た初期の両生類の全身骨格標本が展示されているのですが、意外なのがそのサイズ!

山根さんと比べると、そのスケールの大きさに驚かされます。

現代の両生類は、片手や両手で持てる程度の大きさがほとんど。
「昔の地球は酸素濃度が高く、酸素を効率よく取り込む呼吸の仕組みがあったので、巨大化しやすかったのでは」と山根さんは語ります。

確かに、太古の生き物はサイズが大きい!
特別展では、鳥サイズのアメンボや、樹木サイズのシダの化石なども展示してありますよ。

見どころ⑦超大陸があった証拠の植物化石

「昔、超大陸があり、そこからいくつかの大陸に分かれた」
これは、有名なウェゲナーの大陸移動説です。

その大陸移動説を裏付けたのが、湿地に生えていたとされる、裸子植物のグロッソプテリスの化石。
グロッソプテリスの化石が、遠く離れた大陸からいくつも見つかったことで、「もしかして、昔はくっついていたのではないか?」という推理ができたのです。

特別展では、グロッソプテリスの化石も展示されてあります。

見どころ⑧愛媛県から見つかった化石

当然、愛媛にも化石は出てきます。
海でできた地層や湖でできた地層などがあり、貝類やサンゴ、植物など、いろいろな化石が見つかっています。

特別展では、愛媛から産出したナウマンゾウやアンモナイトなどの化石が展示されています。
自分たちが立っている周辺から見つかった化石を、ぜひその目でご覧ください!

実際に『植物化石をしらべよう』!

『探検!化石の世界』を見たら、自分たちも化石を発掘したくなっちゃいますよね。

9月12日に、植物の化石を調べるワークショップが開催されます。

植物化石が入っている岩石を割って化石を探し、見つけた化石の名前を調べて『化石標本』を作りましょう。
学芸員さんが、化石の説明もしてくれますよ。

残念ながら日程が合わなかったり、抽選に漏れてしまったりした方は、ミュージアムショップへ行ってみて。
入り口付近に、大小さまざまな化石発掘キットが販売されています。
イマナニで「植物化石をしらべよう」の情報を見る

『化石で一句』詠んでみる?

特別展の開催期間中、化石を題材にした俳句を募集しています。
2週間毎に優れた作品を選び、館内で掲示したり、SNSで紹介したりされますよ。

俳句の選者は、愛媛新聞「青嵐俳談」選者の俳人、森川大和さん。
一句思いついたら、博物館の用紙に記入して応募箱へ投函しましょう!

記念に『ぷっくり化石柄マグネット』

化石展で見た興奮を、家に持ち帰ろう!

半球型のクリアカボションで、アンモナイトや恐竜柄のマグネットを作るワークショップが開催中です。

特別展開催期間中の土日祝限定で、午前の部・午後の部があります。
参加費用は200円とお手頃なので、お土産にもぜひ。
イマナニで「ぷっくり化石柄マグネット」の情報を見る

化石の魅力を堪能しよう!

化石は、何億年も前からの手紙のようなもの。
想像の物語の生物ではない、「実際に生きていた生物」の記録です。

ご紹介したのは、特別展のごく一部!
「こんなのあり!?」と声に出してしまうような、面白い化石がたくさん展示されています。

ご自身はもちろん、小さなお子さんの『科学の未知の扉』が開けるかもしれませんよ!
この夏、涼しい館内で探偵気分を味わってみませんか?

抽選でペア15組・30名様に無料入場券をプレゼント!
特別展「探検! 化石の世界」

チケット希望の方は「イマナニ・探検! 化石の世界・チケットプレゼント係へ」と題して
●ご氏名
●ご住所
●郵便番号
●電話番号
を明記の上、下記メールアドレスへご応募下さい。
event-p@ma.kk-spc.co.jp

応募期間:2021年8月5日~8月26日
※当選者の発表は賞品の発送をもってかえさせて頂きます。

チケットプレゼントは終了しました。
たくさんの応募ありがとうございました。

■特別展「探検! 化石の世界」
開催期間/2021年7月17日(土)~9月20日(月)
開館時間/9:00~17:30(入館は17:00まで)
休館日/9月7日(火)、13日(月)
観覧料/
【特別展のみ】大人(高校生以上)700円、65歳以上600円、小中学生400円、
【特別展+常設展】大人(高校生以上)1,000円、65歳以上700円、小中学生400円 (税込)
イマナニで「特別展「探検! 化石の世界」」の情報を見る
イマナニで「愛媛県総合科学博物館」の情報を見る
愛媛県総合科学博物館 公式HPはこちら


reported by イマナニ編集部 Natuorhytym
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