空海ゆかりの名宝「国宝 高野山金剛峰寺展」 【愛媛・松山市】
えだまめ イマナニ体験レポート
運慶・快慶作の仏像も!「山の正倉院」の名宝が愛媛で見られる!
こんにちは、えだまめです。
愛媛県美術館で開催中の「国宝 高野山金剛峰寺展」へ行ってきました。
副題は「空海ゆかりの名宝と運慶・快慶」。
先に書いておきますが…私は仏教や仏像に特別な興味関心があるわけではなく、高野山へも行ったことはありません。
「国宝」という響きと小春日和に誘われて、前日にふと思いつき、用事のついでに行けたら行ってみようかな、くらいの軽い気持ちで訪れました。
展覧会やイベントに行く場合は内容などの情報を事前に確認しますが、今回は完全に思いつきの行動。
そのため、展示内容の下調べは一切無し。
音声ガイドも借りず、見たまま感じたままのレポートです。
愛媛県美術館で開催中の「国宝 高野山金剛峰寺展」へ行ってきました。
副題は「空海ゆかりの名宝と運慶・快慶」。
先に書いておきますが…私は仏教や仏像に特別な興味関心があるわけではなく、高野山へも行ったことはありません。
「国宝」という響きと小春日和に誘われて、前日にふと思いつき、用事のついでに行けたら行ってみようかな、くらいの軽い気持ちで訪れました。
展覧会やイベントに行く場合は内容などの情報を事前に確認しますが、今回は完全に思いつきの行動。
そのため、展示内容の下調べは一切無し。
音声ガイドも借りず、見たまま感じたままのレポートです。
開館時間前に美術館の入り口に着くと、すでに2、30人が開館を待っていました。
平日だったのでちょっと驚きましたが、出品目録を見ると納得。
今回の展覧会では約40点が公開されているのですが、その内国宝が5点、重要文化財はなんと25点も展示されているそうです。
こんな貴重な品を愛媛で一堂に見られる機会はあまり無いですよね。
そもそも、どうして高野山にこんな名品が集まっているのでしょうか?
それは、高野山開創以来、皇族や貴族、有力大名など時の権力者が当時の最高の技術で制作させた工芸美術品を寄進してきたから。
時代や宗派を超えた貴重な文化財が現代まで受け継がれていて、高野山は「山の正倉院」とも称されているそうです。
平日だったのでちょっと驚きましたが、出品目録を見ると納得。
今回の展覧会では約40点が公開されているのですが、その内国宝が5点、重要文化財はなんと25点も展示されているそうです。
こんな貴重な品を愛媛で一堂に見られる機会はあまり無いですよね。
そもそも、どうして高野山にこんな名品が集まっているのでしょうか?
それは、高野山開創以来、皇族や貴族、有力大名など時の権力者が当時の最高の技術で制作させた工芸美術品を寄進してきたから。
時代や宗派を超えた貴重な文化財が現代まで受け継がれていて、高野山は「山の正倉院」とも称されているそうです。
弘法大師空海の人間味が感じられる真筆を間近で鑑賞
展示物は書物や法具、絵画など様々。
特に工芸品は細かな細工をじっくり見られます。
しかし会場内は貴重な品々を保護するため、かなり照明を落としています。
メモを取るのにも一苦労。
ちなみに会場内でのメモは貸与される鉛筆以外の筆記具の使用はNGです。
自分のペンで書こうとすると監視員が寄ってきて注意されます。
さて、空海といえば嵯峨天皇・橘逸勢と共に「三筆」と称されますが、本展ではその真筆が見られます。
「 聾瞽指帰(ろうこしいき)のうち上巻」は、若き空海が著した出家宣言書で、国宝に指定されています。
素人の私が見ても分かるような力強い、やや右肩上がりの文字。
空海の熱い気持ちが込められているんですね。
この巻物、全長はなんと10mにもなるそうです。
書くのも読むのも大変…
この貴重な品には、特に大勢の人が足を止めて見入っていました。
特に工芸品は細かな細工をじっくり見られます。
しかし会場内は貴重な品々を保護するため、かなり照明を落としています。
メモを取るのにも一苦労。
ちなみに会場内でのメモは貸与される鉛筆以外の筆記具の使用はNGです。
自分のペンで書こうとすると監視員が寄ってきて注意されます。
さて、空海といえば嵯峨天皇・橘逸勢と共に「三筆」と称されますが、本展ではその真筆が見られます。
「 聾瞽指帰(ろうこしいき)のうち上巻」は、若き空海が著した出家宣言書で、国宝に指定されています。
素人の私が見ても分かるような力強い、やや右肩上がりの文字。
空海の熱い気持ちが込められているんですね。
この巻物、全長はなんと10mにもなるそうです。
書くのも読むのも大変…
この貴重な品には、特に大勢の人が足を止めて見入っていました。
特に私が感動したのは、快慶作の重要文化財「持国天像」。
力強さと凄みがあり、見惚れてしまいました。
俗な言い方をすると…かっこいい!!素敵!!推せる!!
仏像にこんな感情を持つなんて初めてです(笑)
リーフレットには同じ快慶の「広目天像」しか載っていませんので、ぜひ会場で実物を見て惚れてください(笑)
運慶作の国宝「八大童子立像」では「玉眼」を見ることができます。
鎌倉時代から流行した、水晶を細工して主に眼球にはめ込む技法ですが、その目で本当に睨みつけられているよう。
その他にも様々な仏像をみることができます。
入館前は「美術館で仏像を見るなんて不思議な感じだな~」と思っていたのですが、いざ目の前にすると思わず手を合わせたくなりました。
力強さと凄みがあり、見惚れてしまいました。
俗な言い方をすると…かっこいい!!素敵!!推せる!!
仏像にこんな感情を持つなんて初めてです(笑)
リーフレットには同じ快慶の「広目天像」しか載っていませんので、ぜひ会場で実物を見て惚れてください(笑)
運慶作の国宝「八大童子立像」では「玉眼」を見ることができます。
鎌倉時代から流行した、水晶を細工して主に眼球にはめ込む技法ですが、その目で本当に睨みつけられているよう。
その他にも様々な仏像をみることができます。
入館前は「美術館で仏像を見るなんて不思議な感じだな~」と思っていたのですが、いざ目の前にすると思わず手を合わせたくなりました。
その他、愛媛にゆかりがある絵画や書なども展示されていました。
「伝 河野通直(弾正少弼)像」は愛媛で公開されるのはなんと95年ぶりだそう。
映像資料も多く、四国遍路のコーナーでは古写真をデジタルフォトフレームを使って見られるようにしたり、固い資料の隣には高野山霊宝館長による軽妙なミニ解説があったりと、展示も工夫されていました。
ミュージアムショップでは書籍や文具、食品などの他、掛け軸や写経道具、瞑想セットなど本展覧会ならではの商品も。
約1200年もの間、貴重な文化財を守り伝えてきた「山の正倉院」高野山の名宝。
厳か、というのはこういうことなんだな、と普段バタバタ騒がしく過ごす自分を省みることができた展覧会でした。
「伝 河野通直(弾正少弼)像」は愛媛で公開されるのはなんと95年ぶりだそう。
映像資料も多く、四国遍路のコーナーでは古写真をデジタルフォトフレームを使って見られるようにしたり、固い資料の隣には高野山霊宝館長による軽妙なミニ解説があったりと、展示も工夫されていました。
ミュージアムショップでは書籍や文具、食品などの他、掛け軸や写経道具、瞑想セットなど本展覧会ならではの商品も。
約1200年もの間、貴重な文化財を守り伝えてきた「山の正倉院」高野山の名宝。
厳か、というのはこういうことなんだな、と普段バタバタ騒がしく過ごす自分を省みることができた展覧会でした。
国宝 高野山金剛峯寺展
開催日/10月1日(土)~11月20日(日)
開催時間/9:40~18:00(入場17:30まで)
開催場所/愛媛県美術館(愛媛県松山市堀之内)
駐車場/駐車場有り 愛媛県庁西駐車場
料金/大人1,500円、65歳以上1,400円(前売1,300円)、高大生900円(前売700円)、小中生700円(前売500円)(税込)
問い合わせ先/「国宝 高野山金剛峯寺展」実行委員会事務局(あいテレビ営業推進部内) TEL.089-921-2192
URL/https://www.itv6.jp/koyasan/
開催日/10月1日(土)~11月20日(日)
開催時間/9:40~18:00(入場17:30まで)
開催場所/愛媛県美術館(愛媛県松山市堀之内)
駐車場/駐車場有り 愛媛県庁西駐車場
料金/大人1,500円、65歳以上1,400円(前売1,300円)、高大生900円(前売700円)、小中生700円(前売500円)(税込)
問い合わせ先/「国宝 高野山金剛峯寺展」実行委員会事務局(あいテレビ営業推進部内) TEL.089-921-2192
URL/https://www.itv6.jp/koyasan/
reported by えだまめ