一足早いお花見!? 「南楽園」で梅まつりを楽しもう
愛媛/松山ICから車で約85分。幻想的な夜のお花見「光の梅回廊」もオススメ
みなさんは、お花見といえば何を思い浮かべますか?
やはり“桜”と答える人が多いのではないでしょうか。
現在では桜の下で宴会をして…というお花見が一般的になってきましたが、元はお花見といえば“梅”を見ることでした。
梅はもともと中国の花で、梅見も中国から日本に伝わったものだと言われています。
奈良時代、貴族の間では梅を鑑賞する梅見が主流で、見ごろを迎える2月は“梅見月(うめみづき)”とも呼ばれていました。
なんだか雅な雰囲気が漂う梅見月。
みなさんも今年は一足早く、梅のお花見に出かけてみませんか?
今回ご紹介するのは、そんな梅見にぴったりの場所、四国最大規模の日本庭園「南楽園」。
総面積153,322㎡の庭園には、上池・下池2つの池を中心に現代造園技術の粋を集めて築いた景観が楽しめます。
池の周囲を歩いて観賞できる池泉回遊式日本庭園で「山、里、町、海」を構成。
園内を歩いていると少しずつ景色が移ろい、様々な表情を見せてくれるので思わず時間を忘れて散策してしまいます。
ゆっくり回ると1時間ほどで一周できますよ。
梅の他にも、3万株の花菖蒲や桜、つつじ、紅葉など、四季折々の風情があるので、いつ訪れても手入れされた美しい庭園に癒されること間違いなしです!
また、日本庭園の中にひっそりと佇む和日輔(わびすけ)別邸では、宇和島ならではの郷土料理や市場直送の宇和海の恵みが味わえます。
庭園の絶景と共に頂く郷土の味に、身も心も幸せいっぱい♪
ゆっくりと庭園や食事を楽しむのも醍醐味ですが、アクティブな家族連れにオススメな「南楽園ファミリーパーク」も隣接。
ローラースケート場やキャラクター遊具、ゴーカート、フアフアエアードームなどキッズに人気の遊具が大集合!
レンタル遊具も揃っているので、庭園を堪能した後にも手ぶらで遊びに行けますよ。
最後に抽選で「日本庭園 南楽園・梅まつり 特別優待券」プレゼントもありますので、お見逃しなく!
手入れされた美しさを感じる
そんな魅力いっぱいの「南楽園」の早春を彩るのは、古木15種類160本の紅白梅です。
「梅は百花(ひゃっか)の魁(さきがけ)」とも言われ、1月末~3月にかけて様々な種類の梅が咲き誇ります。
鑑賞用の“花梅”と、食用の“実梅”合わせると日本に現在ある梅の樹はおよそ350種類あるらしく、はっきりした赤や白の他にも様々な濃淡の花があり、品種改良や育成は江戸時代から行われていたほど。
そんな古くから日本人に親しまれてきた梅ですが、どの品種も香り高いのが特徴で、その上品な香りに誘われて梅をテーマにした詩歌にも多く詠まれているんですよ。
『万葉集』に収録された梅の歌は百首ほどあり、「令和」の元号の出典となったものにも梅の花が歌われているそうです。
昔の人たちが梅見をして何を思ったのか…気になりますね。
みなさんも“梅”を使って一句、挑戦してみませんか?
現在、人気なのは、優雅な雰囲気が漂う「しだれ梅」。
しなった枝に小さな花をたくさん付けた様子がとても可憐で可愛らしいですよね。私も大好きな品種です!
他の梅も咲き誇る2月半ばに「しだれ梅」も一番の見頃を迎え、まさに梅見のハイシーズンと言えます。
「南楽園」公式インスタグラムでは、梅の咲き具合も配信しているので、そちらもぜひチェックしてみてくださいね。
南楽園 公式Instagramはこちら
その他にも、珍しい梅がいろいろ♪
一本の木から“赤”と“白”の梅が咲く「源平咲き」も見られますよ。
源平合戦のときに源氏が白い旗を、平氏が赤い旗を用いていたことから、「源平咲き」と呼ばれるようになり、もともと赤い花を付ける木に、白い花が交じって咲く現象です。
梅をはじめ、桃や椿、ツツジなどにも見られます。
紅白の花がせめぎ合って咲いている様子に、思わず目が奪われますね。
なぜこんな不思議な咲き方をするのか気になりますよね。
梅はほとんど「接ぎ木」で栽培されるということですが、「源平咲き」はその影響ではないんですよ!
(※接ぎ木は、植物の枝や芽などの一部を切り取り、ほかの植物を土台にして2つ以上の植物を接着することで、新たな個体にする技術です。)
赤い花の素となる色素“アントシアン”は、作るのが大変。それが上手く作れなかった花は赤くなれず、白のまま咲きます。
同じ種類なのに赤と白の花が一緒に咲いているのは、なんだか不思議な気分になりますよね。
しかし「南楽園」には、もっと不思議な梅も!
それは、……こちらの「想いのまま」という品種!
なんと1つの花に“赤”と“白”の両方の色が付きます。
基本的には淡いピンク色の花が咲くそうですが、気まぐれに赤や白ばかり咲いたり、美しく混ざり合った紅白の花を付けたりと、名前の通り「想いのまま」に咲いています。
なんだか“気分屋さん”な感じがとっても可愛いですよね。
お花自体も八重咲きでひらひらとした花びらがフリルのように可愛らしいです♪
その他の古木や若木にもぜひ注目してみてください。
古木は大きく見応えがありますが、やはり年々弱ってきて先の方にしか花を付けなくなるんです。
そこで南楽園では、定期的に若い木と入れ替えて、花付きのいい勢いのある梅も楽しめるようにしているとのこと。
雄大な古木に、たくさん花を付けた小ぶりの若木、また赤や白に咲き誇る梅……。
みなさんも思い思いに、いろいろな梅を楽しんで見てくださいね。
じっくり観察することで、それぞれの梅の違いが分かって面白いですよ!
夜のお花見もオススメ。 6日間だけの限定ライトアップを見に行こう!
「南楽園」は、松山ICから車で約85分とドライブデートにもオススメのスポット♪
今年は、大人気だった夜のライトアップお花見「光の梅回廊」を6日間に拡大してお届け。
2月10日(金)~12日(日)と2月17日(金)~19日(日)は、17時~20時まで開園時間を延長します。
色とりどりのLEDライトに照らされた梅が、昼間とは違った顔でみなさんをお出迎え。
見頃を迎え咲き誇る梅の花と、幻想的な雰囲気にうっとりすること間違いなし。
まだまだ肌寒い時期なので手繋ぎデートにもぴったりですよ♪
まだまだイベント盛りだくさん! 花盛りの「南楽園」を楽しもう
梅園横の「梅見茶屋」では、梅茶の無料サービスや、甘酒、ぜんざいなどを販売。
2月5日、11日、19日、23日、26日は一服420円でお茶席にも参加できますよ。
梅見の後は暖かいものを飲んで、ほっと一息♪
梅まつり期間中の園内では、実演販売をおこなっており、焼きたてのお餅や揚げたてのじゃこ天など、温かい食べ物もありますよ。
「南楽園自家製梅干し」など梅にちなんだ商品も販売されるので、要チェックです!
「南楽園自家製梅干し」とご紹介しましたが、梅茶に使われている「梅干し」も南楽園自家製!
南楽園の梅は観賞用ですが、“南レク松軒山(しょうけんやま)”で採れる南高梅を使い、毎年オリジナルの「南楽園自家製梅干し」を漬けています。
そして、この大人気の「梅干し」が当たる“福引付きもちまき”も実施!
終了後は、“梅干種飛ばし大会”もありますよ~。
コロナ禍でなかなか実施できなかったイベントですが、感染対策をしっかりして、満を持して再開です!
久々に参加の人も、初めての人も、どれくらい種を飛ばせるでしょうか!?
「南レクオリジナル商品」が当たるので、“もちまき”も“梅干種飛ばし大会”もぜひ参加してみてくださいね。
2月5日、11日、12日、19日、23日、26日の13:30より梅園にて開催です。
南楽園名物の「座敷雛」も同時開催で管理棟に展示されています。
愛媛県八幡浜市真穴地区では、長女の誕生を祝い、座敷いっぱいに雛人形の飾り付けをする風習があります。
手作りで表現された山野の情景は圧巻ながらも、愛情を感じる温かい雰囲気。
その中にお雛様や地元の特産品などが飾り付けられています。
愛南町外泊地区の「石雛」や、宇和島市愛和聖母幼稚園の園児が手作りしたお雛様も展示されているので、そちらもぜひご覧くださいね。
早春に一早く楽しめる梅のお花見はいかがでしたか?
“座敷雛”や「南楽園自家製梅干し」が当たる“もちまき”、夜間の“光の梅回廊”など、家族連れでもカップルでも楽しめるイベントが満載でしたね。
じっくりと梅を観察したい人にも、わいわいと春のイベント楽しみたい方にもオススメです!
今年のお花見始めは、「南楽園」梅まつりで決定♪
抽選でペア10組・20名様に特別優待券をプレゼント!
日本庭園 南楽園の魅力をこの機会に楽しんでみませんか?
応募期間:2023年1月24日~2月6日
当選者の発表は賞品の発送をもってかえさせて頂きます。
■ 南楽園 梅まつり
開催期間/2023年1月28日(土)~3月5日(日)
開園時間/9:00~17:00
※2月10日~12日/2月17日~19日は、17時~20時まで延長開園。
開催場所/日本庭園 南楽園
住所/愛媛県宇和島市津島町近家甲1813
料金/【大人】310円【65歳以上・小中高生】150円【小学生未満】無料
お問い合わせ/0895-32-3344
日本庭園 南楽園 公式HPはこちら
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