香川県高松市の世界が羨む美しい庭園「栗林公園」で、ほっと一息お抹茶と梅見

こんにちは！さきちです。
まだまだ寒い日が続きますが、早春を感じる花がちらほら咲き始めましたね！

普段は花より団子なのですが……梅の見ごろは、2月上旬～3月下旬。
今がベストタイミング！ということで、世界に誇る庭園「栗林公園」で梅見をしてきました。

「栗林公園」は文化財庭園の中で国内最大の広さを持ち、“ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン”（日本を訪れる外国人観光客向けガイドブック）で、「わざわざ旅行する価値がある場所」と最高評価を獲得した素敵なお庭です！
庭園内では食事やお茶も楽しめるんですよ♪
大きさは東京ドームの3.5倍。

さてどこから回ろうか……と園内マップを眺めていると、ボランティアガイドの明尾さんからお声がけしてもらいました！

「栗林公園」は見どころ満載でパンフレットにも約30カ所のポイントが紹介されています。
それらを効率良く、しっかりと解説してもらえるので、絶対にガイドをお願いした方がいいですよ！
南庭を中心に1時間ほど案内してくれます。

入ってまず目を引くのは、松！
“栗林”という名前ですが、園内で一番多いのは松だそうです。
職人によって約300年手入れされてきた松は、まるで盆栽のような美しさ。
しみじみと松を鑑賞する機会がなかったのですが、梅見に来たことを忘れるほどの美しさでした。

とくに、「鶴亀松」は園内でも最も姿が美しいと言われていて、素人の私が見ても感嘆してしまうほど！
そして園内に2本だけある“五葉松”は、その名の通り一つのところから葉が5つ出ている松。
ぜひ落ちている葉っぱを観察してみてくださいね！
散策に疲れたら休憩できるスペースやお茶屋もたくさんありますよ。

紫雲山を背景に6つの池と13の築山を配した「栗林公園」の原型は、約400年前の讃岐国（現・香川）領主・生駒氏によりできあがり、江戸時代に高松藩主・松平頼重公に引き継がれ、明治維新まで松平家の下屋敷として使用されました。

なので、お庭が素敵なのはもちろんのこと、現存する建物もとっても貴重で見どころのひとつ！
特に私が好きだったのは「掬月亭（きくげつてい）」です。

池や庭を見渡せるように柱の間隔が広く取られていて、雨戸も邪魔にならないように回転して一カ所に集められるようになっているという、まさに美しい景観を楽しむために作られたような建物です。

「掬月亭」では、予約なしで誰でもお茶席が楽しめます♪
讃岐和三盆を使用した栗まんじゅう「献上栗」の上品な甘さと、お抹茶の爽やかな苦みがベストマッチ。

見渡すと開けた視界に美しい庭園。
開放されているので寒いのでは？と思ったのですが、ホットカーペットが敷かれているので足元ぽかぽかです。

贅沢なひと時を過ごして、なんだか高貴な身分になった気持ちでした。
園内には南湖周遊和舟も出ていて、約30分かけて船頭さんの解説を聞きながら湖から庭園を眺める特別な景色を楽しめます。

私はお庭をじっくり見ていて閉園時間が近づいてしまったので、今回は断念。
予約もできるようなので、次回乗船してみようと思います！

最後に本題の梅見ですが、南庭と北庭の二カ所に梅園があり、南は72本、北は77本の梅が楽しめます。
梅と桜の標本木もあるので、「栗林公園」の開花が香川に春の訪れを告げるとも言えますね。

その他にも花しょうぶや楓も有名で、どの季節に訪れても楽しめること間違いなしですが、折角なので見頃の梅見に出かけてみませんか？
高松市中心部にあり好アクセスで、周辺にも有料駐車場がたくさんあります。

さらに！今は外国人観光客が例年ほど多くないそうなので、ゆっくり見て回れるチャンスですよ～。
梅は目に美しいだけでなく、とってもいい香りがするのでぜひ足を運んでみてほしいです！
春の匂いがしますよ♪

特別名勝 栗林公園
開催日／年中無休
開催時間／5:30～19:00　※季節により異なる
開催場所／栗林公園（香川県高松市栗林町一丁目20番16号）
駐車場／あり 大型13台・普通62台・障害者用3台（普通 東門30台、北門32台）
料金／大人410円、小人170円（団体／大人330円、小人140円　※20人以上）
問い合わせ先／栗林公園観光事務所　TEL.087-833-7411
URL／https://www.my-kagawa.jp/ritsuringarden