なかやま栗まつりで、伊予市中山町の特産栗をゲット!
日本3大栗の一つ、希少な中山栗を食べてみて!
女子が大好き!秋の味覚、「いも・くり・なんきん」。
芋・栗・南京(カボチャ)の中でも、愛媛県は「栗」が自慢です。
愛媛県のほぼ中央に位置する、伊予市中山町。
中山町を代表する特産に「中山栗」がありますが―…
日本3大栗の一つにも数えられ、その味わいは日本一!と噂されるくらい、スゴイ栗なのです!
大粒でホクホクと美味しい中山栗の魅力や、中山栗を味わい尽くせる「なかやま栗まつり」のイベントをご紹介いたします。
なかやま栗まつりは、3歳くらいの小さな子どもから、おばあちゃんおじいちゃんまで、みんなが楽しめるお祭りなので、この記事でぜひ予習していってくださいね。
江戸の将軍にも愛された献上栗、『中山栗』
栗と人間の歴史は古く、約5000年前の縄文時代から食べられていた形跡があるようです。
ビタミンB1をはじめ、全体的にバランスよく栄養成分が含まれている、優れた食材の『栗』。
平安時代の初期には、京都の丹波地域で栽培が始まり、全国に広がっていきました。
愛媛県では16~17世紀には栗が栽培されていた、と日本最古の農業書「新民鑑月集」に記録があります。
江戸時代、寛永(1624年~1643年)に、大洲城主・加藤泰興が参勤交代の際に中山栗を献上し、三代将軍・徳川家光から賞賛されたそう。
それからも愛媛県では栗の栽培が続き、都道府県別の栗の生産量は…茨城・熊本に続き、なんと第3位!
後継者不足などで徐々に生産量が減少の傾向にありますが、愛媛は栗の名産地なのです。
中山栗はどうして美味しいのか
愛媛県くり品評会で、最優秀賞の農林水産大臣賞を受賞した経験のある、栗農家の三ツ井守恵さんにお話を伺いました。
寒暖の差が大きいほど、実が甘くなる性質をもつ、栗。
中山町は、昼夜の寒暖差が大きい気候・水はけの良い肥沃な土壌・豊富な降水量など、良質な栗が育ちやすい条件が整っているため、大粒でほこほことした甘みのある栗ができるのだそう。
【伊予市の特産品】中山栗の収穫のようす
「栗というものは、そのまま放っておいて美味しくできるものではありません。
案外デリケートな作物なのです。
剪定し、施肥し、除草し…、適切な収穫時期を見計らい、手作業で一つ一つを収穫する。
そういった地道な基本管理が、美味しい栗を作る上で重要です。」と三ツ井さん。
栗の祭典!なかやま栗まつり
9月23日(月)の秋分の日に行われる、今年で第32回目の『なかやま栗まつり』。
栗の里公園や野外音楽広場を舞台に、栗にまつわるイベントが盛りだくさんの一日となっています。
中山の栗農家が心を込めて作った栗を、お得に味わえるチャンス!
ゆで栗の試食や、イガ栗のプレゼントもありますよ。
※イガ栗プレゼントは2回、先着250名。プレゼント時間は当日、開場で発表されます。
なかやま栗まつりで味わえる、栗の品種
中山で育てられている品種は多く、早生の日向(ひむか)・大峰(おおみね)・4号(よんごう)、中生の紫峰(しほう)・銀寄(ぎんよせ)・筑波(つくば)、晩生の石鎚(いしづち)・岸根(がんね)などの約8種。
なかやま栗まつりが開催される時期は、「中生」にあたるので、紫峰・銀寄・筑波の出品が多くなります。
特に「銀寄」は人気が高く、大粒で美味しいと評判です。
最高に美味しい栗をゲットしよう
9月末は、栗が一番美味しい時期。
この時期に、最高に美味しい栗を食べてみたいと思いませんか?
なかやま栗まつりでは、栗果実の品評会を行っています。
およそ50点以上の出品栗の中から、大きさ・粒ぞろい・艶などを審査された上位5品が、オークションにかけられるので、中山栗の中でも最高ランクの栗を入手できるチャンス!
ちなみに去年は24粒入り(およそ1kg)が、15,000円ほどで落札されたそう。
中山栗についてのお話を伺った三ツ井さんが育てた栗は、なんと3年連続で、最高賞の県知事賞を受賞しています。
オークションへの参加は自由。
ぜひ、至高の中山栗をゲットしてください!
知識で掴め!中山栗
誰でも参加OKの「伊予市のオススメ品〇×クイズ大会」で優勝して、中山栗5kgをゲットしよう!
優勝を逃しても、上位5人には中山栗1kgがプレゼントされますよ。
「オススメ品なんて分からないわ…」と肩を落とさないで!
栗まつりの前に「7つの施設」を巡ってみてください。
実は、クイズのヒントや答えが掲示されています!
道の駅なかやま、なかやま特産品センター、花の森ホテル、なかやまフラワーハウス、手作り交流市場 町家、ウェルピア伊予、ふたみシーサイド公園の7施設のレジ付近で、A4サイズの額に入ったヒントを探してみてくださいね。
7ヵ所全て回れば、優勝の道が開かれる・・・かも!?
当日、2回チャンスがあるので、ぜひ挑戦してみてください。
※11:00~11:30、14:00~14:30の2回開催です。
中山栗をその手で掴む!
1回100円で参加できる「栗のつかみどり」で、文字通り栗を掴もう!
また、小学3年生以下を対象とした「栗ひろい大会」も開催!
※10:00~10:40、13:00~13:40の全2回。各回81人、合計162人が参加可能。
※参加するには、伊予市観光協会への事前申し込みが必要です。
現在、中山町には観光栗園がありません。
中山栗の栗拾いができるのは、この日だけ!お見逃しなく!
栗三昧!生徒さん考案レシピのスイーツも!
出店コーナーでは、毎年人気の「焼き栗」をはじめ、栗すし・栗おこわ・栗ようかんなど、栗を堪能できる栗料理が勢ぞろい!
また、中山栗と河原学園の夢のコラボが実現したブースも!
河原学園の生徒さんが考案したレシピを、地元菓子店の「久保まんじゅう屋」・「新岡製菓」が商品化するという、限定スイーツが登場します。
「シュークリーム」、「マドレーヌ」に加え、愛媛スイーツコンテスト2018で、金賞を受賞した「和洋折衷のスイーツ」の3種。
先着50名様限定で、無料試食会も開催されますよ。
試食後は、アンケートにご協力くださいね。
栗を持ち帰って、美味しくいただいて
なかやま栗まつりでは、実にさまざまな手段で中山栗を手に入れられます。
手に入れた栗は、できるだけ早くビニールに袋に包み、冷蔵庫で保管してください。
皮も堅く、長持ちしそうな見た目をしている栗ですが、鮮度が落ちるスピードは速いのです。
栗農家、三ツ井さんのオススメの食べ方は「ゆで栗」。
美味しく食べるポイントは、栗をある程度乾燥(一日ほど天日干し)させた状態にして茹でること。
茹で方は、鍋に栗が漬かる程度の水を加え、塩を少々加えて、40~50分ほど強火で茹でます。途中、2~3回よくかき混ぜるのがコツ。
三ツ井家では、あえて塩を入れずに作るそうですよ。
最もオーソドックスな食べ方ですが、栗の風味や食感を存分に味わえる、とても贅沢な食べ方です。
大物演歌歌手が、男心を歌う!
野外音楽広場のステージイベントでは、演歌の王道!大川栄策ショーも開催されます。
おじいちゃん・おばあちゃんと一緒に、秋空の下で渋い歌声に圧倒されてみませんか?
※12:30~13:00、15:10~15:40の2回公演です。
※大川栄策…昭和23年生まれの演歌歌手。「さざんかの宿」が大ヒットし、昭和58年にレコード大賞を受賞したほか、NHK紅白歌合戦にも出場した経験のある実力派。曲数も多く、カラオケファンから圧倒的な支持を受けている。
栗の美味しい季節に、栗の美味しいお祭り。
いも・くり・なんきんを愛する女性は、参加しない訳にはいきませんね!
なかなかできない貴重な体験がギュッと凝縮された一日が待っていますよ!
■第32回なかやま栗まつり
開催日時:9月23日(月) 10:00~16:00
開催場所(施設)名:栗の里公園
開催住所:愛媛県伊予市中山町中山
お問い合わせ先:伊予市観光協会
お問い合わせTEL:089-994-5852
イマナニで「第32回なかやま栗まつり」の情報を見る