【令和6年度愛媛県・松山市連携事業 「古代いよ発掘まつり」 展示会 「掘ったぞな松山2024」 愛媛/松山市】 古代から現代までつながる歴史ファン必見イベント!

  

2024年7/20〜9/16開催! 縄文から近世まで幅広い時代の遺跡、出土品を熱く紹介!

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「掘ったぞな松山2024」は、その名の通り松山市内で発掘調査した遺跡やその出土品、前年度に刊行した調査報告書に掲載した考古資料をいち早く紹介する展示会です。

今回は縄文時代から近世までと幅広い時代の遺跡・出土品を紹介しています。
具体的な遺跡や出土品について少しだけご紹介しますので、興味がわいた方はぜひイベントに足を運んでみてくださいね。

松山市桑原で行われた「桑原西稲葉遺跡6次調査」では、古墳時代の竪穴建物や掘立柱建物、溝の跡が発見されました。
特に溝からは完形品の須恵器(すえき)や水晶製の切子玉などが見つかっています。

須恵器とは古墳時代から平安時代にかけて日本で生産された青灰色の硬い陶質土器のことです。
切子玉は古墳時代から奈良時代にかけて装身具に用いられた細長いそろばん玉のようなもの。

この発掘成果は、古代の暮らしや文化について新たな知見を提供してくれることでしょう。

また、松山市朝美辻にある「朝美辻遺跡4次調査」では、近世の遺構や遺物が多く残っていました。
調査地近辺には、かつて松山藩の番所(ばんしょ)があったという伝承があり、その関連性が注目されています。

このほかにも、松山市内の岩崎遺跡、辻町遺跡、松山城三之丸跡など計12の遺跡について紹介しているので見どころ満点です。

石勾玉を実際に作れる体験教室や報告会もあり

展示会では、紹介している遺跡について詳しく解説する報告会を2回開催する予定です。

1回目は7月27日(土)、2回目は8月24日(土)で、時間はいずれも10時から12時までとなっています。
事前申し込みは不要で、当日会場にお越しいただければ参加できますのでお気軽にお越しください。

さらに、古代体験教室として8月10日(土)と8月28日(水)に「石勾玉づくり」を開催予定です。

石勾玉とは主に縄文時代から古墳時代にかけて作られていたアクセサリーで、身分や位を表したり、先祖とのつながりを持ったりと古代の人には思いの深いものでした。

詳しい開催スケジュールは以下です。
【8月10日(土)】
①9:30~10:30、②11:00~12:00、③13:30~14:30、④15:00~16:00

【8月28日(水)】
①10:00~11:00、②13:30~14:30
古代の技術を体験しながら、楽しく学ぶことができる貴重な機会です。ぜひご家族やお友達と一緒にご参加ください。

いずれも受付は30分前で事前予約不要の当日受付です。
対象は小学生以上(小学生は保護者同伴)、定員は各40人程度、参加費は1人300円(材料代)

松山市内の貴重な遺跡や出土品を紹介する「掘ったぞな松山2024」展示会は、歴史や文化に興味がある方にとって絶好の機会です。
様々なプログラムが用意されていますので、ぜひお子さまと一緒に足を運んでみてくださいね。

■ 令和6年度愛媛県・松山市連携事業「古代いよ発掘まつり」展示会「掘ったぞな松山2024」
開催日/2024年7月20日〜9月16日
開催時間/9:00〜17:00(入館は16:30まで)
開催場所/松山市考古館
住所/愛媛県松山市南斎院町乙67-6
料金/観覧料無料
お問い合わせ/松山市考古館(089-923-8777)
松山市 公式HPはこちら
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reported by イマナニ編集部 二木えりか
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