【奈良山等妙寺史跡公園オープン記念シンポジウム 愛媛/鬼北町】 今によみがえる、特別な儀式
2024年12/21・22開催 立体復元された如意顕院跡で感じる本質的価値
愛媛県の鬼北町に「奈良山等妙寺史跡公園・歴史交流館」が2024年9月よりNEWオープン!
等妙寺旧境内は、今からおよそ700年前の鎌倉時代末、日本天台宗を開いた最澄の教えを広め、乱れた世を仏の道で導くため創建された山寺跡です。
その歴史的価値を分かりやすく、より本質にせまるシンポジウム・関連イベントが12月21日・22日に開催決定!
21日(土)に開催される記念シンポジウム「国史跡等妙寺旧境内―歴史的価値とこれからの活用を考える―」では、『奈良山等妙寺歴史交流館』にて寺井良宣氏、坂井秀弥氏ほか、講師・パネリストをお招きして、かつて中世等妙寺で行われていた「重授戒灌頂(じゅうじゅかいかんじょう)」という特別な儀式に込められた思想や哲学など歴史的な価値を明らかにし、史跡の更なる活用についてともに考えます。
重授戒灌頂(じゅうじゅかいかんじょう)は、12年の間、学問を修め厳しい修行を積んだ僧に資格を与えるという特別な儀式。
かつて等妙寺旧境内でも行われていた儀式は、現在、天台真盛宗総本山西教寺(滋賀県)の授戒道場にて受け継がれています。
『奈良山等妙寺歴史交流館』では、その様子を360度VRで体験できるタブレットも常設!
臨場感伝わる展示になっていますので、こちらも要チェック♪
見て、体験して、より深く感じよう
22日(日)に開催される「修行体験イベント(声明編)―かつて修行に励んだ僧侶の息吹を体験しよう―」では、天台宗四国教区・天台宗四国教区仏教青年会の皆様による声明演奏を鑑賞し、かつての寺院や修行の雰囲気が追体験できます。
声明(しょうみょう)とは、経典に旋律抑揚をつけた仏教音楽です。
中世等妙寺は京都法勝寺を中心に、天台の戒律を授けることが認められた地方戒場の一つで、戒壇を有し、「授戒(じゅかい)」という儀式を重視した寺でした。
本イベントではかつて中世等妙寺にて執行されていた特別な授戒、「重授戒灌頂(じゅうじゅかいかんじょう)」の際に演奏されていた声明を間近で鑑賞できます!
かつての寺院や修行の雰囲気を体感できる貴重な機会です!
ぜひ参加してみてくださいね♪
- ■ 記念シンポジウム「国史跡等妙寺旧境内―歴史的価値とこれからの活用を考える―」
- 開催日/2024年12月21日(土)
- 開催時間/13:30~17:30
- 会場/奈良山等妙寺歴史交流館
- 講師/寺井良宜氏、坂井秀弥氏ほか
- ■ 修行体験イベント(声明編)―かつて修行に励んだ僧侶の息吹を体験しよう―
- 開催日/2024年12月22日(日)
- 開催時間/10:30~12:00
- 会場/奈良山等妙寺歴史交流館
- 演出/天台宗四国教区・天台宗四国教区青年会の皆様
- ■ 奈良山等妙寺歴史交流館
- 住所/愛媛県北宇和郡鬼北町大字中野川1093番地
- 開館時間/9:00~17:00
- 休館日/毎週火曜日、年末年始(12月29日から1月3日)
- 入館料/無料
- お問い合わせ/0895-49-4685
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