【弓放し 愛媛/今治市】 続く伝統 「弓放し」 -地域に根付く神事-

  

2025年2月11日 喜多浦八幡大神神社で開催!

弓放し1

「弓放し」ってご存知ですか?
毎年建国記念の日になる2月11日、今治市伯方町の喜多浦八幡大神神社で行われる伝統行事です。

弓放しは天明の大飢饉(1783~1788)の後、五穀豊穣や無病息災を祈るために始まり、230年以上の歴史があります。
今治市の指定文化財であり、伯方町唯一の無形文化財として、地域の誇りとなる重要な神事なんですよ!

【弓放し 愛媛/今治市】 続く伝統 「弓放し」 -地域に根付く神事-

「弓放し」では、中学生6名が射手を務めます。
神聖な役を担い、白装束に烏帽子という伝統的な装い。
当日は当家(社務所)でお祓いを受けた後、神社の社殿に進み、神前に弓矢を供えて祈祷を受けます。

この弓矢には神霊が込められており、少年たちは厳粛な儀式の中でその弓矢を携え的場へ。
射手たちは事前に10日間もの練習を重ね、矢を放つ所作や動作を細部まで魅せます。

一つ一つの動作は古式に則り、祈りが込められた厳かなもので当日の的場では、射手たちが的に矢を放つ前の所作も見どころです。
緊張感と儀式の美しさに皆さん、きっと引き込まれますよ。

【弓放し 愛媛/今治市】 続く伝統 「弓放し」 -地域に根付く神事-

射手が担う厳粛な役割と所作

「弓放し」の大きな特徴は、その年の恵方によって的場の方角が変わる点です。
毎年異なる方角に矢を射ることで、新年の運気を取り込むという意味が込められています。

射手たちの練習の成果や当日の集中力にも注目!

【弓放し 愛媛/今治市】 続く伝統 「弓放し」 -地域に根付く神事-

初めて射手を務める中学生たちの緊張感や、的に矢が命中したときの達成感は、観覧者にも感動を与えてくれます。

的場での一挙一動に込められた祈りや想いを感じながら、この伝統行事を楽んでみるのはいかがですか。

【弓放し 愛媛/今治市】 続く伝統 「弓放し」 -地域に根付く神事-

静まり返った会場で響く弓矢の音、射手たちの姿、そして的場の神聖な空気感は、この行事でしか味わえない魅力です。

長い歴史を持つ「弓放し」が持つ祈りの力と伝統の美しさを皆さんも会場で感じてみてはいかがでしょうか。

  • ■ 弓放し
  • 開催日/2025年2月11日(火)
  • 開催時間/13:00~15:30
  • 開催場所/喜多浦八幡大神神社境内
  • 住所/愛媛県今治市伯方町北浦甲2463
  • 料金/無料
  • お問い合わせ/喜多浦八幡大神神社社務所
  • 電話番号/0897-73-0634

今治市 公式HPはこちら

reported by イマナニ編集部 おまい
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