【第71回 不器男忌俳句大会 愛媛/松野町】 早世の俳人、芝不器男を偲ぶ俳句大会

  

2025年2月16日開催 松野町出身の偉人、芝不器男の功績を讃える

不器男忌俳句大会1

松野町出身の俳人、芝不器男(しばふきお)を偲ぶ不器男忌俳句大会。
71回目となる今回は2025年2月16日に松野町役場庁舎2階大会議室で開催されます。

【第71回 不器男忌俳句大会 愛媛/松野町】 早世の俳人、芝不器男を偲ぶ俳句大会

当日は事前に募集された俳句の中から優秀作を受賞する式典の開催、俳句の句評や落語家の三遊亭圓馬氏による講演など俳句好きにはたまらない催しが執り行われます。

芝不器男が愛した俳句の世界を堪能できる時間を過ごせることでしょう。

26歳10ヶ月の短い生涯を俳句に捧げた人生を垣間見る

【第71回 不器男忌俳句大会 愛媛/松野町】 早世の俳人、芝不器男を偲ぶ俳句大会

芝不器男は明治36年(1903年)4月19日、北宇和郡明治村(現松野町)松丸で生を受けました。
ペンネームなのではないか? と思われている方も多いであろう不器男という名前。

実は本名だそうで、父親が論語の「君子不器」(君子ハ器ナラズ=人間は一つの器にとどまらないで、全人的完成をめざすべき)から命名したと言われています。

【第71回 不器男忌俳句大会 愛媛/松野町】 早世の俳人、芝不器男を偲ぶ俳句大会

不器男が作句活動に入ったのは1923年のころで、1925年秋には吉岡禅寺洞の「天の川」1月で巻頭を飾り広く注目を浴びる存在となりました。

私生活でも結婚し順風満帆かと思われましたが、その後病魔に侵され1930年2月24日、福岡市薬院庄の仮住まいで26歳10ヶ月の短い生涯を閉じることとなりました。

限られた時間の中で不器男が生み出した作品の数々は今を生きる人々の心にも強く訴えるものがあります。

【第71回 不器男忌俳句大会 愛媛/松野町】 早世の俳人、芝不器男を偲ぶ俳句大会

会場周辺には芝不器男の生家を資料館として修復した「不器男記念館」や、俳句の刻まれた句碑を巡る「俳句の小径」もあります。
こちらも訪れておきたいスポットですね。

1955年2月24日に不器男の代表句である「あなたなる夜雨の葛のあなたかな」が刻まれた句碑の除幕とともに第1回大会が開催された歴史と伝統の俳句大会「第71回不器男忌俳句大会」。

ぜひ当日は会場に足を運んでみてくださいね。

【第71回 不器男忌俳句大会 愛媛/松野町】 早世の俳人、芝不器男を偲ぶ俳句大会

  • ■ 第71回 不器男忌俳句大会
  • 開催日/2025年2月16日
  • 開催時間/13:00〜16:00
  • 開催場所/松野町役場庁舎2階大会議室
  • 住所/愛媛県北宇和郡松野町大字松丸343番地
  • 料金/無料
  • お問い合わせ/松野町教育委員会
  • TEL/0895-42-1118

松野町 公式HPはこちら

reported by イマナニ編集部 もり氏
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