【第10回 鬼の造形大賞作品展示 愛媛/鬼北町】 「鬼」 に見守られた町でアート溢れる百鬼夜行!? 【PR】
2025年8月31日まで開催 鬼のウォールアートをめぐる町内散策も♪

全国の自治体で唯一「鬼」がつくことで知られている、愛媛県鬼北町。
そこで毎年開催されている、アートな百鬼夜行をご存知ですか?
その名も【鬼の造形大賞】。
今年は記念すべき第10回のコンテストで、応募作品総数も過去最高!
全国から様々な“鬼”が大集合していますよ~!!
「竹谷隆之/鬼北町」(鬼王丸)
平成27年には、造形作家・竹谷隆之と世界的フィギュアメーカー・海洋堂により、「道の駅 広見森の三角ぼうし」に“鬼王丸(おにおうまる)”が、翌年には「道の駅 日吉夢産地」に“柚鬼媛(ゆきひめ)”がお披露目され、鬼北町を代表する観光名所となっています。
全長5mと、遠くからでも存在感を放つ鬼王丸ですが、実は肩に鬼北名産のキジを乗せています。
「海洋堂/鬼北町」(柚鬼媛)
優しい表情をしたこちらの柚鬼媛は、鬼北町の守護鬼のお母さん。
腕に抱いているのは幼子の鬼王丸です。
こうした取り組みをきっかけに、“鬼の棲む町”として、鬼をテーマにした町おこしがスタート。
全国へ向けて「鬼の造形物を募集しよう!」と【鬼の造形大賞】が開催されました。
鬼の造形大賞って?
日本全国、さらには海外からも応募があり、今までの応募作品総数は720点を超えた本コンテスト。
今年は108作品の応募があり、10年連続で応募している方や美術系の学校に通う方、親子で応募する方など、様々な思いがこめられた作品ばかり!
プロ・アマ・年齢・性別を問わず、「鬼」をモチーフにした立体作品なら一人何点でも応募可能です。
協賛団体からの支援もあり、賞金総額はなんと50万円以上!
しかし、鬼といえば……怖~い作品ばかりなの!? と心配になりますよね。
子ども連れで遊びに行くのはちょっと…と二の足を踏んでいるあなた。
安心してください!
こんな可愛らしい作品もありますよ~。
こちらは鬼北町長賞を受賞した『木目込み守護鬼』。
作品には作者紹介と作品紹介があり、ユニークな技法や鬼たちのストーリーなどに触れられます。
『木目込み守護鬼』は、慈愛の心を持って、人間の正義を見つめ悪の道に進もうとする者に立ち塞がる守護鬼。
280年もの歴史を持つ木目込み人形の技法を取り入れて制作されているそうです。
このように、材質も作り方も自由!
その人なりの“鬼”が表現され、ほんと~にいろんな世界観の作品を見られますよ!
ガラスの作品もありますよ~!
すりガラスの中に見える青い玉は、鬼の魂。
とっても可愛らしいフォルムだなぁ~と見ていたのですが、「ガラスが割れると青鬼が飛び出しますのでご注意ください」とコメントが…。
今年はどんな作品が犇めき合っているのか…
紹介しきれないほどの素晴らしい作品の数々と、それぞれに込められた作者の想いやストーリーがある本コンテスト。
じっくり展示を見ているとあっという間に時間が過ぎてしまいますが、その中から一部、今年の作品をご紹介!
入り口でみなさまをお出迎えする、優し気な表情が特徴のこちらの作品は、『鬼娘』。
伊予の国の豊かな山々ですくすくと育った、お昼寝が好きな鬼のお姫様です♪
「鬼」がモチーフならなんでもOKなので、中にはこんな作品も。
『鬼の剣』は、工場で規格外となった、骨折の時に使うギプスの廃材で作られたものだそうです。
今回の最小の作品は、『純銅製ミニ酒吞童子のネックレス』。
背中の酒を入れた瓢箪まで作り込まれています!
とはいえ、大きさはペンダントトップほど。
来場者がじっくり見られるようにと、虫眼鏡も用意されているので、隅々までじ~っくり鑑賞してみてくださいね♪
そして、今年の最優秀賞は『善鬼よ、平安に導き賜え』。
こちらはなんと、新聞紙リサイクルアート!
人の背丈ほどもある作品と、細部まで表現された筋肉や表情は、新聞紙とは思えないほどの迫力。
最優秀賞と優秀賞は全審査員による投票で決まるとのことで、今回の最優秀賞は過半数を獲得して満場一致での受賞だったそうですよ!
賞は全部で15個あります。
協賛企業による賞は、審査員の独断で決まるとのことで、企業のカラーや時代が反映されやすいかも!?
受賞した作品には分かりやすい目印があるので、今年はどんな作品が選ばれたのかお楽しみに♪
鬼の造形大賞作品が見られる場所は?
展示期間は2024年11月29日(金)~2025年8月31日(日)。
鬼北町歴史民俗資料館の1階にて、全作品を展示しています。
※展示期間については、展示物の入替等の都合により終了する場合があります。 展示終了につきましては決まり次第公式サイトに掲載されます。
取材日は全国的に大寒波!
愛媛でも珍しく雪が降り積もり、歴史民俗資料館のある日吉地区でも、過去に例を見ないほどの積雪でした。
駐車場もあるのですが、この日は利用できず。
住民総出で雪かきをしていましたよ!
普段は30台ほど駐車可能です。
周辺には「武左衛門一揆記念館」、「明星草庵」、「大野作太郎地質館」もあり、鬼北町の歴史を訪ねるスポットにもなっています。
子ども達の遊び場にもなっているようで、この日はかまくらができていました!
まだまだ尽きない“鬼”と“鬼北町”の魅力
鬼北町では、まちなかも“鬼”と共に賑わっていますよ!
空き店舗の壁面や、人通りの多い場所などに「鬼のウォールアート」を実施。
こちらも「鬼」をモチーフとした壁画制作を募集したところ、全国より20作品近くのデザインの応募がありました!
「鬼のウォールアート」に選ばれた作品は、実際に応募者が現地に来て作品を描き上げます。
2025年に入り制作されたのは、こちらの2作品。
「宇和島ケーブルテレビ 鬼北局」壁面には、力強い鬼の顔がドドンと登場!
カラフルな色使いと、じっとこちらを見ているような強い眼差しから元気がもらえる作品ですね!
「介護老人保健施設たんぽぽ」の前には、こちらのポップな作品が完成!
どの作品も各作者の想いがこもった素敵な仕上がりになっていますので、ぜひ足を運んでみてくださいね♪
そして、今までの作品の中には、こんな半立体のウォールアートも!
下を通り過ぎる時に鬼に踏まれそうでひやひやしちゃいますね。
2019年から始まったこちらの取り組みは、鬼北町で唯一の高校「北宇和高校」美術部のみなさんにも協力してもらっています。
当時高校生だった作者が、大学生になり、地元に帰って来た時には必ず立ち寄るという場所。
そうした町の思い出の場所としても、「鬼のウォールアート」はみんなに愛されています。
現在「JR近永駅」を中心に12作品を公開中です。
歩いて見て回れる距離にもいくつか作品があるので、ゆっくり鬼北町観光をしながら、まちなかの鬼を探してみてくださいね♪
- ■ 第10回 鬼の造形大賞作品展示
- 開催期間/2024年11月29日(金)~2025年8月31日(日)
- ※展示期間については、展示物の入替等の都合により終了する場合があります。 展示終了につきましては決まり次第公式サイトに掲載されます。
- 開催場所/鬼北町歴史民俗資料館1階
- 住所/愛媛県北宇和郡鬼北町大字下鍵山425番地
- 開館時間/9:00~17:00
- 休館日/毎週月曜日
- 入場料/大人200円
- 駐車場/あり 30台
- お問い合わせ/0895-44-2666(鬼北町文化の丘・明星ヶ丘施設)
第10回 鬼の造形大賞 公式HPはこちら
[鬼北町]鬼の造形大賞 公式Instagramはこちら
鬼北町歴史民俗資料館 公式HPはこちら
鬼北町 鬼のウォールアート 公式HPはこちら