【鬼北町にぎわい塾】約700年前の山寺でラジオ体操!?等妙寺トレッキング&修行体験へ(愛媛/鬼北町)
鬼北町「にぎわい塾」で等妙寺トレッキングを体験!
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愛媛県鬼北町で開催された「にぎわい塾」に参加してきました。
今回の舞台は、鬼北町中野川にある「奈良山等妙寺歴史交流館」と、その奥に広がる「奈良山等妙寺旧境内」です。

当日は、豊かな自然のなかを歩くトレッキングをはじめ、旧境内で般若心経を唱えたり、瞑想をしたり……。
普段なかなかできない体験が盛りだくさんでした!

さらにトレッキングのあとは、自分を支える「言葉」を見つけ、鬼北町の伝統的な和紙「泉貨紙」を使って作品をつくるワークショップにも参加しました。
歴史や自然に触れながら、自分自身ともじっくり向き合った一日の様子をレポートします。
約700年前の歴史が残る「奈良山等妙寺旧境内」へ

今回トレッキングしたのは、「奈良山等妙寺旧境内」。
約700年前の中世に栄えた山寺の跡で、現在も山のなかには当時の石積みや建物跡などが残っています。

スタート地点となる「奈良山等妙寺歴史交流館」では、奈良山等妙寺の歴史や発掘調査の成果などを紹介しています。
実は私、以前にも歴史交流館を訪れたことがありました。
しかし、そのときはワンピースにサンダルという、山を歩くには不向きな服装。
トレッキングは泣く泣く断念したため、今回は念願の初挑戦です!
自然のなかを歩きながら、等妙寺の歴史をたどる

歴史交流館を出発し、自然に囲まれた道を歩いて等妙寺旧境内を目指します。
道中では、立ち止まりながら等妙寺にまつわる歴史や史跡について教えてもらいました。
まず目に入ってきたのは、山道の両脇に並ぶ一対の「鬼のハニワ(通称:おにわ)」。
実は「おにわ」を焼く際に、旧境内の上部にある「地獄谷」の土を少し混ぜているのだそう。

これから歩く場所の土が使われていると知ると、ますますこの先が気になってきました。
「おにわ」に見送られながら、旧境内へ向けて進みます!
木々に囲まれた道を歩いていると、近くから聞こえてくるのは川のせせらぎ。
木陰は涼しく、自然を感じながら歩いていきます。

しばらく歩くと見えてきたのは、「カゴ池」の石積み。
水をためて利用していたとされる池で、奥には鎌倉時代末期ごろに積まれた石積みの跡が残っています。
さらに山を進むと、「福寿院跡」があります。
福寿院は、旧境内にあった12の寺院のうち最初に位置する院です。
当時は川の水を沸かし、現在のサウナのように蒸気を浴びて体を清めてから、聖なる領域へと入っていたのだそう。

ただ山道を歩くだけではなく、約700年前の人々がどのように暮らし、過ごしていたのかを想像しながら進めるのが、等妙寺トレッキングのおもしろいところです。
旧境内で修行体験!日常から離れて「今」と向き合う時間

トレッキングの先にたどり着いたのは、かつて本堂があった場所。
修行僧たちが過ごしていた場所で、今度は私たちも「修行体験」に挑戦します!
まずは「修行その1」として、全員でラジオ体操第1からスタート。
歴史ある本堂跡でラジオ体操をするという、なんとも不思議な組み合わせです。
トレッキングで歩いたあとの体をしっかりとほぐします。

続いて「修行その2」は、般若心経でした。
参加者全員で声を合わせ、自然に囲まれた旧境内で般若心経を唱えます。

そして最後の「修行その3」は、5分間の瞑想です。
楽な姿勢で座って目を閉じ、自分の呼吸に意識を集中させます。
瞑想中に雑念が浮かんできても、無理に消そうとしなくて大丈夫!
「潮が寄せては返すように、浮かんできた雑念を流す」と教えてもらい、私も実践してみます。

耳を澄ませると、風の音や鳥、虫の鳴き声が聞こえてきます。
風の匂いも感じながら、全身で「今」に集中しました。
普段の生活では、何もせずに5分間じっと過ごす時間はなかなかありません。
自然のなかで行う瞑想はとても心地よく、終わったあとは頭のなかがすっきりしたように感じました。
自分を支える「言葉」を見つけるワークショップ
修行体験を終えたあとは、歴史交流館に戻ってワークショップに参加します。
ここで「HARSHA COFFEE」さんのコーヒーと焼き菓子をいただき、ほっとひと息。

HARSHA COFFEEさんは、東京から鬼北町へ移住した店主が2023年にオープンしたお店です。
鬼北町産の米麹で作る「発酵あんこ」のお菓子など、地域の素材も取り入れています。
おいしいコーヒーと焼き菓子を楽しみながら、後半のワークショップがスタートします!

講師を務めるのは、書道家の「いち咲」さん。
「幸せな大人を増やしたい」という想いのもと、書道作品の制作だけでなく、自分の心の中にある想いを言葉にするワークショップなども行っています。
今回のテーマは、自分の好きな言葉や、自分を支えてくれる言葉を見つけること。
まずは、私たちが普段何気なく使っている「言葉」についてのお話を聞きます。

「ありがとう」と感謝を伝えたり、誰かを励ましたりする一方で、使い方によっては人を傷つけることもある言葉。
どのような言葉を使うかによって、日常も変わっていくというお話が印象に残りました。
さらに、自分の好きな言葉を持つと「思考と行動のブレない軸ができる」「何かに悩んだときに戻ってこられる」というお話も。

そこで今度は、自分にとって大切な言葉を探していきます。
用意されたシートの「心に響く言葉たち」の一覧を眺めたり、自分自身について考える質問に答えたりしながら、「自分はどんな言葉を大切にしたい?」とじっくり向き合います。
普段からたくさんの言葉に触れているはずなのに、いざ「自分を支える言葉は?」と聞かれると、これが意外と難しい……!
コーヒーを片手にあれこれ悩みながら、自分の心にしっくりくる言葉を探していきます。
鬼北町の「泉貨紙」に言葉と鬼を描いて完成!

作品にしたい言葉が決まったら、いよいよ作っていきます!
今回使用するのは、鬼北町で作られている伝統的な和紙「泉貨紙」です。
まずは下書き用の紙に、筆と墨汁を使って文字を書く練習をします。
練習を終えたら、いよいよ泉貨紙に自分で選んだ言葉を書きます。
文字が書けたら、鬼北町らしい「鬼」も描きます。

鬼の描き方を教えてくれたのは、宇和島市内で手形・足形アート教室を開いている木戸遥さん。
双子のお子さんの成長記録として手形・足形を残したことをきっかけに、現在は手形・足形アートの講師として活動されています。
今回は手形ではなく、指を使った鬼のアートに挑戦しました。

指にインクをつけてペタッとスタンプし、髪の毛や角、目、鼻、口を書き加えると、かわいらしい鬼のできあがり!
それぞれの指の形や描き方によって、個性豊かな鬼に仕上がります。
完成した作品は額に入れて飾れるほか、スマホケースに挟めるサイズも用意されていました。

等妙寺の歴史や自然に触れ、修行体験では「今」に集中し、最後は作品づくりを通して自分を支える言葉と向き合った今回の「にぎわい塾」。
体を動かして、自然を感じ、自分自身と向き合い、最後には自分だけの作品を形にする。
普段のおでかけとはひと味違った一日になりました!

「鬼北町にぎわい塾」は、今後も予定されています。
次回は、10月14日(水)に開催です。
「新しいチャレンジとこれから。」をテーマに、鬼北の学生とパネラーを交えて、これからの鬼北を語り合うトークセッションが行われる予定です。
次回のトークセッションでは、どんな話が飛び出すのでしょうか。
この記事を読んで「にぎわい塾、ちょっと気になる!」と思った方は、ぜひ次回のイベントにも参加してみては?


■鬼北町にぎわい塾
開催日/ 2026年10月14日(水)
開催時間/ 18:30〜20:30
開催場所/ 鬼北町多世代交流施設 チカナガぷらっとホーム
住所/ 愛媛県北宇和郡鬼北町近永669
参加費/ 無料
駐車場/あり
お問い合わせ/ 鬼北町企画振興課(0895-45-1111/担当:中川)