知識や経験がなくとも起業を目指せる!それが『いしづち編集学校』

  

人生のステップアップ!ココにあります。

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今の仕事に不満があるわけではないけれど、何か物足りない。
このまま定年までサラリーマンを続けるのかな…
子育てもひと段落したし、もう一度何かにチャレンジしたい!
心機一転、新たな場所で起業を目指したい!

そんな「何か」を探している人にこそ知っていただきたいのが、『いしづち編集学校』です。

この学校は、愛媛県の西条市と久万高原町、高知県のいの町と大川村の4つのエリアから成る「いしづちエリア」に密着した起業育成プログラムです。

起業って、とてもハードルの高いことのように感じるかもしれませんが、当校では、ゼロからのスタート大歓迎!
経験豊富な講師陣から「いしづちエリア」の自然・伝統・文化や起業・経営の基礎知識を学べるほか、実際に事業を起こし、成功されている方々の事例を聞くことができるのも大きな魅力です。

現状を考慮し、ただいま募集中の2期生からはWeb講座を中心に取り入れるので、より手軽に受講できるようになりました!

イマナニでは、そんな注目度上昇中の『いしづち編集学校』について、全8回の特集を企画!
4回目の今回は、1期生の田村裕太郎さんにインタビュー。

現在は合同会社さとらいふ代表、地域の宿泊施設「石鎚ふれあいの里」の所長として地域創生に取り組む田村さんに、『いしづち編集学校』での学びから得たもの、またその魅力などを聞いてきました。
「石鎚ふれあいの里」の豊かな自然とともに、田村さんのインタビューをお楽しみいただけたらと思います!

1期生の田村 裕太郎さんにインタビューしました!

【田村さんのぷちプロフィール】
田村 裕太郎
合同会社さとらいふ代表、Next Commons Lab西条 コミュニティディレクター。
新潟県新潟市出身。一橋大学経済学部卒。

学生時代、好きな田舎をより深く知ろうと思い立ち、人口360人の新潟県にある限界集落・粟島浦村を調査。地域の魅力と課題を感じたことで、地域創生に携わりたいとの想いを持つ。
一度東京で就職したが、「Next Commons Lab(以下NCL)」との出会いを機に地域創生へと舵を取り、2019年4月よりNCL西条の一員としてIターン。

その年の秋頃から限界集落である大保木地区へと移り住んだ。
2020年4月から「石鎚ふれあいの里」の所長にも就任し、地域創生に取り組んでいる。

【いしづち編集学校を受講したきっかけは?】

私は、地域資源を活かし、新たな事業を創出する「NCL西条」のメンバーとして西条市に移住しました。
NCLは全国に拠点があるのですが、中でも私が希望していた「限界集落と宿」というキーワードでヒットしたのが、西条の「石鎚ふれあいの里」を引き継ぐというプロジェクトでした。

「いしづち編集学校」を知ったのは、NCL西条に案内が来たことから。プログラム内容を見て面白そうだなと思い、参加を決めました。
いしづち編集学校は、起業を視野に入れた地域資源を活用できる人材の育成プログラム。

私はNCL西条での取り組みからすでに起業はしていましたが、純粋に学びの機会として魅力を感じました。
事業プランのブラッシュアップを図るためにも、これはチャンスだと思いましたね。

これから起業を目指す方が中心でしたが、私以外にも、起業してから参加した方は何名かいらっしゃいましたよ。

【田村さんが思う、いしづち編集学校の魅力は?】

いしづち編集学校は、いしづちエリアのことを知るだけでなく、ローカルで成功した人のノウハウや実際の起業体験を聞けたので、それがとても面白かったですね。
実体験を聞けるというのは本当に貴重です。
いろんな肩書きや方向性の講師の方を集めてくださっていたので、とても勉強になりました。

特に、なかなか講演の舞台に出てこないような、まさに現場で活躍されている方の話が聞けたのが良かったです。
それもいしづちエリアだけじゃなく、四国の地方で起業されている方。

例えば、第2期でも引き続き登場されますが、愛媛県内子町の「GOOD MORNING FARM」の齊藤美香さんも講演は今回が初めてとおっしゃっていました。
齊藤さんも、最初から大きなことをやろうということではなく、自分の手の届く範囲からスタートしたとおっしゃっていたのですが、現在ご活躍されている姿を見ると、「自分にもできるかな」と勇気をもらいました。

この地域で実現したいことがあって、そのプロセスとして参加するのはすごく勉強になるなと感じました。

【受講中、印象に残ったことはありますか?】

香川県高松市にある仏生山温泉の岡昇平さんが「地域で協業する方法を学ぶ」というテーマで講演されたとき、地域おこしに取り組む上で大切なことを教えてくれたんですね。
そのなかで、「地域を盛り上げない」ということを言っていたのにすごく納得がいきました。

盛り上げるというのは一過性のもの。
だから必ず盛り下がる時が来てしまう。
そうなると盛り上がる前より大変になってしまうんですよね。
脈々と、淡々とやっていくのが大事なんだなと改めて感じました。

あまり地域の枠を出過ぎないというか、外の人をどんどん呼び込むことだけに焦点を当てるのではなくて、地域の中だけで回していく意味合いでも、盛り上げ過ぎないというのは大切なことだと思いました。

実際に、仏生山温泉も地元の方がよく使われるというのを聞いて、やはりそうなんだなと。
それはとても印象的でしたし、自分の中でも再確認できたことでした。

【現在の活動について教えてください】

2020年4月から、「石鎚ふれあいの里」の所長を務めています。
ここは私が移住した大保木地区の宿泊施設で、ケビンやキャンプ場のほか、食堂も営業しています。

なので、食堂の方たちと一緒に、新商品開発にも携わっています。
今年の4月から石鎚おむすびやよもぎマフィンなどの新メニューも登場しました。

また、バーベキューやピザ窯もあるのでアウトドア料理も楽しめます。
ありがたいことに、今年の夏休みの週末は、ケビンやキャンプ場の予約はほとんど埋まってしまったのですが…。
意外と春や秋など気候のいい時期が狙い目です。

ただ、広く展開するよりも、持続していけるコミュニティを作りたいので、大きなイベントやPRはあまり考えていません。
それよりも、毎年きてくださる方を大切にしたいですね。

来てくださる方の満足度をもっと高めて、より密な繋がりを作っていくという方向性で考えています。
そして、この地域のファンを作っていきたい。私がこの地域に移住した意味でもありますから。
石鎚ふれあいの里公式HPはこちら

【ズバリ、今後の展望とは?】

私たち地域住民の仕事、例えば炭焼きや薪割り、梅やお茶の収穫って、都市部に暮らす人にとっては楽しい体験になると思うんです。

山には、地域の人だけでは収穫しきれず持て余しているお茶などの有休資源がたくさんあります。
ですから、それらを上手に活用する仕組みづくりを進めていければと考えています。

地域に眠る資源を都市の人に使ってもらう。
それが、集落と都市を結ぶスタンダードになれば、他の限界集落でも応用できると思いますから、まずはモデルとして確立させていきたいですね。

それから、やはりこの地域の住民だけでは「地域の中だけで回していく」にも限界があります。
ですから、もう少し広域で考えて…西条、愛媛、四国を同じ地域、経済圏として、それらとの定期的な関係を続けられる仕組みをたくさん持っていたいなと考えています。

田村さんに続こう!2期生の募集は7月31日(金)まで

大保木、かなり、いいところです(笑)。
そう教えてくれた田村さん。

25歳とまだまだお若いことにびっくり!
自然と共生し、おおらかに。

地域にどっしりと根を下ろしているような印象を持ちました。
一発花火ではなく、一歩ずつ、地域の人々と共に。
地域のファンを増やすことに情熱を注ぎ、一つひとつの活動にじっくりと取り組み、種を蒔き、丁寧に育てているのが伝わってきます。

『いしづち編集学校』を通して得られる知識や経験はもちろんですが、いしづちエリアに生きる人々とのつながりも大きな財産となります。
出合う人たちとのご縁を大切に、このエリアを一緒に盛り上げていくメンバーの一員になってみませんか?

2期生の募集はいよいよ7月31日(金)まで。
第2期いしづち編集学校プログラムでは、田村さんも講師として登場しますよ!
少しでも興味を持った方は、ぜひこちらにアクセスしてみてくださいね!

■ いしづち編集学校
開催日時:2020年8月6日(木)~2021年1月15日(金)14回開催予定
開催場所:Webセミナーが中心となりますが、フィールドワークなども予定しております。
お問い合わせ先:ソラヤマいしづち 担当 石川・日野
お問い合わせ電場番号:0897-47-6030
メールによるお問い合わせ先:ishizuchieditschool@gmal.com
ソラヤマいしづち公式HPはこちら
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reported by イマナニ編集部 KASAK
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