人生観が変わる!?愛媛県東温市のヨガスタジオ『コルマド』
コロナ禍で凝り固まったココロと身体を整えて、毎日を楽しく過ごそう!
2019年末から、新型コロナウイルスの影響で『お家時間』が増えましたね。
家族と一緒にいる時間が増えた一方で、自分の時間が無くなり、ストレスを感じることが増えた人も少なくありません。
新型コロナウイルス蔓延防止策として推奨されている「人との接触を避ける生活」により、お友だちとお茶やランチをしながらお話をしたり、大声で笑い合ったりすることができず、ストレス解消の場や機会も、随分と減ってしまいました。
在宅ワークやお家時間による運動不足で、筋肉も硬くなるし…
心の柔軟性も、低くなりがち…。
そんな心と身体のバランスを整えたい方にオススメしたいのが、『ヨガ』!
リラックスを目的としたヨガは、丁寧に身体をほぐしながら、腹式呼吸を行ったり、おやすみしたりすることで、かたまった身体をストレッチし、血流を促進させる効果があります。
運動不足も解消されるので、これから運動習慣を身に着けたいと思う方にもバッチリ。
ヨガとココロの関係
身体をほどよく動かすことで『ヨガが身体の調子を整えてくれること』は、ヨガ未経験者であっても理解できるでしょう。
しかし『ヨガがココロの調子を整えること』について、あまり理解できていない方もいらっしゃるのでは?
最近では現代人のストレス低減法としてビジネスや教育の分野においても「マインドフルネス(身体の五感に意識を集中し、現実をそのまま受け入れる)」が世界的に注目されています。
ヨガは、まさに「マインドフルネス」を実践するのに最適な手段ともいえます。
ヨガにおける「マインドフルネス」とは
「ヨガを行うことで、体の変化だけでなく、自分の思考の癖など自分の内面的な部分が浮き彫りになってくることは興味深いことです」と話すのは、ヨガスタジオ『コルマド』のインストラクター、桂浦美紀さん。
桂浦さん曰く、ヨガマットの上で行っている思考や行動は、マットから降りた日常生活にも現れる、とのこと。
実際に「オンザマット・オフザマット」という言葉もあります。
マットの上で心や体を鍛えるだけではなく、その気づきを日常でも生かしていくという意味です。
例えば、ヨガのレッスン中「他の人はできているのかな?」と常に周りが気になる人は、マットから降りた日常生活でも、周りと自分を比較したり人目を気にしたりしてしまいがち。
ヨガにおいて、ポーズがとれるようになることは、ゴールではないのです。
そのポーズができる・できないという「結果」ではなく、重要なのはその「過程」。
例えば、ヨガのポーズを行う時に、「できる、できない」と自分を評価するのではなく、どこが伸びでいてどこに緊張が残っているのか?という身体の感覚や、自分の呼吸はどうか、そして、それをしている私は、「今」どう感じているのか?ということに意識を向けます。
自分の身体や思考の状態を観察して、マインドフルな状態を体験していくのがヨガなのです。
『自分が完璧ではない』と知る
ヨガというと穏やかなイメージを持たれる方が多いのではないでしょうか。
しかし、ヨガをしていると、あるポーズが出来るようになっても、次に出来ないポーズが待っています。
「そういう意味では「できない」「痛い」「イライラする」というような自分の中のこういった感情を掘り起こされることもあり、ヨガをしているとそんな感情と向き合うこともあるんですよ」
「そんな練習の過程で、当たりまえのことですが自分の身体は完璧ではないことことに気が付きますし、理想を追いかけるのも良いけれど、それだけがヨガではないと思ったりもします」と桂浦さん。
完璧を求めるのではなく、でもできないからといって諦めない。
だからといって無茶はしない。
…そんな絶妙なバランスを探りながら学んでいくその姿勢は、育児・仕事など日常生活においても非常に役立つことでしょう。
ヨガにも人生にも「こうあるべき!」は無い
私たちは日常生活において、自分がストレスを感じる時「こうあるべき」と思っていないか、観ていく必要があります。
というのも、例えば「子供のごはんは母親の手作りであるべき」というように、私たちは物事の在り方に思い込みがあったり、そこに無意識に執着してしまったりしていることが多々あるからです。
そうすると、忙しくて料理ができなかった自分を責めるなど「そうではない」自分や状況が受け入れられず、そこにストレスが生まれます。
また、その価値観やこだわりが強すぎると、そうではない人が許せなくなることがあります。この場合だと、外食やスーパーのお惣菜に頼って家事をしている人をみて「あの人は母親失格だわ」と批判するようなケースです。
自分の思い通りにならないことがあったり、違う意見とぶつかることがあったりするのはごく自然なこと。
「価値観は人それぞれなので、自分が正しいと思うことを自分がやっていれば良いだけで、それを他人に強要する必要はないと、今は自然と考えられるようになりました」
そう語る桂浦さんは、JICA(国際協力機構)を通じ、2年間、カリブ諸島に浮かぶ『ドミニカ共和国』で暮らした経験から、「こうあるべき」という固定概念が良い意味で崩れたそう。
ドミニカ人は、自己肯定感が高く、自分のことが大好き。
「あなたって素敵ね!私も素敵でしょう?」そんな会話が日常に溢れていました。
ドミニカ人は今振り返ると、とてもマインドフルに生きていました。
みんな生き方がとても自由で、過去や未来のことを思い悩むのではなく、いつも「今」を楽しんでいました。
真の『豊かさ』は自分の心で決まる
桂浦さんが住んでいたドミニカ共和国は開発途上国ともいわれる国で、電気や水は不安定で、日本に比べて物質的な豊かさは十分ではありませんでした。
それでも、ドミニカ人の国民性は底抜けに陽気で、愛情深く、とてもマインドフルに生きる彼らの幸福度はとても高く、桂浦さん自身も毎日を本当に心から楽しく過ごす日々を体感したそうです。
また、桂浦さんがドミニカ共和国で学んだのは、『優しさとは想像力』だということ。
彼らの優しさは、人に何かをプレゼントしたり譲ったりする単純なものではなく、本質的なものでした。
人と意見が違うことがあっても、自分が正しいと信じこまず、先入観や思い込み抜きで、まずはそのまま相手を受け入れてみるということ。
人にはそれぞれ、その人にしかわからない理由があったりします。
それを見守りながら、自分は自分のできることをする。
自分と意見の違う人に対して攻撃したり嫉妬したりするのではなく、想像力をはたらかせて心地よく楽しくやり過ごす術をドミニカ人から学んだそう。
東温市のヨガスタジオ『コルマド』
桂浦さんは愛媛県東温市に、入会金・会員制なしの1回から通える『コルマド』というヨガスタジオを今年3月からオープンしました。
スタジオの名前、コルマドは、実はスペイン語。
ドミニカ共和国のどんな小さな町にも必ずある小さなコンビニのようなお店のことを「コルマド」と呼びます。
あまりインフラが整っていないドミニカ共和国では、電気が不安定なため冷蔵庫が一般家庭にあることが当たり前ではありません。
そのため、住民たちはその日に必要な食材「たまご一個」「油をコップ一杯」などを、コルマドに買い出しに来てはそこで談笑したり踊ったりするので、コルマドにはいつも街の人が集まっていて憩いの場になっていました。
「そんな『誰もが気軽に集まって元気になれるスタジオ』にしたいと思って、スタジオの名前をコルマドと名付けました」と桂浦さん。
ママに、女性に寄り添うヨガスタジオ
コルマドは、子育て中のママにも優しいヨガスタジオです。
ドミニカ共和国から帰国後、結婚、出産した桂浦さんは、初めての出産を機に体調を崩し、自分の身体と向き合う日々を過ごした経験がありました。
さらに、大手旅行会社でキャリアウーマンだった実績も、ドミニカ共和国の環境省で働いていた経験も、出産を機に全てのキャリアがストップして専業主婦になった時に、社会から孤立したような孤独感も感じていました。
その自身の経験から、なかなか動きのとれないママこそ、ヨガでリフレッシュして欲しいと願っているのです。
『ママヨガ&ママピラティス(お子様連れOK)』のクラスは、子育て中のママが未就園児のお子さまと一緒に参加できる、ヨガとピラティスのクラス。
赤ちゃんが泣いても、途中で授乳をしても、オムツを替えても、子どもが動き回ってもOK。参加しているのは子持ちのママなので、お互いさま!
日頃の運動不足を解消し、心身ともにリフレッシュしながら、産後の体を整えることができます。
お得な「子連れクラス専用回数券」も利用できるそうなので、HPをチェックしてみて。
自分を知るツールとしてのヨガ
「ヨガは健康維持の運動としても、自分自身を知るツールとしても万能!」
「気軽にヨガ体験してみて欲しい!」と語る、桂浦さん。
日中はヨガスタジオコルマドですが、夜はDIGダンススタジオになります。また、1階には『noka』というオーガニックのコーヒーや自家製酵母を使用したパン等がいただける、カフェスペースがあります。
ぜひ一度、足を運んで桂浦さんとお話しながら、ヨガを体験してみてはいかがでしょうか?
コロナ禍で凝り固まった思考が柔軟になって、人生観が変わるかもしれませんよ!
■yoga studio COLMADO
住所/〒791-0215 愛媛県東温市北野田386
電話/050-3569-2208
yoga studio COLMADO 公式HPはこちら
yoga studio COLMADO 公式Instagramはこちら
※お休みはHPやInstagramでご確認ください