愛媛の釣り師アンナマンが釣る・食べる!リアル釣行記 エギングでアオリイカを狙う!

  

アンナマン    イマナニ体験レポート

愛媛のOL釣り師アンナマンが旬の魚を釣って食べる Vol.5

涼しくなって過ごしやすい季節になりました。
この時期になると、狙う魚種が変わってきて楽しみが増えます。

今回のターゲットはアオリイカ!
松山市を始め各地の沿岸で手軽に狙える上に食味がたいへん良く、人気のターゲットです!初秋は孵化し浅場にやってくる新子が多いので、昼夜問わず高度なテクニックがなくても釣りやすいですよ♪

アオリイカは主に餌木(エギ)と呼ばれる日本の伝統的なルアーで狙うか、アジなどの生き餌を泳がせる「ヤエン」釣りで狙うのですが、今回は「エギ」でイカを狙う「エギング」の魅力についてお伝えします。
1-1
エギングで釣れたアオリイカ。目まぐるしく体色が変化し、魚とは異なるやり取りが楽しめます。
エギングで釣れたアオリイカ。目まぐるしく体色が変化し、魚とは異なるやり取りが楽しめます。 岩の付け根に白く見えるのがアオリイカの新子。この季節ならではの光景です。 アオリイカは目が良く、獰猛かつ忍者のようにこっそり近づいてきます(笑) 伝統漁具である餌木(エギ)。様々なフォルム・カラーがありシチュエーションに合わせて使い分けるのがポイント。 魚の鱗の乱反射を思わせるフラッシング効果が期待できる「あわびシート」でカスタムしても◎
エギングで必要なのはロッド、2000~3000番のリール、PEライン、ショックリーダー、エギです。
墨で汚れやすいので、さらに持ち帰り用のジップロックがあると便利です。

この時期のエギは2.5号と3号おすすめ。
意外とイカは近くに潜んでおり、駆け上がりや藻場・防波堤の先端など、変化のあるエリアを見つけることがポイント選びのコツです。

釣り方の基本は遠くへキャストし着底させ、しゃくってフォールさせる、の繰り返しです。
主にフォールしている時に釣れますが、着底を待つ間・しゃくりの途中で抱きついてくることも!

パッケージに1秒あたりの沈下速度が記載されているので覚えておくと根がかりのリスクを減らせますよ。
2-1
専用ロッドのほうが操作しやすいですが、別のライトタックルでも代用できます♪
専用ロッドのほうが操作しやすいですが、別のライトタックルでも代用できます♪ 入門にはコスパが良くバリエーションの豊富な「餌木蔵」(メジャークラフト)のスケスケボディがおすすめ! 小さい個体が釣れたら優しくリリース。素手・地面に触れると火傷状態になるためなるべく触らないように返してあげてくださいね。 持って帰るイカは、眉間を突いて締めて確認してジップロックへ。突くのはこのへん。 ちゃんと締まると体が白くなります!

イカを釣って、いただく!

着底を感じたら少しリールを巻いて余分な糸のたるみをとりロッドの先を下に向けます。
糸のたるみが大きいとエギに力が伝わらず、思ったように動かせません。

エギを上下に動かすイメージで2,3回しゃくったら、エギの頭が下を向くようフォールさせます。
イカは大変警戒心が強く、じっくりエギを見定めゆっくりと抱きついてきます。

糸が急に張ったり、沖に向いてゆっくりと流れ始めるなど少しでも違和感を感じたらすぐにアワセをいれてください。
かけてイカの重みを感じたら、身が切れないよう慎重にやり取りをしてくださいね。
3-1
エギにしっかりと抱きつく新子。カンナではないところへの「横抱き」だと途中で抜けてしまうことも。
エギにしっかりと抱きつく新子。カンナではないところへの「横抱き」だと途中で抜けてしまうことも。 秋だととんかつくらいまでのサイズが狙えます。偏光サングラスがあると水中が見やすいので便利ですよ♪ 砂地でよく釣れるゲスト「コウイカ」。墨の量が多いので噴射に注意!身が厚く刺身は大変美味。 こちらもゲスト「ケンサキイカ」。甘みが強く上品な味わいで加熱しても身が硬くなりにくいので、アオリイカより嬉しいターゲットだったりします♪ 同長が25cmを超えてくると玉網で掬った方がいいです。水面から揚げる瞬間バレることがあります。
アオリイカは「イカの王様」とも呼ばれ、うま味成分であるアミノ酸がイカの中では最高水準であり旨みが強いことから寿司や天ぷらの寿司種として昔から親しまれてきました。

活け造りの歯ごたえ、甘みも魅力的ですが、1日熟成させるとより旨みが引き出されます。
低脂肪・低カロリーで料理のレパートリーも広いので、釣った後は是非おいしく食べてくださいね♪
4-1
とりあえず釣れたらお刺身!切り方・食べるタイミングで異なる美味しさに♪醤油も良いけど塩すだちもおすすめです♪
とりあえず釣れたらお刺身!切り方・食べるタイミングで異なる美味しさに♪醤油も良いけど塩すだちもおすすめです♪ 釣具屋さんで買える干し網で一夜干し♪手間はかかりますが旨味が凝縮されより美味しくなりますよ♪ 炙った一夜干しのイカは、マヨに少量の一味でさらにおいしさUP! 肝や墨もおいしく食べられます。特に墨は旨味がありニンニク・オリーブオイルとの相性バツグン! 柑橘との相性が良いので、バター炒めにオレンジジャムの組み合わせで野菜と一緒にも♪
エギングを始めるなら今の季節の昼間がおすすめです♪

基本はブラインドの釣りですが、足元までエギを追ってくる新子の様子をじっくり見ることができ、どんな動きにイカが反応するのかを知ることができるのと、キャッチしやすいためです。

これから寒くなるとともにアオリイカは急激に成長し、春までに4kgを超えるほどに成長する個体もいます。

年中狙うことは可能ですが、大きくなればなるほど釣りにくくなるため、エギでイカを釣ってみたい!という方はぜひ秋の間にチャレンジしてみてくださいね♪

愛媛の釣り師アンナマン
開催場所/愛媛県各地の沿岸
問い合わせ先/愛媛の釣り師アンナマン
reported by アンナマン