ギリ!愛媛で冬キャンプ。パスファインダーで初タープ泊

  

グルッタ    イマナニ体験レポート

愛媛のキャンプ場で遊ぼう! Vol.37

こんにちは~
永遠の素人キャンパー・グルッタです。

前回、初めての冬キャンプを経験したわけですが、気持ちはモヤモヤ感で一杯。
何故かというと、やっぱり荷物が多すぎたことが気になっていまして…。

チャリキャンを主役に考えているのに、寒がりゆえに重装備になりすぎ。
重量オーバーで自転車のスタンドが持たずにひっくり返ったほどですから。
まぁ~手持ちのアイテムで冬は乗り越えることが証明できたので、一歩前進ではありますが。

けど、やっぱりもう少しスマートに行きたい。
…と悩みつつ3月に入ると予想以上に早く春らしい気温に。

このままだと本格的に春を迎えてしまうと焦って、タイトなスケジュールでソロキャンを決行!
もう一回くらい冬キャンプ気分味わいたい!
夕方5時に自宅出発・翌日朝9時帰宅なので、限られた時間ですがレッツトライ!

で今回、僕の出した結論としては相当お気に入りだったのですが、5キロ級パップテントは封印。
極端ですが、軽量化を目的にタープをテント代わりに使うことにしました。
あの野趣あふれるタープ泊って憧れていたんですよね。
冬キャンプにタープオンリーは一抹の不安も感じてはいますが…。

寝袋も思い切って大きな中華ダウンシェラフを諦め、春から使おうと思って新調したスナグパック・マリナーを投入。
快適温度-2度・限界温度-7度なので、東温市・予想最低気温2度ならイケるかと。
でも、寝袋の温度指定ほど当てにならないものは無いですよね。

表示に対して一般には+5度くらいが現実的とのこと。
僕の場合は、+10度くらいかと思っています。

自分の感覚で譲れるところまで軽量化して防寒具合を確かめてみます。

本当は自転車で行きたかったのですが時間の関係から今回は自動車で、いつものかすみの森公園へ。
前回駐車場が一杯で懸念していましたが、案外空いていてスムーズに収まりました。
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自動車とはいえ荷物は控えめで。
自動車とはいえ荷物は控えめで。 16ミリ・スチールボールは不安で、19ミリ・アルミポールを購入。 チャリキャンではレギュラー落ちしていたキャンプマットを持参。 今回初登場のスナグパック・マリナー。ミリタリー感一杯の一品。 使い慣れている3mX3mタープを用意しました。
タープ泊を選んだので、次は張り方ですよね。
簡単で、防寒力ありそうで、オーソドックスな感じ…とりあえず無難な選択で。

Youtubeでよく目にしていた「パスファインダー」に決めました。
張り方はこんな感じです。

使っているタープはAmazon・2500円位で購入したKALINCOタープ。
最近、人気が出てきたのかジリジリと値上がりしています。
本家DDタープの偽物ですが、19個ループもキープし練習には問題ありません。

センター部分に3個ループのあるタープが少ないので貴重な商品です。


3mX3mタープを広げ、前後に中央ループが並ぶ向きにします。
A・Bの2箇所をペグ止め。

次にC・D位置のループをX印のあるところに移動しペグ止め。


Eのループにポールを差し込んでリフトアップ!
今回は、160センチ・ポール4本の高さ。

僕は、安定性強化でポールからパラコードを2本出しにしましたが、真っ直ぐ1本出しでも出来ちゃいます。

最後にFからポールを中継してパラコードを引きます。
タープを引き上げることで室内が高く広がります。

思ったよりサクサクと作業は進みますが、いつもながらキレイに張るのは難しい。
こればかりは、場数を踏まないと上達しない印象です。

到着して1時間経過…6時半頃にはかなり日が暮れてきました。
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風が強かったので、まずは四隅をペグで抑えます。
風が強かったので、まずは四隅をペグで抑えます。 チタンペグはいつもながらガッチリ刺さって良い感じ。 リフトアップ!順調~順調~。 後ろ部分も引き上げて完成。 入口は左右に引っ張り仮止めします。

軽めの装備(自称)で乗り切れるか!

昼間は、春を感じるほどの気温15度オーバーですが、日が沈むと気温が急激に落ちていきます。

風が強い日で、タープは横風でパタパタ気味。
でも、雰囲気的にはしっかりしている印象で19ミリポールも大丈夫そうです。
それにパスファインダーは風にも強い感じです。

タープ内は、ODグリーンシートを敷いてコットをセット。
スペース的に正面右半分コットで埋まり、コンテナBOXも入口付近で収納。
テーブル2つ出して、荷物置きの空きがあるくらい。

コットを椅子代わりにしてタープ内で食事をしましたが、概ね問題なし。
本当にソロ専用ですが、一人・寝泊まりのみと考えれば十分な感じ。
いわゆる秘密基地みたいなノリで小学校の頃、友達とダンボールで作った隠れ家的な広さです。

簡単に食事を終わらせ、BRSヒーターアタッチメントで前回に続き暖房テスト。

パップテントに比べ、入口と後ろ部分に隙間が多く外からの冷気が入ります。
張り方の工夫次第でもう少しマシになるかもしれません。

室温10度程度から点火するも30分で17度。
やっぱり気密性が低いので前回とは違う印象。

特に天井と地面との気温差が大きかったので秘密兵器・携帯扇風機を使用。
1000円程度、コンパクト&玩具みたいなので期待度低め。

最初は上からぶら下げて下方へ風を送るけど、あまり効果なし。
そこでふと思い、ヒーターアタッチメント横に置き、下から上方向に吹いたら循環しました。

風力3段階切り替えで中位で十分効果あり。
やや動作音は気になるところ。
超本格的な真冬で性能具合を試したいなぁ。
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6時過ぎから気温が下がります。
6時過ぎから気温が下がります。 実際は、2度まで下がらず5度位だった気がします。 イイ感じの夕暮れでした。 コイツが激安の携帯扇風機。コンパクトなのとバッテリー代わりになるのが取り柄。 こんなレイアウトで空気循環できています。
正直冬キャンプと言い切るには、やや微妙な気温。
風が収まると7度あたりで、トイレまでフリースで我慢できるくらい。
明け方・5時位に外の温度計を確かめたけど5度。

でも、寒がりの僕は心配で湯たんぽの準備。
道具は、ステンレス製のシングルボトル。

二重構造ではないので保温性はゼロだけど、このまま焚き火に入れてお湯も沸かせる。
無骨な感じが魅力で自分的にはロマン溢れる逸品。

BRSヒーターアタッチメントの上にチタンマグでお湯を作る。
意外と安定していて、これなら暖を取りながらの料理も行けそう。

上面が熱で膨らみ、グラグラ不安定になるかと思ったけど全然フラット。
シングルボトルにお湯を注ぎ、カバーと靴下で包みます。

スナグパック・マリナーだけでは不安だったので、インナーも用意。
床はODグリーンコートのみで、コットの上にはアルミ付きのキャンプマット。

結果として湯たんぽ&インナーで気温5度が体感的にギリギリクリアくらい。
寒くて眠れないほどじゃないけど、ポカポカまで行っていないかな。

夜更けからは風が止んでいたし、コンディションは良かったと思う。
やっぱり寝袋は表示温度に対して+10度くらいは僕の場合必要かな。

スナグパックの快適温度-2度+10度=8度。
8度-外気温5度=3度差→インナー+プチ湯たんぽが3度分補完。
と大枠はこんな感じでしょうか。
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ステンレス製のシングルボトル。
ステンレス製のシングルボトル。 二重に包んで、湯たんぽに。500mlなので暖かさの継続はそれなり。 寝床はこんな感じです。 入口を東に向けたので、この日の出。 枝ぶりが魅力的かすみの森公園。暖かくなったらハンモック泊しよ。
パスファインダーすっかりお気に入りになりました。

事前情報通り、冬向けの張り方として短時間で設置でき、風にも強く防寒性もまずまず。
ポールも2本、パラコートも最低2本、ペグ最低4本あれば形になるのもコスパ良好。
テントやタープを張るのに手際の悪い僕にしてみたら、手際よく進められるのは大きな魅力です。

でも、冬キャンプでは隙間対策が必要そうですね。
入口付近と後ろの床あたりがポイントに感じます。

特に入口あたりはペグの位置やポールの立て方次第で改善の余地がありそう。
張り方がシンプルなだけに原因も見つけやすそうです。

自分の技術が上がれば密閉性も向上しそうですし、暖かくなったらタープ泊1択になる可能性も。
大好きなパップテント風にもタープで作れるみたいだし。(3mX3mはちと厳しいかも。)

色々な張り方ができるのもパズル的要素があって、あれこれ妄想グセのある僕にはシンクロ率高そうです。
これからの3シーズンの間にスキルを上げて、冬キャンプでリターンマッチしたいな。

今月からキャンプライフ3年目。
今年こそ自分のスタイルが確立させたいグルッタでした。

テント内でヒーターアタッチメント他、暖房器具のご使用は自己責任となります。
火事に注意し、くれぐれも無理はせず一酸化炭素チェッカーを用意し、換気も適切に行なった上で楽しいキャンプライフを送りましょう。

重信川かすみの森公園
開催日/年中無休
開催場所/重信川かすみの森公園(愛媛県東温市上村417番1地先)
駐車場/あり
問い合わせ先/東温市 都市整備課公園係 TEL.089-964-2001
reported by グルッタ