こんにちは！さきちです。

みなさんは、コンテンポラリーダンスって見たことがありますか？
オリンピックの開会式で森山未來さんが披露されたり、MVで取り入れられることが増えたりと、最近日本でも注目されてきましたよね！

でも、まだまだ難しいなぁと感じる人が多いのではないでしょうか。
私もあまり見る機会がなく、よく分からないなぁと思っていました。

今回は、そんなコンテンポラリーダンスの世界にどっぷり浸かるべく、Hanbun.coの10周年記念公演「彼は誰れ時」を見てきました！
Hanbun.coは、松山を拠点に活躍するチェコアニメ作家・美術家の山内知江子さんと、振付家・ダンサーの得居幸さんによるパフォーマンスユニット。
会場は、愛媛県伊予市にある「IYO夢みらい館」

入ってすぐに開放的な図書館が目の前に広がり、とてもわくわくする会場でした！
靴を脱いで上がれるこども図書エリアや、自販機のあるラウンジなど思い思いに過ごせる空間。

家の近くにもぜひ欲しい施設です！
ご近所さんうらやまし～！

文化ホールは、全席S席クラスというだけあって、座席はどこも快適にステージを見渡せます。
いざ、公演が始まると最初の数分は暗闇と音の世界。

音響の良さにまずびっくり！
ずんずんと振動が伝わってきて、音が鳴っているというよりもHanbun.coの世界に紛れ込んだような気分に。

わくわくとどきどきで、どんどん心拍数が上がっていきます。
いろいろな音が組み合わさって音楽になったり、声が入っていたり、音だけ聞いていても楽しいくらいですが、衣装もとても印象的！

公演中に形が変えられるような仕掛けがされているようで、ヒラヒラと絶えず形が変わっていく衣装は影の形まで可愛い！
衣装もこの公演のために用意されたオリジナルのものということで、ダンサー1人ずつに合わせて作られていました。

クラウドファンディングの特典として、上演後に舞台に上がっての舞台美術解説と出演ダンサーさんのアフタートークがありました。
さっきまで見ていた舞台に上がれるとっても貴重な体験！

アニメーションを投影していた半円形の大きなスクリーンは高さ約7m、横幅約15mの大迫力！！
アニメーションとダンスコラボの魅力を余すことなく伝えるスクリーンでした。
ダンサーの得居さんがミシン掛けされたそうですよ。

今回、ダンサー5名の構成だったのですが、Hanbun.coと初コラボということで、みなさんアニメーションとダンスを合わせるところが難しい！と言っていました。
答えがあるわけではなく、時代やその時の感情を表現できるように何度も試行錯誤しながら作られた本公演。

正直、見終わった後もダンスのことはよく分かりませんでしたが、「分からない」という受け取り方もアリなのかなと思います。

コンテンポラリーダンスは、型にはまったダンスとは別の反バレエ的なヨーロッパ文化から生まれたもの。
型にはまらない、言語化できないからこそ、Hanbun.coのお二人にしか表現できない世界があるんだなぁと感じました。

その為に、どういう動きをすれば言い表せない気持ちにぴったりと当てはまる動きができるのか、アニメーションと現実世界をリンクできるのか、毎日話し合いを重ねて出演者みんなで1年間かけて作り上げてきたそうです。

誰かが決めた正解や不正解ではなく、自分の感じたままに楽しんだり不思議がったりしていいんだなと、なんだか想像していた以上に気楽に楽しめるジャンルです！

今回、2階が親子席になっていて、公演中も子どもの声がちらほら。
自由に楽しんだり声を出したりして感情を表せる空間というのも、なんだか居心地が良かったです。
こんな風に気軽に芸術を楽しめる場所が愛媛にもっと増えればいいなぁと思いました！

9月30日までクラウドファンディングを受付中で、アーカイブ配信のチケットもありますよ～。
ぜひ、みなさんも気軽にHanbun.coの世界を覗いてみてください。

Hanbun.co結成10周年　新作公演「彼は誰れ時（かはたれどき）」
開催日／2022年9月17日～9月19日
開催場所／IYO夢みらい館（伊予市文化交流センター）文化ホール（愛媛県伊予市米湊768-2）
駐車場／あり
料金／一般3,500円、高校生大学生2,000円、小中学生1,000円、未就学児無料、親子チケット（大人1名＋小中学生以下1名）4,000円 ※当日券は＋500円 （税込）
問い合わせ先／Hanbun.co　TEL.hanbunco2022@gmail.com
URL／https://hanbunlive.wixsite.com/hanbunco/