こんにちは。
スポーツは大好きだけど持久走はとにかく苦手、スタミナ不足系イマナニライターのもり氏です。

今回は愛媛県が誇るビッグイベント「愛媛マラソン」に初挑戦した模様をお届けさせていただきます。
1963年に第1回が開催され、当初は参加者30人という小規模なイベントでしたが、回を重ねる内に参加人数が増え続け第60回となる今回は総勢約10000人のランナーがエントリーするというビッグイベントへと成長を遂げました。

お祭りのような熱気を見せる本イベント、コロナ感染拡大の影響でここ2年は開催が見送られ、今回3年振りの開催となりました。
全国47都道府県、更には海外からも参加者が集い、高低差40メートル42.195kmの厳しいコースに挑みます。

いよいよ本番当日の朝を迎えました。
スタート2時間前にスタート箇所の城山公園に到着すると、既に参加ランナーと応援に訪れた人で大いに賑わっています。

3年振りの開催となる愛媛マラソンに向けて、ランナー達がこれまでの練習の成果を発揮しようと意気込んでいる様子。
中にはコスプレをしているランナーの姿もちらほらと見受けられ、沿道の応援者の皆さんに楽しんで貰いたいという気持ちが表れているよう。

そんなところにも愛媛マラソンが愛されている理由が垣間見えた思いでした。
さあ、そうこうしている内にあっという間にスタートの瞬間を迎えようとしております。
ドキドキ…。

いよいよレース直前の開催セレモニーが始まりました。
愛媛県知事、松山市長の挨拶に始まり、第60回愛媛マラソンのスペシャルゲスト、済美高校野球部出身のお笑い芸人コンビ「ティモンディ」のお2人も登場！
「やれば出来る！」の力強い言葉にランナーのテンションは早くも最高潮！

更にはシドニー五輪女子マラソン金メダリスト、Qちゃんこと高橋尚子さんも登場しランナーに熱いメッセージを伝えてくださいました！
皆が待ちに待った愛媛マラソンが遂に帰ってきたなという気持ちに包まれましたね。

1万人のランナーが次々とスタートしていく姿を体験しましたが、毎年テレビ中継では見ていたものの内側から見るとまた違った興奮と感動がありました！

普段走ることができない車道を駆けることが出来るのも新鮮！
果たして無事ゴールに辿り着けるのでしょうか。

遂に人生初のフルマラソンがスタートしてしまいました。
レース前は序盤から飛ばしすぎないようにと考えていたのですが、初マラソンの雰囲気に呑まれたのか、当初想定していたペースよりも早く走ってしまい、開始10km地点でかなり足にダメージが溜まってしまうというまさに初マラソンの洗礼を受けるような展開に。

それでも沿道では絶えず応援してくださる方々の「がんばれー！」の声が耳に届き、勇気づけてくれました。
人生でこんなに応援してもらえることもないだろうなと噛み締めつつ、やがて愛媛マラソン名物、難所の「平田の坂」を迎えます。

ここでタイムロスをし過ぎないようにと、無理をして駆け抜けてしまい、かなり足のダメージが蓄積した結果か、18キロ辺りで足が攣ってしまうというアクシデントに見舞われました。
その後も騙し騙し走って歩いてを繰り返していましたが、27キロ手前の関門を突破できずにここでリタイヤという、人生初マラソンは悔しい結果に終わってしまうことに…。

ボランティアスタッフの皆様や、沿道の方々の暖かい応援がとにかく印象的だった愛媛マラソン。
参加してみないと気づけなかったことも沢山ありました。

マッサージやテーピングの処置を施して下さる救護スタッフの方や、給水ポイントでランナーを支援してくださっているボランティアスタッフ、特製のオリジナルボードを掲げて応援している姿など、地域の人々が協力し合ってこの素敵な空間を創り上げているのだな、ということをひしひしと実感しています！

2年間開催ができず、この日常は決して当たり前ではないのだということを実感させられた日々でもありました。
その経験があるからこそ、第60回の愛媛マラソンを無事開催できたことをより嬉しく思えますね。

ただ、目標としていた完走が達成出来なかったのはとっても悔しいので、次回は制限時間内にゴール出来るように必ずリベンジしたいです！
今大会の参加者の最高齢はなんと81歳！
老若男女が参加する「愛媛マラソン」。
参加しようか迷っている方は、ぜひチャレンジの一歩を踏み出して欲しいですね！

第60回愛媛マラソン
開催日／2023年2月12日（日）
開催時間／10：00～16：00
開催場所／城山公園（堀之内）～（愛媛県松山市堀之内）
駐車場／周辺駐車場をご利用ください
料金／あり 12,100円※別途手数料が必要（税別）
問い合わせ先／愛媛マラソン実行委員会事務局　TEL.089-915-8460
URL／https://ehimemarathon.jp/