【第35回阿波勝浦ビッグひな祭り】 豪華絢爛!3万体超のお雛様の祭典 【徳島/勝浦町・2023年2/25〜3/31開催】

  

100段のひな壇は圧巻!絢爛豪華な弥生の祭礼

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女の子の健やかな成長と幸せを願う桃の節句、ひな祭り。
昭和から平成にかけてのお雛飾りは七段飾りが主流で、春が近づくと、女の子のいる家の座敷には豪華なお雛飾りが見られたものです。
しかし近年は核家族化や住宅事情の変化により、三段飾りといったコンパクトなタイプが求められるようになってきました。

ですがここ勝浦町では、あの頃の豪華絢爛なお雛飾りを「ビッグひな祭り」の名のもとに、圧巻のスケールで鑑賞することができるのです!

今年は2023年2月25日(土)〜3月31日(金)まで。
約1ヶ月にわたり、勝浦町の人形文化交流館に3万を超えるお雛様が展示されます。

祭りで飾られているひな人形は、家庭で飾らなくなった雛人形を受け入れ、供養したもの。
毎年祭りの前にひな人形供養受付を行っています。

会場中央にそびえ立つ高さ約8メートルのピラミッド型100段のひな壇をはじめ、その周辺には300段のひな壇が出現。あわせて約3万体ものひな人形が飾られた絢爛豪華なひな飾りは、「元祖」を名乗る日本一ビッグなひな祭りです。

「ビッグひな祭り」の元祖として、35回目の開催

「ビッグひな祭り」の第一回は1988年の春。
勝浦町の活性化と人形文化の保存伝承を目的とした祭りとしてスタートしました。

その輪は全国へと広がり、「勝浦」という地名が共通する縁から全国勝浦ネットワークを結んでいる千葉県勝浦市では「かつうらビッグひな祭り」が、和歌山県東牟婁郡那智勝浦町では「南紀勝浦ひなめぐり」が開催されています。

2016年には、全国のひな祭り振興団体を集めた「ひな祭りサミット」の開催や、平和とスポーツの祭典「リオ五輪」での展示など、ビッグひな祭りはグローバルに発展。
2021年には、「リオから東京へ」のキャッチフレーズのもと、念願だったという「東京五輪」での雛人形展示が実現しました。

こうした過疎地域における活動が評価され、2022年に「総務大臣表彰」を受賞。
さらに「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」に選定されたのです。

今年のテーマは美女と野獣

そんな歴史あるビッグひな祭りですが、今も進化中!
勝浦町内の世界最古級の地層から恐竜化石が相次いで発見されたのを機に「恐竜モニュメント」も展示に加え、「美女と野獣」をテーマとした新たな取り組みを始めています。

開催期間中は、会場にて楽しい関連イベントも目白押しです。

●人形浄瑠璃(勝浦座)
2023年3月3日(金)公演1回目10:30〜12:00、2回目13:00〜14:30
勝浦町に200年前から伝承されている阿波人形浄瑠璃「勝浦座」。
演目はえびす舞、傾城阿波の鳴門。

●第5回 かつうら音楽祭2023
2023年3月4日(土)13:00〜18:00(予定)
歌に踊り、バンド演奏などを予定。
軽食などの出店も。

●夜のひなまつり ナイトミュージアム

3月5日(日)〜3月13日(月)18:00〜20:00
会場をLEDでライトアップし、人形が輝く幻想的なひな飾りを楽しめます。

そのほか、館内の「ひな市」では町の特産品を販売します。

また町内関連行事として、勝浦町坂本地区の「さかもとおひな巡り(3月12日(日)まで)」や、3月25日(土)から「勝浦さくら祭り」も開催。
春爛漫の勝浦町をたっぷりと満喫してくださいね♪

■ 勝浦ビッグひな祭り
開催日/2023年2月25日(土)〜3月31日(金)
開催時間/9:00〜16:00
開催場所/人形文化交流館(特設展示会場)
住所/徳島県勝浦郡勝浦町生名月ノ瀬35-1
入館料/一般300円、小学生100円、団体(10名から)200円
お問い合わせ/人形文化交流館 0885-42-4334
勝浦ビッグひな祭り 公式HPはこちら
イマナニで「勝浦ビッグひな祭り」の情報を見る

reported by イマナニ編集部 KASAK
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