ひと晩で40㎞歩くイベント⁉ 「オーバーナイト・ハイキング」 【愛媛/松山市】

  

類は友を呼ぶ? 愛媛の変わり者200人が大集合!

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こんにちは。さきちです!
だいぶ涼しくなってきて運動しやすい気候になりましたね。

愛媛マラソンに向けてトレーニングに励む人も多いのではないでしょうか。
夏は暑さに、冬は寒さに負け運動不足のさきちですが、この度ちょっと変わったイベントに参加してきました。

その名も「オーバーナイト・ハイキング」。
夜8時にスタートし、朝8時のゴールを目指して松山市内を夜通し40㎞歩くイベントです!

なぜ夜なんだ!?そんなに歩けるのか!?など疑問は尽きませんが、なによりも不思議なのは過酷なイベントのはずなのにリピート率40%、定員200人が埋まる大人気のイベントということです。

その謎を解き明かすべく潜入してきたので、私の体感丸出しレポートをしていきます!

まずは出発式。
スタート地点となる「松山市青少年センター」に集合です。
本イベントは小学4年生以上~35歳未満の松山市在住の方と一緒ならだれでも参加できるので、部活や職場のグループでの申し込みが多いです。

今回は過去最高の応募があり、休憩所や誘導のサポーターも合わせると300人超え!
さらに、各班にはリーダーとなる大学生と「陸上自衛隊松山駐屯地」の自衛隊員が同行してくれます。
これだけ手厚いサポートがあると、体力に自信のない私も安心♪

夜の松山市青少年センター。

出発式に続々と集まってきます。

自衛隊員の方々も30名以上サポートに!

松山駐屯地司令細川さんも駆けつけてくれました。

一般参加者用の冊子と腕章。

とはいえ一人参加なので、初めましてのメンバーとドキドキしながらの対面。
他メンバーは家族での参加で、中学生と高校生の息子さんと、なんとその彼女も!
仲が良くて微笑ましい!

そしてお母さんは普段からイマナニをよく見てくれているそうで、ウェルカムな雰囲気に緊張もほぐれます。

他の参加者からも「新しいことや自分の限界に挑戦したい」「家族や友達が参加するので楽しそう」という意見が多く、愛媛のちょっと変わった人たちが集まってきているのでは…!?と自分と同じ匂いにワクワクしました!

集まった人々の熱気で部屋が少し暑いくらい。
みんなスタートに向けてテンションが上がっています!
そして、出発式で感動的なムービーを見て盛大に送り出された後は、まず大街道へ。

21時頃にまだまだ元気いっぱいの約200人の大行進を目にした人々は、「何してるの?」「どこに行くの?」と疑問の声がいっぱい。
突然遭遇するとびっくりしちゃいますよね。

夜中に行われるイベントですが、愛媛マラソンくらいの知名度になってたくさんの声援があると嬉しいです!
この後まだ10時間くらい歩くので、見かけた際はぜひ応援してくださいね!

映画のオープニングのような出発式ムービーに大興奮!

出発もまるでテレビ番組のような盛大さでお見送り。

ロープウェイ街や大街道をぞろぞろ……。

すれ違う人達・サポーターの応援が力になります!

まだまだ元気な5kmあたりを笑顔で通過。

サポーターやリーダー、自衛隊員の方々に感謝があふれる12時間!

各休憩所では、深夜にも関わらず誘導してくれるサポーターや横断幕を持った人々が。
だんだん足が痛くなってきて、やっと休憩所に着いた~というところでの応援の声、ほんと元気が出ます!

体はどんどんしんどくなっていくのですが、テンションは高いままなので笑顔で通過印を押してもらっていると「まだまだいけそうですね!」とよく声をかけられました。

20kmあたりでもう限界です!(笑)
しかし、これだけ多くの人がサポートしてくれているんだなぁと思うと最後まで頑張りたいという気持ちになります。

また、限界までやろうと思えたのは、自衛隊員の同行も大きいです。
何かあっても助けてくれるだろう…と思えるのはめちゃくちゃ心強い!

私達が10km過ぎたあたりから足が痛い、膝がやばい、腰まで辛い…と次々に不調を訴える中で「まだまだ余裕ですね」といつも笑顔で答えてくれていました。
こういう方々が日本を支えてくれているんだな、とスケールの大きい感謝の気持ちが浮かびます。

各休憩所にはタイムキーパーさんがいます。

通過印と到着時間でラップタイムが分かりますよ~。

分かりづらい道には誘導員と看板も!

各休憩所にはドリンクのサービスがあるので手荷物を減らせます!

松山観光港(朝2時)あたりで眠さがピークに。

20km地点を超えると、足の痛みだけでなく眠気とも戦いに。
時刻は2時過ぎ。

小学生や中学生の参加も多いので、普段夜更かししない子たちはそちらの方が大変そうです。
家族に手を引かれてなんとか歩き、休憩所で束の間の爆睡。
なぜこんな夜中に歩くんだ!?という疑問も出てきます。

他のメンバーとも議論したのですが、うちの班では「バスや電車、お店がやっていないことで誘惑が少なく、みんなと歩くことに集中できる」という結論になりました。
なので、疲れ果てて口数は少なくなっていきますが、初対面とは思えないほど終始お喋りしながら楽しく歩けました!

他の班はどうだったのでしょうか?
みなさんの考える「オーバーナイト・ハイキング」の意義が気になります!

そして最後の頑張りどころ、北条バイパスは長い登りと下りがあるので、疲れた足をさらに痛めつけます。
愛媛マラソンはとんでもないコースだなと思いつつ、朝ランをしている人がとても多かったので愛媛のマラソン人気を思い知りました。

そう思うと、本イベントに参加する人達は普段からあまり運動をしていないような?改めて変わり者の集まりだなと自分と似た人達がたくさんいる状況に笑みがこぼれます。

堀江港(朝4時)には豚汁の配布も。

手厚いサポートのおかげで無事に完歩できました!

ゴールしても元気いっぱいの班も!

小・中学生も頑張ってゴール!

お疲れ様でした♪

そして迎えた朝…。
朝日が眩しいどころではなく、しっかり日が昇ります。

若干日焼けした気がするので、スプレータイプの日焼け止めを持って行けば良かったなと少し後悔しながらも、さきちはみんなと一緒に完歩できました!!
平均約3kmとゆっくりペースで最後尾に近いゴールでしたが、やりきりました!

携帯のアプリで約63,000歩!
こんなに歩けるんだ…と変な自信が沸いてきます。

しかし、残念ながら半分以上共に歩いた高校生2人が途中リタイア。
後ほど感想を聞いてみると「靴が合っていなかったかも?」ということなので、事前準備は本当に大切です!
私は歩きなれた靴に、スポーツ用にと売られていたインソールに五本指ソックス、と考えられるフル装備で臨みました。
自衛隊の方も足にぴったりフィットしている方が余計な筋肉を使わないから疲れづらいとのこと。

各休憩所には救護班が待機していて、マッサージやテーピングをしてくれます。
膝にテーピングをしてもらったメンバーが、「全然違う!次の日も楽!」といっていたので、無理せず早めの相談が大事です!

また、自主練で10㎞くらいしか歩けていなかったのですが、普段からストレッチなど軽い運動をしていたのもよかったかも。
もし毎日1万歩くらい歩いていたら、もっと楽にゴールできたかも…と思うともう一度チャレンジしたくなります。

リピート率40%も伊達じゃない。
みなさんも、未知の領域へチャレンジしてみませんか?フルサポートで挑戦できますよ!

■ オーバーナイト・ハイキング2023
開催時間/2023年10月21日 19:00出発式
開催場所/松山市青少年センター
開催住所/愛媛県松山市築山町12-33
駐車場/あり
料金/500円(保険料・当日徴収)
お問い合わせ/松山市青少年育成市民会議(089-907-7826)
松山市青少年育成市民会議 公式HPはこちら
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reported by さきち
イマナニ体験レポート