【ひな人形・ひな調度展 愛媛/宇和島市】 桃の節句は宇和島市立伊達博物館へ ~雅で華やかなひなまつりの世界~
2024年2/16~4/22開催! 江戸・大正・令和の美しいひな人形が勢揃い!
女の子の健やかな成長を願う日本の伝統行事であるひなまつり。
宇和島市立伊達博物館では、3月3日の桃の節句に合わせて「ひな人形・ひな調度展」を毎年開催しています。
ひなまつりといえば、桃の花。
ですが最近では、桜や紅白梅なども一緒に飾りつけられるようになってきているそう!
今年の展示では、美しいひな人形・ひな調度と一緒に、これらの花々が描かれた絵画や調度品も展示。
華やかで可愛らしい春の訪れを感じながら、楽しむことができます。
こちらの豪華絢爛な雛飾りは、大正時代に京都で製作されたもの。
大正昭和の実業家で宝酒造中興の祖とも言われた宇和島市名誉市民、大宮庫吉氏の寄贈品です。
ひな人形の美しさはさることながら、精巧で繊細な雛道具にもウットリ。
昭和49年の開館以来ずっと飾り続けている有職雛だそうです。
有職雛飾り 大木平藏作 大正13年
宇和島市立伊達博物館蔵
続いてこちらは、江戸時代に製作されたもの。
7代藩主伊達宗紀夫人である観姫の婚礼道具のひとつで、大名家にふさわしい気品あふれる雛飾りです。
享保雛・雛調度 7代藩主伊達宗紀夫人観姫所用
個人蔵(宇和島市立伊達博物館寄託)
次郎左衛門雛 男雛・女雛 大木平藏作 令和元年
個人蔵(宇和島市立伊達博物館寄託)
江戸(近世)・大正(近代)・令和(現代)と時代によって違う雛飾り…その変遷の歴史をじっくりと眺める事ができるなんて、とても面白いですよね!
この貴重な機会にゆっくりと観覧してみてはいかがでしょうか?
職人の技が光る令和のひな人形! 「ひなまつり」を楽しめるフォトスポットも設置
中でも、令和に入って作られた次郎左衛門雛は必見!
江戸時代から続く京都の老舗人形司・七世大木平蔵による人形です。
宇和島で飾ることを念頭に製作されており、その随所に職人のユーモアを感じとれる工夫がたくさん散りばめられています!
次郎左衛門雛 十二人囃子 大木平藏作 令和4年(部分)
個人蔵(宇和島市立伊達博物館寄託)
着物や印籠に宇和島伊達家の家紋「竪三引両紋」と「九曜紋」がチラリ!奥ゆかしくて素敵!
なんと、仕丁と女仕丁も初公開となります。
宇和島の良さを感じられる素晴らしいひな人形。
他にも、どのような工夫がされているのか、実物を見て確かめてみてくださいね。
そして、今年も豪華で美しい有職雛飾り(公家の装束を忠実に模して作られた由緒ある雛人形)の前にフォトスポットを設置!
男雛・女雛の顔ハメパネルを始め、雛あられや甘酒のフォトプロップスなどなど、たくさんの撮影小物を用意してくれています。
家族やお友達と一緒に雅な一枚を撮影して、素敵な思い出を作りませんか?
ぜひ、「ひな人形・ひな調度展」に足を運び、華やかで美しい「ひなまつり」の魅力に触れてみて下さい。
※一部ではありますが、キャプションに「撮影OK」のマークがついている資料については、写真撮影可能(フラッシュの使用は不可)になっています。
※休館日:毎週火曜日(祝日の場合は開館、翌平日休館)
※松山自動車道(宇和島道路)宇和島朝日ICより約2㎞
■ ひな人形・ひな調度展
開催時間/令和6年2月16日(金)~4月22日(月) 9:00~17:00(入館は16:30まで)
開催場所/宇和島市立伊達博物館 第3展示室
開催住所/愛媛県宇和島市御殿町9-14
駐車場/無料( 普通車15台、大型バス4台)
入館料:大人500円、敬老(65歳以上)400円、大学生・高校生400円、中学生以下無料
お問い合わせ/宇和島市立伊達博物館(0895-22-7776)
宇和島市公式HPはこちら
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