四国中央市で「紙のサーカス」開催!えひめさんさん物語いよいよフィナーレ。
100種類以上の体験型プログラム
愛媛県の東部にある四国中央市・新居浜市・西条市を舞台に4月から開催されている「えひめさんさん物語」も、そろそろ終盤にさしかかりました。
名前に「物語」とありますが、念の為説明すると映画や小説のことではなく、この地域の“自然や産業”と“アートやアクティビティ”とを融合させた、
大小様々な100種類以上もの体験型プログラムです。
「コアプログラム」と「チャレンジプログラム」
えひめさんさん物語のプログラムは、地域の資産をテーマとした1話から6話までの大規模イベント「コアプログラム」と、地域住民などが企画・運営する
小規模イベント「チャレンジプログラム」とがあります。
コアプログラムは既に1~5話まで終了し、残すところ四国中央市で開催される第6話「紙の物語」のみとなりました。そこで、1~5話を振り返りながら最後に「紙の物語」をご紹介したいと思います。
第1話 ものづくり物語
第一弾のコアプログラムとして開催されたのが「ものづくり物語」です。
「工場のおしばい」では煙突やクレーンが突然しゃべり出し、目の前で繰り広げられる巨大な野外劇に大興奮!
光のアーティスト・高橋匡太さんによる三夜連続のスペクタクルで、見慣れた工場のイメージが一新されました。
見逃した方は、ぜひこちらをご覧ください!
5月3日(金・祝) 西条市編
5月4日(土) 新居浜市編
5月5日(日) 四国中央市編
「アーティスト in ファクトリー」では、全国で活躍中の12名のアーティストがこの地域のものづくり企業に滞在し、企業の技術や特色生かした作品を制作しました。
作品制作は企業とアーティストとの真剣勝負。高い技術を誇る企業も初の試みに戸惑いもあったようですが、出来上がった作品やそれを楽しむお客さんの様子に、新たな可能性を見出したようでした。
~四国中央市の企業とアーティスト~
(株)一柳(一柳こんにゃく店) × カミイケ タクヤ
伊予水引金封協同組合 × 月岡 彩
カクケイ(株) × WALTZ.
協和紙工(株) × 町田 紗記
~新居浜市の企業~
(株)大石工作所 × 柳原 絵夢
(有)大伸ステンレス × 牛島 光太郎
(株)別子飴本舗 × 松岡 美江
西機電装(株)/(株)西岡鉄工所 × 土谷 享
~西条市の企業~
いよせき(株) × さとう ゆうじ
(株)コスにじゅういち × 海野 貴彦
(株)田窪工業所 × 竹﨑 和征
(株)フラスコ × 石田 真也
工場にはこれらのアート作品が展示され、まるで美術館のようでした。
普段は見ることのできない工場の見学もできて、地域のみなさんや子ども達も地元の企業がより身近な存在になったようでした。
写真は「伊予水引金封協同組合 × 月岡 彩さん」によるコラボ作品です。
昨年のプレイベントでは、きらびやかな水引細工を白一色で表現することで、伝統工芸士の技術の高さを浮き彫りにしました。
今回はそこに単色のカラーをつけて水引細工の新たな魅力を発信。
特に漆黒の黒松はいつまでも見続けられる美しさでした。
第2話 子どもの物語
大人は入れない、子どもだけで創る子どものまち「小さなさんさん都」が7月28日・29日の2日間限定でオープンしました。
さまざまなお店や会社ハローワーク、銀行などの職業体験を、高校生のプロジェクトチームが企画・運営し、小学生が体験しました。
当日は、子ども達がキラキラと笑顔を輝かせ、警察官や、お店屋さんや、職人になりきって、働く楽しさを体験していました。
第3話 水の物語
「水に浮くまち」は美術家・木村崇人さんによる「水で遊ぶ」アートプロジェクトです。
旧西条藩陣屋跡のお堀の水面下ギリギリに設置されたステージを素足で歩くと、水面が鏡のように大空を映し出し、まるで水空を歩いているようなフォトジェニックな世界に。
この水面ステージではmama!milkのライブや、西条市立西条北中学校の合唱団によるアカペラ、ランタン・フローティングなども行われ、美しく幻想的な世界に魅了されました。
第4話 山の物語
「えひめさんさん物語」の「さん」のひとつは「山」に由来していて、山で遊ぶプログラムも充実。
山登り初心者にはガイド付きの「ハジメテトザン」、経験者には3日間かけて石鎚山脈を縦走する「四国山地縦走チャレンジ」、ファミリーには「DIYキャンプ」など、多彩なプログラムで楽しめました。
11月開催のプログラムもあるので、最高に気持ちいいこの季節にお山へGO!
詳細やお申し込はこちらから。
第5話 あかがね物語
「天空の音楽祭」では”東洋のマチュピチュ”としても人気の観光スポット、標高750mの山中にある東平(とうなる)で、新居浜出身の歌手・石丸幹二さんのコンサートが開催されました。
チケットは即日完売という人気ぶりで、当日はお天気にも恵まれ最高の音楽祭となりました。
チケットが手に入らなかった方へ朗報です!
「天空の音楽祭」の様子が11月2日(土)の午後、テレビ愛媛にて放映予定です。どうぞお楽しみに!
第6話 紙の物語
コアプログラムのラストを飾るのは「紙のサーカス」です。
日本有数の紙のまち四国中央市で、アーティストひびのこづえによる、紙を使った驚きのアートパフォーマンス!!
四国中央市産の紙で作られた衣装をまとったプロパフォーマーと地元の子どもダンサーが登場し、巨大な紙が舞い降りるなど、紙が魅せる幻想的舞台が展開されます。
観客も客席で紙を破ったりと体験型の舞台なので大人から子どもまで楽しめそうですね!
■「紙のサーカス」
日時:11月22日(金)18:30~
11月23日(土)14:30~、18:30~(約90分間)
会場:しこちゅ~ホール 大ホール(四国中央市妻鳥町1830-1)
参加料:無料
紙の物語「紙のサーカス」の事前申込みにつきましては、全公演満席となっておりましたが、11月22日(金)18:30~の回と11月23日(土・祝)18:30~の回におきまして若干数のキャンセルが発生したことから、11月1日(金)正午から追加申込みの受付を行います。
詳しくはホームーページをご覧ください。
同時開催!インスタレーション「紙のまち」
ひびのこづえが描く巨大な紙の絵がホールのエントランスの壁と床に広がり、その中に「紙のサーカス」の衣装が展示されます。
こちらは予約不要なので、みなさまぜひいらしてください。
■インスタレーション「紙のまち」
日時:11月20日(水)~24日(日)9:00から閉館まで
場所:しこちゅ~ホール エントランスホール
参加料:無料
参加予約:不要
ひびのこづえさんのインタビューを、えひめさんさん物語の「さんまが」でご覧いただけます。
「さんまが」はこちら。
四国中央市で開催される11月のチャレンジプログラム
6つのコアプログラムはいよいよ「紙の物語」のみとなりましたが、チャレンジプログラムは期間中まだまだ多数開催中です!
四国中央市では
■ 11月2日(土)「オープンファクトリー (株)一柳(一柳こんにゃく店)世界に一つだけのこんにゃく工房」
■ 11月4日(月)・11月17日(日)「おやまでのんびりハンモックの会」
■ 11月16日(土)~17日(日)「盆栽鑑賞ツアーと苔玉づくりとミニ盆栽体験会」
など予定しています。
他にもえひめさんさん物語イベントカレンダーで気になるイベントをチェックしてくださいね。
えひめさんさん物語イベントカレンダーはこちら
市役所などには、無料配布のガイドブックもあります!
閉幕イベント「さんさんグランドフィナーレ2019」
7ヶ月に渡り開催された「えひめさんさん物語」の閉幕イベントが四国中央市で開催されます。
当日は、愛媛県 中村時広知事、四国中央市 篠原実市長、新居浜市 石川勝行市長、西条市 玉井敏久市長が未来への展望を語るパネルディスカッションや、三島高校・川之江高校の書道部による書道パフォーマンス、チャレンジプログラムの代表者による発表、映像や写真によるプログラムの振り返りなどを予定しています。
■さんさんグランドフィナーレ2019
日時:2019年11月24日(日)13:30~16:00(予定)
会場:しこちゅ~ホール
ありがとう「えひめさんさん物語」
さぁ、残り1ヶ月となりましたが「えひめさんさん物語」通して地元に住んでいながらもこれまで気づかなかった地域の魅力を発見できて、ますますここが好きになりました!
遠くからやって来てくれた人たちとの出会いも一生の宝物です。
もうすぐ終わっちゃうのはなんだか寂しいですが、あと1ヶ月、遊び尽くしたいと思います!!
さて、次はどのイベントに行こうかな。
■えひめさんさん物語
開催期間/2019年4月20日~11月24日
開催場所/愛媛県 四国中央市・新居浜市・西条市内の各会場
お問い合わせ/東予東部圏域振興イベント実行委員会事務局
(愛媛県東予地方局商工観光室内)
TEL 0897-56-1300(代表)(内線474)