紙で遊ぶ!参加体験型の新感覚サーカス

  

サリー    イマナニ体験レポート

雲やクラゲが浮遊する「紙のまち」?

こんにちは!サリーです。
4/20から11/24まで開催されていた「えひめさんさん物語」、皆さんは参加しましたか?
私は四国中央市に完成したばかりの「しこちゅ〜ホール」で、アートパフォーマンス&インスタレーション「紙のサーカス」を観覧してきました!
なぜ「紙」なのかというと、四国中央市は大きな製紙工場が沢山ある日本有数の「紙のまち」だから。

舞台演出や衣装などを担当したひびのこづえさんは「にほんごであそぼ」のセット衣装を担当されていることでも有名なアーティスト。
過去の展覧会に行ったことがありますが、活き活きとした生命力を感じる形や色、意外な材料と手法で仕立て上げられた作品は本当に面白い!
観覧は無料、各回とも先着400名までとあって、予約開始と同時に申し込み楽しみにしていました。
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紙のサーカスの入場整理券、手にしてワクワク!
紙のサーカスの入場整理券、手にしてワクワク! 完成したばかりの「しこちゅ〜ホール」 早めに行きましたが、すでに中には沢山の人がいる様子 外の芝生広場も過ごしやすそうでした! えひめさんさん物語の旗
8月にオープンしたてということもあり、ホールでは毎週のようにイベントが行われているそう。
近くに住んでいる母は、こちらで何かを観るのが今月3回目だと言っておりびっくり!
すでに地域の人たちに愛されている施設のようです♪

ちなみに、大ホールは「おりがみ」小ホールは「かるた」という可愛らしい名称でした。
さて、エントランスには今回のイベントのチラシなどに使われているひびのさんのイラストで床から天井までが包み込まれ、雲やクラゲがふわふわと浮遊している不思議な空間が。
観覧中は撮影禁止なこともあり、こちらが人気の撮影スポットになっていました。

公演開始時刻が近づき整理券順に並ぶと、入場口付近にひびのさんらしい色使いの不思議なオブジェを見つけました!
ユラユラ揺れると、まるで新しい生き物のようで可愛いです。
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エントランスに広がる不思議な空間
エントランスに広がる不思議な空間 よーく見るといろんな物語が隠れていました 「紙のまち」というタイトルのインスタレーション(空間アート) 整理番号順に並んで入場を待つ行列 これは何!?と通り過ぎる人みんな興味深々!

紙で生み出されたアートを体験!

第1部はホワイトアスパラガスというパフォーマー2人の軽快なMCで進み、子供も大人もノリノリ。
紙のお面にイラストを描くことから始まり、トイレットペーパーを客席の皆で巻き取りリレー(結構大変)、上空から降ってきたティッシュペーパーをビリビリ破って丸めて玉入れ…と紙で遊ぶ仕掛けがいっぱい。
子供も大興奮で紙に触れます。

ひびのさんのワークショップで地元の小学生が作った銀紙の切り絵が舞台の一部になっていたり、高校生がスタッフとして参加したりと、参加体験型なのは観客だけではありません。
何度も登場した子供ダンサーは、まさに「にほんごであそぼ」で出てきそうな衣装でコミカルなダンスを披露してくれました!

この時の曲は「四国中央のうた」といって、かなりクセになる感じ。
娘も今だに口ずさみ踊るほど、お気に入りになりました♪
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作ったお面とロウソクで記念撮影
作ったお面とロウソクで記念撮影 何に使うの?と思ったら…玉入れ用の箱でした! 会場の外からも舞台の様子が見られるのは嬉しいですね 会場内撮影禁止のため、代わりにイラストのアップをどうぞ! 床には海の世界が広がっていました♪
第2部は海がテーマ。
ダンサーの引間文佳さんが中心となって作り出す幻想的な海の世界へ引きこまれます。
力強くも、しなやかで美しい動きにうっとり。
舞台いっぱいに裾が広がる金色の紙のドレスをビリビリ破くパフォーマンスは印象的でした。

ホワイトアスパラガスの2人はフワフワの大きな衣装を着て動きづらそう…と思ったら、ジャグリングしたり逆立ちして動いて見せたりして観客から歓声が!
技の途中で勢い余り、イソギンチャクのような被り物を落としてしまうハプニングには大盛り上がり。

最後はロウソク型のライトを会場内の皆でユラユラして、海でクラゲが揺れているような光景に。
そういえば、開始早々に驚く出来事が…なんと入場口でユラユラ揺れていたもの全て、衣装だったのです!
さらにエントランスにあったクラゲも、子供たちが身につけて登場したのでびっくりでした!
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こちら、実は衣装でした!
こちら、実は衣装でした! 見えづらいですが、黒い部分が被ったり着たりするところ これを着て、跳ねたり側転したりしていましたよ! 連結した風船が穴あきの布で覆われている…不思議 このクラゲを頭に被った子供たちも登場
今回も、親子で大満足のイベントでした。
東予東部の3市(新居浜・西条・四国中央)で開催された「えひめさんさん物語」は、地域の資産とアートやアクティビティを融合させることで生まれる新しい物語を紡ぐことがコンセプト。

紙のサーカスもそうですし、水の都である西条では水を使ったアートや食のプロジェクト、東洋のマチュピチュと呼ばれる別子銅山でのコンサート、石鎚山での山遊びや山登りなど、地域にすでにあるものを活かしてこのイベントが行われたそうです。
この地域出身として、地元が注目され盛り上がることはとっても嬉しいものですね。

今ある資源を活かしつつ、今回のように新しい試みもどんどん取り入れ挑戦していってほしいと強く思いました!
こんな刺激的なイベントに関わった子供たちは夢が大きく広がったのではと、地域のオバチャンとして楽しみな気持ちでいっぱいな私。
今年だけではなく是非とも、次回の開催を期待しています!
紙のサーカス
開催日/2019年11月22日~11月23日
開催場所/しこちゅ〜ホール 大ホール(愛媛県四国中央市妻鳥町1830-1)
駐車場/あり
料金/なし(要予約)
問い合わせ先/東予東部圏振興イベント実行委員会事務局(愛媛県東予地方局商工観光室内) TEL.0897-56-1300
URL/https://ehimesansan.jp/events/403
reported by サリー