【大洲八多喜 祇園まつり 愛媛/大洲市】 1年間の災厄除け祈願に祇園神社を訪れよう
2025年1月29日〜1月31日開催 旧暦の1/1〜3に開催される伝統の祭り

大洲市、八多喜祇園神社で「八多喜のお祇園様」として親しまれている大洲八多喜祇園まつり。
2年連続での実施となる今年は1月29日(水)、1月30日(木)1月31日(金)の3日間にわたって開催。
1年間の縁起、悪病除け、牛馬守護などの祭厄除け祈願に多くの参拝者が訪れる、地域の人々に愛されたお祭りです。
祇園神社の歴史は古く、天慶2年(939年)に京都の祇園神社から分霊を勧請され、この地に祀ったことが始まりなのだそう。
その後、大洲藩主の崇敬を受け、歴代の藩主が勤労交代の際に海上安全や諸祈願のため、祇園神社を訪れ奉幣を行ったと伝えられています。
主祭神は素盞嗚尊(すさのをのみこと)と奇稲田媛命(くしなだひめのみこと)。
八岐大蛇(やまたろのおち)を退治した逸話で知られる素盞嗚尊は勇気と強さの象徴として信仰され、その妻である奇稲田媛命は豊穣の神様として五穀豊穣、家内安全、夫婦円満のご利益があると伝えられているのです。
伝統の藤縄神楽で厄除け祈願を
祭りの最終日に執り行われる「藤縄神楽」は大洲市藤縄、柳沢及び田処地区により伝習される採物神楽(とりものかぐら)です。
神楽奉納記録(栗田家文書)によれば、弘化2年(1845)には神職神楽としておこなわれていたと記録されており、明治以降は地域の「神楽師」による伝承へと移行したそう。
現在は主に大洲市内の30余りの神社の春祭りにおいて、神社拝殿で厄除け祈願などを兼ねて演じられています。
神楽の構成は「前の口」から「薙刀の舞」までの18演目で構成され、素面または着面で扇、刀、弓矢などを手に採り、太鼓・締め太鼓・すり鉦・笛とともに舞われています。
「悪魔払鬼四天」の演目などでは、鬼(ダイバ)と観客のやりとりもあり、大衆娯楽として愛されてきた歴史を持ちます。
お祭り開催期間中は「八多喜商工会」による出店も楽しみの1つ。
うどんやいなり、甘酒など寒い時期に嬉しいメニューが盛り沢山。
身体も心もほっこり温まってくださいね。
歴史と伝統の大洲八多喜祇園まつり。
ぜひ開催期間中は八多喜祇園神社を訪れて、その息吹を感じて下さいね!
- ■ 大洲八多喜 祇園まつり
- 開催日/2025年1月29日(水)〜1月31日(金)
- 開催時間/10:00~16:00
- 開催場所/祇園神社
- 住所/愛媛県大洲市八多喜町
- 料金/なし
- お問い合わせ/大洲市観光協会
- TEL/0893-24-2664