こんちには、トマル＠爆心です！
今回は、市民ミュージカルを観に行ってきました！
こちらのイベントは、今年で記念すべき25回目を迎えられたそうです。

時間に余裕を持って会場に到着したのですが、キャメリアホールの前にはすでに、幾重にも重なる長蛇の列が…！
約1,000名を収容できる会場は満員状態。

通路に用意されたパイプ椅子に座ったり、入り口近くで立ち見のお客様もいらっしゃいました。
広く長く愛されてきた、市民ミュージカルの歴史の重みを感じます。

～あらすじ～
北の国に暮らす王女姉妹。ある日、姉に備わった、あらゆるものを凍りつかせてしまう不思議な力のせいで、事故が起こります。
それをきっかけに、幸せだった姉妹の運命は大きくねじ曲がり、王国にも混乱が生まれます。

降りかかる数奇な運命に、2人はどう立ち向かうのか。
そして、王国を混乱から救うことはできるのか…！

きらびやかな衣装と、息の合ったダンスからは、王国の幸せな雰囲気が伝わってきました。
そして、主人公達の前に立ちはだかる障害。
打ち砕くことができたのは、2人が出会った人々との絆や導き、支えがあったからだと思います。

正直なところ、幅広い年齢層の観客を意識した内容だろうと予想していました。
実際に、ゆっくりとした台詞まわしなど、わかりやすさが強調された演出だったと思います。

でも、いつの間にか、主人公たちの心情に深く感情移入している自分がいました。
出演人数の多さは、大きな魅力の一つだと思います。

そこから生み出される圧は、1度きりの生の舞台において、何物にも代え難いです。
そして、その圧力を導く演出の技は、とても巧みでした。

後半は特に、客席の合間で常に役者が演技するなど、観客を巻き込んだ展開で、これが特に作品世界への没入を、加速度的に速めていったと思います。

公演後、記念すべき10万人目の来場者をお祝いするセレモニーがありました。

逆算すると、公演の度にキャメリアホールが満員になっていた、ということになります。
興業としての成功は、言うまでもないですね。

10万人目の来場者は、仲の良さそうなご家族でしたが、インタビューからは、本当に市民ミュージカルが好きなんだという思いが伝わってきました。

また、女の子が印象に残った登場人物が、悪役の魔女だったことも印象的でした。
ベテラン勢の演技が、光っていた証拠だと思います。

これだけの公演を成功させた裏側には、どれほどの支えがあったのでしょうか。
それらは観客の目に見える形ばかりではなく、日の目を見ることはないかもしれませんが、確かに存在していると思います。

市民ミュージカルは、これからもまた次の代、その次の代へと、新しい物語を紡いでいくのだと思います。
来年の公演が、今から楽しみです！成功をお祈りしています。

第25回市民ミュージカル「雪の女王～氷結晶の鏡が砕け散って～」
開催日／7月15日（日）～7月16日（月）
開催時間／10:30、15:00（開場各30分前）
開催場所／松山市総合コミュニティセンター キャメリアホール（愛媛県松山市湊町7-5）
駐車場／駐車場有り 混雑が予想されるため公共交通機関の利用がおススメ
料金／一般1,500円、高校生以下1,000円
問い合わせ先／公益財団法人松山市文化・スポーツ振興財団 コミュニティセンター文化振興課　TEL.089-909-6153
URL／http://www.cul-spo.or.jp/comcen_event/musical/