いしづち編集学校で勉強して、起業しない?

  

生徒から講師へ!リアルな田舎暮らしをお伝えします!

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ソラヤマいしづちがお送りする「いしづち編集学校」の魅力に迫る、第三弾!
今回は一期の卒業生、大川村で暮らす竹友大騎さんにお話を伺いました。

「いしづち編集学校って何?」という方は、下記の記事をご覧ください。
「熱いぜ!いしづち★バラエティに富んだ起業育成プログラム」はこちら

「いしづち編集学校」とは、無料で経営ノウハウや石鎚エリアの自然についてプロから学び、地域を活かした起業を目指す人を応援する、去年開校した『起業育成プログラム』のことです。

山に魅せられた、起業を目指す青年

さっそく、一期生の竹友大騎さんにお話を伺いました。

僕は広島県呉市出身で、今年で26歳になります。

以前は大きな会社で経営コンサルタントの仕事をしていましたが、「ここは自分の場所じゃない、僕の居場所は山だ…!」と感じ、転職を決意しました。

高知県大川村の地域おこし協力隊に応募し、今年で2年目を迎えます。

いしづち編集学校を受講したきっかけは、高知県大川村の地域おこし協力隊となって半年ほどして、むらづくり推進課の方から「面白い試みがはじまったから、受講してみてはどうか?」と勧められたのです。

そもそも、どうして地域おこし協力隊に志願したか?をお話しましょう。

広島の大学では経営について学びながら、教授が顧問を務めるアウトドア系のサークルに入り、フィールドワークで草の名前を調べたり、チェンソーで切った木を使って箸を作ったりしていました。

その後、就職して東北に住むことになったのですが、「なんだか違う」と感じることが増えてきて。
「僕が本当にやりたいことは何だろう?」「何をしている時が一番、自分らしかったのだろう?」と考えた時、「やっぱり僕は、山の中に居る自分が好きだ!」ということに気付いたのです。

寒いところよりも、暖かいところを好むことにも気付いたので、南の地域で検討しました。
ちょうど高知県の大川村で地域おこし協力隊が募集されていたので、山と川のある大川村に決めたのです。

いしづちエリア内の「高知県大川村」

高知県大川村は、高知県の最北、四国のほぼ中央に位置しています。
日本一人口の少ない、400人も居ない村です(離島を除く)。

昔は鉱山経営で栄えていましたが、閉山したり、早明浦ダムができて村の中心部がダムの底に沈んだりして、今では人口の少ない村となっています。

僕は、大川村のポスターにあった「何もないなら作ればいい」というキャッチコピーに惹かれ、移住を決意しました。

コンビニも無ければ、自販機も村の中に3つ程しかありませんが、志遊美谷の美しさや、星の美しさ、人の温かさにふれながら、おだやかな毎日を楽しく過ごしています。

いしづち編集学校を受講した、詳しい経緯について

村役場の方から「新しく開校されるいしづち編集学校では、いしづちエリアや(愛媛県西条市、愛媛県久万高原町、高知県いの町、高知県大川村の4つの市町村)、起業・経営のことについて学べる」と薦めてもらって、受講することにしました。

僕自身、地域おこし協力隊の任期を満了したら、大川村で田舎暮らしや登山などのプランニングを企画する会社を立ち上げたいと思っていたので、とてもタイムリーでしたね。

いしづち編集学校を受講して変わったこと

特に、プロの自然観察ガイドをされている、西条自然学校の理事長 山本貴仁先生のお話に興味がありました。

山本先生からは、座学で「ガイドとはどういう存在か?」という根本的なことも学びましたね。
ガイドって、実際に現地で案内する時間よりも、準備・片付けの方が長いのです。

お客さんにとって慣れない場所で安全に楽しんでもらうという、責任の重い仕事なので、半端な覚悟では駄目なのだと。

フィールドワークでは、ただ歩くだけでは通り過ぎてしまうような草木などに、お客さんの目を向けさせて、話を掘り下げ、いかに楽しんでもらうか?そして自分自身が楽しんでいるか?
その大切さを、改めて気付かせてもらえました。

モノであったり、文化や伝統であったり。
普段、何気なくそこにある存在は、誰かが気に留めていないと忘れられてしまう。
そういったものに目を向けさせ、語り・伝えていく人の存在って、大切だと思うのです。

朝起きて新鮮な空気を吸いながら、美しい川原を散歩して、炭を作ったり、会う人とお話をしたりしながら、自分たちで作った美味しいご飯を食べて、光り輝く星を見て眠る。

大川村のそんな「何気ない普段の生活」を、訪れる人に味わってもらいたい、楽しんでもらいたい。

僕は、大川村の最大の魅力は「村に住む人々」だと思っています。
何も無いからこそ、知恵を絞って生きている村人の力強さを、肌で感じて欲しいのです。

いしづち編集学校に参加したことで、「大川村の素の魅力を、村に住む人々と一緒に伝えていくような、そんな仕事がしたい!」つまり、起業したい!と、より強く思えるようになりました。

いしづち編集学校を受講して変わったこと②

松山市で中小企業を対象にした経営コンサルティングをされている、ジェントル・マネジメント(株)の向井重樹社長のお話も、とても印象に残っています。

「なぜ、このことをやりたいのか?」「それには、どんな意味があるのか?」
経営をするなら、「なんとなく」では駄目で、きちんと頭の中を整理して、継続できるようにロジカルに考える必要があること等――。

経営学の本質や、精神面について再認識することができました。
僕の「これから」に、今まさに役立っています。

いしづち編集学校を受講した感想

全13回、参加してみての感想は「楽しかった!」の一言です。
知識面での収穫は本当に大きかったし、同じ志を持つ仲間もできました。

受講メンバーの2名とは今でも連絡を取り合っていて、1~2ヶ月に1度会って、情報共有しています。
問題点などを相談し合ったり、立て直し案を一緒に考えたりしていますね。

いしづち編集学校のおかげで、とても良い出会いに恵まれました。

いしづち編集学校でお会いしましょう!

実は僕、9月4日に「いしづち編集学校」の講師として登壇する予定です。

座学では、大川村の観光や魅力についてお伝えし、フィールドワークでは実際にサップ(カヌーのようなボート)に乗ってもらい、川をめいっぱい楽しんでもらおう!と思っています。

また、いしづち編集学校に参加して学んだ事柄を、僕なりに体現したイベントを今後、開催予定です。

サップリングや大川村にご興味がございましたら、8月16日に開催を予定されている、僕の企画する「SUP+サイクリング「サップリング」」へ、ぜひご参加ください。

野山の恵で作られた大川村の食について知ってもらい、実食してもらったり、穏やかな渓流の中でサップを使って魚釣りをしたりするつもりです。

大川村の皆さんのご協力のもと、老若男女問わず、安全に楽しめるプランをご用意いたしますので、お楽しみに!

「サップリング」お申し込みはこちら

ぜひ、僕や大川村の人々に会いに来てください!
2期生やイベントの貴方のご参加を、スタッフ一同お待ちしています!

■ いしづち編集学校
開催日時:2020年8月6日(木)~2021年1月15日(金)14回開催予定
開催場所:Webセミナーが中心となりますが、フィールドワークなども予定しております。
お問い合わせ先:ソラヤマいしづち 担当 石川・日野
お問い合わせ電場番号:0897-47-6030
メールによるお問い合わせ先:ishizuchieditschool@gmal.com
ソラヤマいしづち公式HPはこちら
イマナニで「2020 いしづち編集学校(開校式)」の情報を見る

reported by イマナニ編集部 Natuorhytym
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