「つなげ!生物多様性 高校生チャレンジシップ」をエミフルMASAKIで開催!

  

生物って多様で面白い!好奇心をくすぐるイベント

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9月26日(土)、エミフルMASAKIの1階催事場(グリーンコート・エミフルコート)にて「つなげ!生物多様性 高校生チャレンジシップ」が開催されます!

愛媛における生物多様性の保全や普及を志す若者を育成するための場として、高校生による研究発表「令和2年度 えひめの生物多様性守りたい!甲子園」をメインとしたこのイベント。
県内外の高校生による研究発表を収録動画で配信し、公開審査を行います。

ほかにも、一般社団法人エシカル協会代表理事の末吉里花さんによる基調講演や、松山市出身の自然写真家・松本紀生さんのアラスカ・フォトライブ、NPO法人森からつづく道の松井宏光さんによるワークショップ用動画放映「愛媛の里山で生物多様性を考える」など、楽しく学べるプログラムが用意されています。
(新型コロナ感染拡大防止のため、高校生や講師はオンライン出演です)

当日、エミフルMASAKIに遠方のため会場に来場が難しい方は、YoutubeLiveにてリアルタイムに視聴することもできます。
YoutubeLiveによるリアルタイム視聴はこちら

また、エミフルコートでは、生物多様性を守るための行動「M Y行動宣言」にちなんだ5ジャンル(たべよう・ふれよう・つたえよう・まもろう・えらぼう)の展示物を紹介。

生物多様性を守るために、私たちに何ができるのか…?
生きていくうえで大切なテーマについて、じっくりと考える1日になりそうです。

今回は、イベントへ行く前に知っておきたい「生物多様性」のことや、プログラムについて詳しくご紹介します!

そもそも、生物多様性って何?

そう思われた方、多いのではないでしょうか?

生物多様性とは、地球上に存在する多様な生きものたちの命のつながりのことを指します。
それは動物だけでなく、イネやコムギなどの植物に大腸菌、バクテリアまで、3,000万種ともいわれる多様な生きもの一つひとつに個性があり、すべてが直接的、または間接的にかかわりあい、支えあって生きているということ。

人類は、地球に息づく多くの生命と、その環境を分かちあって生きてきました。
呼吸も食事も、そして安定した生活環境も、すべてが生物多様性の恩恵として、もたらされています。

しかし、近代化により急激に進み始めた自然破壊が深刻な環境問題を引き起こし、多くの生物が減少・絶滅に追い込まれている今、地球の「生物多様性」は大きく損なわれようとしています。

この世界規模の問題を深く認識し、解決していくためにも、地球に生きる私たち一人ひとりが「生物多様性」について学び、守っていくことが大切なのです。

エシカルな暮らしを紡ぐ、末吉里花さんが登場

イベントは、エシカル協会の代表理事を務める末吉里花さんによる基調講演からスタートします。

末吉里花さんは、慶應義塾大学総合政策学部を卒業後、タレント・レポーターとしてT B S系『世界・ふしぎ発見』のミステリーハンターを務めるなど、幅広く活躍されてきました。

現在はエシカル協会の代表理事として日本全国の自治体や企業、教育機関で精力的にトークショーや講演活動を展開。
エシカル消費の普及を広めていらっしゃいます。

基調講演のテーマは「私たちの選択が未来を変える〜エシカルな暮らしを始めよう」。

「人や地球環境、社会、地域におもいやりのある考え方や行動」を意味するエシカル。日本におけるエシカルのパイオニア的存在である末吉さんの生の言葉から、その大切さや本質について考え、エシカルな暮らしをはじめるきっかけにしてみませんか?

高校生による研究発表「令和2年度 えひめの生物多様性守りたい!甲子園」

続いては、「令和2年度 えひめの生物多様性守りたい!甲子園」。
生物多様性を研究する高校生が県内外から集結し、それぞれの研究活動発表を行います。

今回の参加校と、それぞれの研究発表のテーマをご紹介します。
●愛媛県立今治西高等学校「新たな河川評価方法の提案について−蒼社川・大明神川・賀茂川を比較して分かったこと−」
●愛媛県立今治東中等教育学校「今治地区淡水産シジミ類の未来をひらく〜タイワンシジミ分布拡大の謎〜」
●愛媛県立松山南高等学校「えひめの里山の生物多様性を守りたい研究」
●愛媛県立宇和島東高等学校「固有種トキワバイカツツジの保全のための基礎調査3」
●鈴鹿高等学校(三重県)「高校でのネコギギ保全」
●岐阜県立岐阜高等学校「守れ!ふるさとのヤマトサンショウウオ〜13年間の活動の軌跡〜」
●岐阜県立恵那農業高等学校「花咲かみつばちプロジェクト〜みつばちとともに里山の調査・保全・活用〜」

研究発表は収録動画での配信となりますが、公開審査はオンライン出演によるライブ!

審査員からの鋭い質問に、高校生のみなさんがどう返していくのか。
画面越しではありますが、ぜひ会場で応援しましょう!

雄大なアラスカの自然を「フォトライブ」で感じる!

高校生のフレッシュな活躍を見届けた後は、自然のダイナミズムや美しさに圧倒される、松本紀生さんのオンライン「アラスカ・フォトライブ」です。

松山市出身の自然写真家・松本紀生さんは、立命館大学在学中に写真家になることを志し、アラスカ大学へ編入し、独学でキャンプや撮影技術を習得。
現在は一年の約半分をアラスカで過ごし、ライフワークとする動物や風景、オーロラの撮影に専念されています。

夏季は北極圏や無人島で、冬季は氷河の上に自作するかまくらでひとり生活しながら、アラスカの自然にカメラを向ける松本さん。
その活動はT B S「情熱大陸」やアメリカの「National Geographic Channel」などでも紹介されています。

「アラスカ・フォトライブ」は、映画さながらの空間で繰り広げられる、新しい形のエンターテイメント・スライドショー。
アラスカの大自然の写真を大スクリーンで鑑賞しながら、撮影の様子やアラスカでの生活について、松本さんの解説を楽しむことができます。

臨場感あふれる写真と動画、音楽のコラボレーションに、アラスカの息吹をたっぷりと感じられることでしょう!

「MY行動宣言」は、生物多様性を守るためのアクション

今回のイベントでは、参加されるみなさんに、「MY行動宣言」のご協力をお願いしています。

MY行動宣言とは…
5つのテーマをめぐって生物多様性を守るため、私たちにできるアクションを宣言すること。
そこで、1階のエミフルコートでは、「たべよう・ふれよう・つたえよう・まもろう・えらぼう」という「MY行動宣言」のテーマにちなんだ展示物を紹介しています。

①たべよう
地元でとれたものを食べ、旬のものを味わいます。

済美高校による開発料理の紹介、ジビエ商品の展示・販売などを行います。

②ふれよう
生の自然を体験し、動物園・植物園などを訪ね、自然や生きものにふれます。

害獣用狩猟製品や、高校生による研究発表内容などを展示しています。

③つたえよう
自然の素晴らしさや季節の移ろいを感じて、写真や絵、文章などで伝えます。

生物多様性のパネル展示などを行います。

④まもろう
生きものや自然、人や文化との「つながり」を守るため、地域や全国の活動に参加します。

西条市によるカブトガニ保全活動について展示します。

⑤えらぼう
エコマークなどが付いた環境に優しい商品を選んで買います。

生物・自然を活かした商品の展示・販売。
イノシシ革のレザークラフトや木製グッズを予定しています。

今こそ、生物多様性について考えよう!

新型コロナウイルスの感染拡大により、世界的に「新しい生活様式」が浸透しつつある今。
これは、ライフスタイル自体を見つめ直す一つのきっかけかもしれません。

こんなときだからこそ、地球上の生きものはみんなつながり、支え合って生きているということを再確認し、生物多様性を守る取り組みへのアクションを起こしてみませんか?

■生物って多様で面白い!つなげ!生物多様性 高校生チャレンジシップ
開催日/2020年9月26日(土)10:30〜16:30
開催場所/エミフルMASAKI 1階グリーンコート・エミフルコート 伊予郡松前町大字筒井850
参加/無料
お問い合わせ/愛媛県自然保護課 TEL/089-912-2365
YoutubeLiveによるリアルタイム視聴はこちら
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reported by イマナニ編集部 KASAK
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