ドライブの目的は「道の駅」!

  

ちょっと寄るだけではもったいない!「道の駅」の楽しみ方

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そもそも「道の駅」って?

ドライブ途中に立ち寄る「道の駅」。休憩に、買い物に、食事に、とっても便利な施設ですよね。この「道の駅」、そもそもどんなものなのか、ちょっと調べてみました。

「道の駅」は、平成5年に国土交通省により制度化された施設です。道路を使う人たちが快適に休憩でき、情報入手や地域交流もできる場とされています。

「道の駅」は市町村などが国土交通省へ申請し登録する施設で、設置に必要な条件があります。
例えば、十分な広さの駐車場、トイレ、電話が備わっていること、それらが24時間利用可能であること。バリアフリーであることも要件です。
確かに、「道の駅」は困った時の強い味方、という気がします。


▲看板に掲げられた三角屋根に人と木のようなマークは、「道の駅」として認められた証なのです!

豆知識を一つ。「道の駅」の責任者の肩書きは「駅長」さんなんですよ。実際は店長さんとか所長さんなどと呼ばれていることもありますが、申請書上の正式名は「駅長」なのです。

愛媛は「道の駅」全国ベスト10


▲新居浜市の「マイントピア別子」。平成5年、愛媛で最初に登録された「道の駅」2駅のひとつです。もう1駅は伊方町の「瀬戸農業公園」。

平成5年に全国に103箇所でスタートした「道の駅」でしたが、平成30年現在では1,145箇所もあります。
愛媛県には全部で29箇所。これはなんと、全国10位の多さです!
1位は北海道の122箇所。広い土地ですからね。最下位は東京都の1箇所です。



県内最新の29箇所目の「道の駅」は、今年平成30年8月25日にグランドオープンした「道の駅 なかやま」。「クラフトの里」として親しまれていた施設が、「道の駅」として生まれ変わりました。

温泉に入れる「道の駅」

さあ、それでは愛媛県の「道の駅」の楽しみ方を、いくつかご紹介しましょう。
まずは温泉から。


▲「津島やすらぎの里」の「熱田の湯」

宇和島市「津島やすらぎの里」には、美人の湯とも言われる温泉「熱田の湯」があります。自然石の露天風呂やサウナなどもあるゆったりとした施設で、入り口には無料で入れる足湯も。


▲「霧の森」の「交湯〜館」

四国中央市「霧の森」にある「交湯〜館」は、霧の森温泉の源泉からお湯をひいています。露天テラスのジャグジーなど、森の緑に囲まれた環境は爽快。

他にも、新居浜市「マイントピア別子」の「別子温泉〜天空の湯〜」、西条市の「小松オアシス」に併設された「椿交流館 椿温泉こまつ」などもあります。

水族館のような「道の駅」

考えてみれば、独立した「水族館」という名の施設が無い愛媛県。「道の駅」で、綺麗なお魚や水辺の生き物と触れ合える貴重な体験をすることができます!


▲「虹の森公園まつの」の「おさかな館」

松野町の「虹の森公園まつの」には、四万十川をはじめとする淡水に棲む魚たちがたくさんいます。世界最大級の淡水魚ピラルクなど、巨大な魚を集めた大水槽も。

ペンギンやカワウソ、二本足で立つワニの「だいごろう」などにも会うことができますよ。


▲「伊方きらら館」の「ふれあい水槽」

伊方町の「伊方きらら館」には、不思議な水槽があります。水槽の中に頭を入れることができるのです!目の前や頭上を魚が泳ぎ、まるで水中にいるよう。
側面にある小窓から、餌やりをすることもできます。水が漏れ出してこない不思議な小窓です。
2階にある部屋全体が海の中の映像になっているバーチャル水族館「きららアクアリウム」も必見ですよ。

「道の駅」で地元グルメを味わう

その土地のグルメを楽しむことができるのも、地域と密着した「道の駅」ならでは。レストランやフードコートはもちろん、テイクアウトで楽しめる軽食などにも名物があります。


▲「よしうみいきいき館」の「海鮮七輪バーベキュー」

今治市、しまなみ海道の大島にある「よしうみいきいき館」で評判なのが、「海鮮七輪バーベキュー」です。新鮮な魚介を七輪で香り高く焼き上げて、アツアツを頬張ればもうたまりません!想像以上の楽しさと美味しさですよ。


▲「瀬戸農業公園」の「金太郎芋スティック」

伊方町の「瀬戸農業公園」の「金太郎芋スティック」もおすすめ。この地方の名産品「金太郎芋は、とっても甘みが強いサツマイモで、自然の甘みだけとは思えないほど。それを素揚げにした揚げたてホクホクのスティックは絶品!金太郎芋のソフトクリームもあります。

ところで、「瀬戸農業公園」といえば「佐田岬メロディーライン」。
「瀬戸農業公園」付近を八幡浜方面へ車で走ると、タイヤの振動音が「みかんの花咲く丘」のメロディーを奏でます。そして今年(平成30年)2月、佐田岬メロディーライン に新曲が追加されたそうです。
八幡浜から伊方に入る直前の「大峠トンネル」の先で「瀬戸の花嫁」、そして瀬戸農業公園の手前の「瀬戸トンネル」を三崎方面へ抜けた先で「うみ」のメロディーが聞こえるそうですよ!

「道の駅」でお買い物

「道の駅」といえば産直市がつきものですね。


▲「どんぶり館」の「青空市場」

産直市はその名の通り、産地から直接届いた農産物などが並んでいます。新鮮で、しかもとってもお得。利用したことがある人も多いのでは。
そして産直以外にも注目商品がたくさんあります。
美味しいパン屋さんが多いのも、愛媛の「道の駅」の特徴なのでは!?


▲「八幡浜みなっと」の「石窯パン工房」

「八幡浜みなっと」のフードコートにあるのは、店内の石窯でパンを焼き上げる「石窯パン工房」。美味しそうな香りについ誘われてしまいます。同じ石窯で焼くピザもおすすめ。


▲「天空の郷 さんさん」の「sansanパン工房」名物「黄金の柱」

久万高原町の「天空の郷 さんさん」も、ここのパンを目当てに訪れるというファンも多い有名店です。「黄金の柱」は飛ぶように売れる名物パン。自宅用にもお土産にも外せません。

他にも内子町「内子フレッシュパークからり」や鬼北町「日吉夢産地」などにも、人気のパン屋さんがあります。

最後に珍しいお買い物情報をご紹介。


▲「今治湯ノ浦温泉」の「温泉スタンド」

今治市の「今治湯ノ浦温泉」では、温泉を持ち帰ることができます。しかもセルフのガソリンスタンドのような自動販売機スタイルで、その名も「温泉スタンド」。100円で100リットルの湯ノ浦温泉の源泉が買えるのです。
冷泉なので、家で沸かして入ってください。

いかがでしたか?ドライブ途中にちょっと立ち寄るだけではもったいない「道の駅」。今度はぜひ、ドライブの行き先を「道の駅」にしてみましょう!愛媛県内に29駅もあるのですから、1日に何軒かハシゴするのいいかもしれませんよ。

reported by イマナニ編集部
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