愛媛県 ホタル鑑賞スポットNAVI 2021

  

美しい光が初夏の夜を乱舞!

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ホタルが飛び交う季節がやってきましたね。
自然豊かな愛媛県には、有名なホタル鑑賞スポットがたくさんあります。

ホタルに会える条件は以下6つ!

・5月中旬~6月上旬頃
・時間は19:30~21:00
・湿度の高い、川や田んぼの水面
・月明かりのない暗い日
・風のない生暖かい日
・晴れた日

ホタルを間近に見ることができる良い機会。
小さな子ども連れでも安全に鑑賞できるスポットも紹介していますので、家族みんなで計画をたてて出かけてみてはいかがでしょうか。

また、現在はコロナ禍。
感染症対策としてマスクを着用し、静かにホタルを鑑賞しましょう。
手洗いやアルコール消毒、事前の体温チェックも忘れずに行ってから現地に向かいたいですね。

幻想的な雰囲気を楽しめる「ほたるの里ふたみ」

ホタルと共生する環境作りを目指し、30年以上前からゲンジボタルの保護活動を行い、環境省の「ふるさといきものの里100選」にも選出された双海町の翠地区。
幻想的な雰囲気を楽しもうと、毎年1,000人を超える人で賑わう人気のスポットです。

今年は5月下旬頃からホタルが飛び始めるとのこと。
オススメのスポットは、国道378号から「双海駐在所交差点」を西へ入りそのまま3km進んだところにある「翠小学校」周辺。

「翠小学校」の横を流れる「上灘川」に、たくさんホタルが飛んでいるので足を運んでみてくださいね。

なお、会場にトイレはないので「ふたみシーサイド公園」で済ませておきましょう。

また、バザーや出し物を楽しめる「ほたる祭り」は中止に。
ちょうちんを片手にホタルを観察する「ちょうちん行列」や、参加者全員で風船を一斉に放つ「風船飛ばし」など幻想的な風景に出会えるイベントなので、来年の開催を楽しみに待ちましょう。


写真提供:伊予市観光協会

2018年に「ほたるの里ふたみ」を訪れた体験レポートも参考になるのでぜひ!
「幻想的で儚い光の乱舞「ほたるの里ふたみ」でホタル鑑賞」

■ ほたるの里ふたみ
住所:伊予市双海町上灘川周辺
電話番号:089-994-5852(伊予市観光協会)
営業時間:見学自由
期間:5月下旬~6月上旬
駐車場:無
イマナニで「ほたるの里ふたみ」の情報を見る

約800本の竹灯籠が出迎えてくれるホタルの町「川の郷のホタル」

松山市の石手川ダム上流山あいにある川の郷町では、6月頃からホタルを見ることができます。

比較的人も少なく、虫の音や川のせせらぎを聞きながらゆっくりとホタルを鑑賞できる穴場スポット!
会場近くに5台ほど車を停めることもできるので、家族連れにもピッタリですよ。

県道196号沿いにある「竹山荘」を目印に車を走らせていると、地域の人々が手作りした竹灯籠にろうそくの火が灯る幻想的な景色を見ることができます。

この竹灯籠には、医療従事者への感謝と、川の郷町へ訪れた人へのおもてなしの気持ちが込められているそう。
期間は6月1日(火)から約1カ月です。

「竹山荘」では、宿泊だけでなく日帰り温泉を楽しむこともできるので、癒しのプチ旅行を楽しむことも。
川の郷町でしか見ることができない景色を、初夏の思い出として添えてみてはいかが?

■ 川の郷のホタル
住所:松山市川の郷
電話番号:089-977-6877(竹山荘)
営業時間:見学自由
期間:6月1日(火)~下旬頃まで
駐車場:有
イマナニで「川の郷のホタル」の情報を見る

ホタルの数は全国屈指!「伊予市中山町一円のホタル」

1986年からゲンジボタルの保護・養殖・幼虫の浮流を続けている伊予市中山町。
ホタルの数は全国でも屈指の多さを誇り、6月頃には川辺を舞う美しいホタルの姿を観賞することができます。
その数は約3万頭とも!

ホタルの鑑賞会や生態教室、ステージイベントなどを楽しめる「伊予中山ホタルまつり」は中止となるので注意してくださいね。

中山川全域でホタルを見ることができるので、家族みんなでお気に入りの場所を探したり、友達と穴場スポットを共有したり。
日本の風物詩を楽しみましょう!

■ 伊予市中山町一円のホタル
住所:伊予市中山町
電話番号:089-994-5852(伊予市観光協会)
営業時間:見学自由
期間:5月下旬~6月中旬
駐車場:無
イマナニで「伊予市中山町一円のホタル」の情報を見る

行灯が足元を照らす安心のホタル鑑賞スポット「柿原川のホタル」

内子町の市街地南東に姿を見せる「大登山(おおとざん)」。
その麓を流れる柿原川沿い、延長約1kmでは野生のゲンジボタルが飛び交う様子を見ることができます。

遠方からも多くの人が訪れるホタルの名所としても有名なスポット。
ホタルが飛び始める5月上旬に行灯を設置し、人々を迎える準備を済ませている。

足元をほんのりと照らしてくれるので、小さな子ども連れでも安心して鑑賞することができるスポットです。

「五十崎自治センター(内子町平岡甲185-1)」の駐車場を利用することができるのも大きなポイント!
ホタルスポットの近くまで行けるので助かりますね。

■ 柿原川のホタル
住所:喜多郡内子町平岡
電話番号:0893-44-3790(内子町ビジターセンター)
営業時間:見学自由
期間:5月中旬~6月上旬
駐車場:有
イマナニで「柿原川のホタル」の情報を見る

「旧松野南小学校周辺」のホタルの光に癒やされよう

日本三大清流の一つ。
「四万十川」の支流、清流「目黒川」の恵みを受ける松野町目黒地区。
2005年に発足した「目黒の里ホタル愛好会」がホタルの愛護・保護活動を行っており、シーズンになると多くのホタルが飛び交う名所となります。

中でも「旧松野南小学校」周辺にある「目黒川」や田園は、絶好の鑑賞スポットなのでお見逃しなく。

今年は田んぼの畦道を手作りの灯籠でライトアップするイベント「蛍の畦道ライトアップ」は中止になります。
今年はゆっくりと初夏の散歩を楽しみつつ、田園風景に浮かび上がる光に癒されましょう。

■ 旧松野南小学校周辺のホタル
住所:北宇和郡松野町目黒地区(旧松野南小学校周辺)
電話番号:0895-42-1111(松野町役場内 目黒の里ホタル愛好会事務局)
営業時間:見学自由
期間:5月中旬~6月中旬
駐車場:無
イマナニで「旧松野南小学校周辺のホタル」の情報を見る

県内でも有数のホタル保全地区「柳沢のホタル」

ゲンジボタルの発生地として愛媛県の天然記念物に指定されている柳沢地区を流れる「矢落川」流域。

6月上旬に行われている「柳沢ほたるまつり」は中止になるが、県内の環境に関する賞を受賞したこともある「柳沢げんじぼたる保存会」により、今年もホタルは見守られています。


写真:公式Facebookより

国道56号線を走っていると案内の看板が出ているので、初めての人でも迷うことなく辿り着けるはず。
オススメのスポットは、「柳沢公民館田処分館(大洲市農村活性化センター)」周辺です。

多いときは、100匹以上のホタル群を鑑賞できる柳沢地区。
自然いっぱいの風景も楽しんで。

■ 柳沢のホタル
住所:大洲市柳沢(矢落川周辺)
電話番号:0893-25-2400(柳沢公民館)
営業時間:見学自由
期間:5月下旬~6月中旬
駐車場:無
イマナニで「柳沢のホタル」の情報を見る

地元民が守り続けている「中萩小学校南側自然公園」のホタル

※イメージ画像です

東川から湧き出るきれいな湧き水でホタルを養殖し、見守り続けている「中萩蛍会」。
中萩地区では前年の10月に放流されたホタルの幼虫が、5月下旬頃から飛び始めます。

中萩小学校付近の東川沿いは道が整備されているので、子ども連れでも安心!
家族で周辺を散策しながら、美しいホタルの群れを見つけてみて。

なお、バザーやホタル鑑賞会が行われる「中萩ホタル祭り」は中止となります。

■ 中萩小学校南側自然公園
住所:新居浜市中萩町
電話番号:0897-41-6735(中萩公民館)
営業時間:見学自由
期間:5月下旬~6月中旬
駐車場:無

ホタルについて詳しく知りたい人へ!

美しいホタルが見えるスポットを7つご紹介しましたが、なぜホタルは光るのか、どんな一生を送るのか。
また何を食べているのか。

そんな謎が浮かんだ人もいるのではないでしょうか。
家族でホタルを見に行く人は、子どもに説明することができるとよりいっそう場が盛りあがりますよね。

過去の記事『見られるのは今だけ!ホタルの光で幻想的な夜を。』では、ホタルのことに詳しい公益財団法人 松山市文化・スポーツ振興財団の方からお聞きしたインタビューを掲載しています。
勉強になるのでぜひ、リンク先に飛んでみてくださいね。
見られるのは今だけ!ホタルの光で幻想的な夜を。

皆様が幻想的な初夏の風景に出会えますように。

reported by イマナニ編集部 みほ
イマナニ特集