今治に新たな市民の憩いの場が誕生!「鹿ノ子グリーンパークフェスティバル」開催!

  

敷地内にはバスケや自転車用エリアも!緑豊かな広場は元ごみ処理施設?

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愛媛県今治市にあるクリーンセンター「バリクリーン」。

日々の生活の中から発生する、家庭ごみを処分するごみ処理施設となるこの建物。
実はこのバリクリーンは、2018年に新しく誕生したばかりの施設です。

この施設建設に当たり、以前のクリーンセンターがあった場所には、市民の憩いの場ともなる芝生広場を中心としたスポットが新しくできました。

クリーンセンター跡地となる広い敷地の中に誕生したのは、その名も鹿ノ子グリーンパーク。
そのお披露目会となる「鹿ノ子グリーンパークフェスティバル」が、来たる3月27日に今治市で開催されます!

スポットの中には青々とした芝生広場や自転車用パンプトラック、さらにスラックライン用アンカーやバスケットゴールなども設置。
様々なスポーツやちょっとしたアウトドア、アクティビティ好きには気になるポイントも満載です。

そんな今治の新しい名所・鹿ノ子グリーンパーク。そして今治市クリーンセンター「バリクリーン」。
私たちの生活からは切っても切り離せない、家庭ごみやそのごみ処理を行う施設について楽しいイベントを満喫しつつ、知っているようで知らないその世界を、少しだけ一緒に覗いてみませんか。

地球にやさしいごみ処理施設!知っているようで知らないクリーンセンターの秘密とは

2018年に誕生したばかりの今治市クリーンセンター「バリクリーン」。
可燃ごみの焼却炉や、不燃ごみ・粗大ごみから資源物を回収するリサイクルセンターも含めた最新のごみ処理施設。

しかし、ごみ処理場と聞くと汚くて暗くて臭いもキツイ場所。
そんな印象を持つ方もきっと多いことでしょう。

ですがそのイメージに反して、「バリクリーン」は建物外観も非常にスタイリッシュな雰囲気。

さらにごみ処理に関しても、最先端の技術やシステムを積極的に導入。
より市民が快適な暮らしを送れるような、そんなごみ処理を行う施設ともなっています。

今治市で1年間に出るごみの量は、約54,518トン(令和2年度調べ)。
今治市民が1日1人あたり、約961グラムのごみを排出している計算です。

1人1日1キロのごみを出していると考えると、意外と多いなと感じる人もきっといるのではないでしょうか。

毎日排出される大量のごみ。
そしてそれらを燃やした際に出る大量の二酸化炭素。

これらが環境破壊に繋がり、地球温暖化を促進しているのは多くの人が知る知識でしょう。
新しくできたここバリクリーンでも、毎日のごみ処理の際に、地球環境を守るべく様々な取り組みを行っています。

可燃ごみは安全に焼却され、排ガスもきれいに処理され煙突から出ていきます。
また、ごみを燃やした時の熱を利用して発電も行っています。

不燃ごみ・粗大ごみは砕いて資源物を回収。
2018年4月から収集を開始した「プラスチック製容器包装」はリサイクル資源として有効活用されています。

このようにごみ処理を通じて、循環型社会の形成を推進するものになっていますね。

またこのバリクリーンが行っている、意外と知られてないユニークでエコなサービス。
そのひとつが、「修理再生品販売」です。

実はここバリクリーンでは、施設に搬入された廃棄物の中から修理が可能なものは処分せず修理。
そして再び使って頂ける方に安価で販売し再利用してもらうという、資源を大切にする取り組みを行っているんです。

これまでに販売に出された修理品は、どれも一度ごみになったとは思えないほどの見た目のアイテムばかり。

座卓やイス、パソコンラック、収納棚やタンスなど。
立派な造りのこれらの家具がほぼ1000円以下、ものによってはたったの100円で手に入ります。

時々チェックしていれば、思わぬ掘り出し物に出会えることがあるかもしれません。

この他にも、施設では各種イベントやスポーツの場として使用できる施設の貸出や、ごみ処理工程の見学会、写真コンテスト・工作体験教室など様々なイベントも不定期で開催され、地域住民の交流の場となっています。

一方で災害時には避難所としての機能も備えており、地域の防災拠点としての役割も果たしています。
日頃はなかなか足を踏み入れることのないクリーンセンター。

機会がある方はぜひ一度、知っているようで知らない私たちの日常に深く関わりのある「ごみ」について、考えてみるのも面白いかもしれません。

役目を終えて生まれ変わる!鹿ノ子グリーンパークのお披露目イベント開催!

そんなバリクリーンセンターの南東側に位置するのが、旧クリーンセンター跡地となる鹿ノ子グリーンパーク。

今回開催される「鹿ノ子グリーンパークフェスティバル」は、「Cycle & Recycle Fitness」がイベントコンセプト。
会場ではお披露目の簡単なセレモニーのみならず、コンセプトに掲げた大きく3つのテーマを元に、様々なコンテンツが用意される予定です。

今治らしい「Cycle」にまつわる自転車交通安全教室や、「ヨツバサーキット」での子どもたちによる自転車試乗会。
またパーク敷地内にあるパンプトラックを使った体験会も、参加無料&自転車貸し出し有で開催される様子。

同じくアウトドア、レジャーにまつわる「Fitness」要素としては、こちらも敷地内に設置されたバスケットゴールを使ったシュートチャレンジや、スラックラインを活用した体験会も開催。

一本のロープのみを使う、単純ながらも非常に奥深いスラックライン。
大人も子どもも思わず夢中になるこの体験会では、スラックライン成功者になんとプレゼントが当たる抽選券も配布されるようです。

そして「Recycle」をテーマとしたコンテンツは、まず先述したバリクリーン見学会!
各回20名限定ですので、気になる方はぜひ早めに整理券をゲットしてみては。

また、今年度新型コロナウイルス感染拡大により開催を中止した「リサイクルフェア」を本イベント内で開催。
衣服・小物・食器・おもちゃなど、様々な掘り出し物が見つかるこちらのフェアも要チェックです。

この他にも様々な美味しいグルメが楽しめるキッチンカーや、ごみの分別指導&相談会も開催。

子どもも大人も楽しくのびのびと身体を動かしたり、普段知らないクリーンセンターという施設に触れたり、とても貴重な経験のできるイベントですね。

今治の注目ニュースポット!のびのびと身体を動かしつつ環境問題にも触れられる場へ

市民の憩いの場として今治市に新たに誕生した鹿ノ子グリーンパーク。

青々とした芝生広場は、ちょっとしたお散歩や子供たちとのお出かけにもぴったり。
さらに自転車用パンプトラックやバスケットゴール、スラックライン用設備など、身体を動かしたい!という若い人々にも人気のスポットとなること間違いなし。

まだまだ寒い日は続くものの、暦の上では少しずつ春が近づきつつあります。

今年の春は屋内での密を避けて、久しぶりに暖かなお日様の光を浴びながら。
新しく出来たばかりの広々とした広場で、のんびりゆったり過ごしてみてはいかがですか。

穏やかな時間と併せて、まだ自分の知らない新たなアクティビティやアウトドア、そして生活に密着した環境問題。
そんないつもとは少し違う世界にも、触れることができるのではないかと思います!

■ 鹿ノ子グリーンパークフェスティバル
開催日時:3月27日(日)10:00~15:30
開催場所:鹿ノ子グリーンパーク(旧今治クリーンセンター)
料金:無料
問合先:(イベント全体に関する内容)今治市産業部観光課/TEL 0898-36-1541
(リサイクルフェア・バリクリーン見学会)今治市リサイクル推進課/TEL 0898-47-5374
イマナニで「鹿ノ子グリーンパークフェスティバル」の情報を見る

■ 鹿ノ子グリーンパーク
住所:今治市町谷甲431
問合先:今治市クリーンセンター
TEL:0898-48-3601
イマナニで「鹿ノ子グリーンパーク」の情報を見る

reported by イマナニ編集部 曽我美なつめ
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