第43回宇和れんげまつり
広〜い会場の隅々まで楽しさ充満。春の1日を遊び尽くそう!
西予市には、全部ある。
西予市はその名の通り、伊予・愛媛の西部地域に位置します。
西は宇和海、東は高知県との県境の山々に届く横長い市で、海抜0mから標高1,400mという高低差の中に、海、里、山が全部揃っています。
▲4億年前の地層も見られる須崎海岸などの「海」
▲風情ある町並みが今も残る卯之町は「里」に
▲「山」には石灰岩台地が広がる源氏ヶ駄馬も
豊かな自然と食、心を癒す美しい風景、知的好奇心を刺激する歴史や文化。
四国西予ジオパークに認定されている西予市は、いつ来てもどこへ行っても、それぞれの楽しみ方ができます。
今回はそんな西予市の「里」で春に行われる「宇和れんげまつり」をご紹介します。
昭和から続く「宇和れんげまつり」
「宇和れんげまつり」は昭和51(1976)年に始まり、平成31(2019)年の今年で43回目となる歴史あるイベントです。
開催は毎年同じ、4月29日。
例年晴れることが多いとも言われている日なので、今年も快晴が期待されます!
会場はJR伊予石城(いよいわき)駅近くの約10ha分にも渡る田んぼ一帯。
会場を貫くまっすぐな道路には、100店を軽く超える数の出店がぎっしり並びます。
じゃこ天、柑橘ジュース、ちりめん丼、地元特産の野菜や果物、加工品に雑貨類…。
たこ焼きなどお祭りでおなじみの店も含め、出店を全部見るだけでも何時間も過ごせそうです。
会場内の至る所で様々な催しが行われ、ステージ上では有志による音楽や踊りなどを次々に披露。
コスチュームも楽しい西予市民劇団「もんたかな」の司会進行も評判です。
染物体験やミニ四駆コーナー、移動動物園やヘリコプター遊覧飛行もありますよ!
広い会場の隅から隅まで、楽しいものでいっぱいです。
今やこの地のアイドル?! 親子マンモス
そんな「宇和れんげまつり」の中で、名物ともいえるトピックをご案内しましょう。
まずは今や全国にも知られる親子の「わらマンモス」です。
親マンモスは全長約10m、高さ約7m。子マンモスは全長約6m、高さ約3m。
平成23(2011)年、れんげまつりを盛り上げようと東京の武蔵野美術大学と地元住民が協力して制作したのが始まりでした。
当時はまつりが終わると撤去されていましたが、数年前から1年中置かれることになり、一躍町のシンボル的存在に。
▲青く伸びる稲の中に悠々と立つ夏のわらマンモス
毎年れんげまつりを前に新しいワラで補修したり、少し変化を加えたり、お色直しが施されます。
今年はどんな変化があるでしょう?当日をお楽しみに!
力を合わせて。日本一のもちつき大会
続いては「日本一のもちつき大会」です。
宇和町の農業後継者たちが集まり、宇和米の美味しさをPRできればと平成5(1993)年にスタートしました。
大きな木製の臼は直径約3m、丸太の杵は10mを超えます。
杵につながれた綱を引いたり緩めたりすると杵が上下して餅がつける、という仕組み。
太鼓の音に合わせてみんなで力を合わせて綱を引き、10俵(600kg)分のもち米が見事に美味しいお餅になります。
ついたお餅は丸めて即売。
自分でついたお餅はきっと美味しさも格別ですよ。
ぜひ参加してみて。
会場までのアクセスも、この日は特別!
1日では足りないくらいの充実した内容です。
さあ、気合を入れて出発しましょう!
車で行けば、この日は田んぼが駐車場になっています。
かなり広いスペースが用意されていますが、大人気のイベントなので多少の待ち時間はご容赦を。
電車を使うならJRの臨時列車が運行されます。
八幡浜駅〜卯之町駅間に2往復、八幡浜駅〜宇和島駅間に1往復。
そして普段は特急列車が止まらない伊予石城(いよいわき)駅ですが、なんとこの日だけは停車します!
ゴールデンウィークの序盤、れんげまつりで勢いをつけて、楽しい休日を過ごしてくださいね。
【第43回宇和れんげまつり】
開催日時/平成31年4月29日(月・祝日) 9:00〜15:30
開催場所/西予市宇和町岩木 JR伊予石城(いよいわき)駅周辺の田園
駐車場/有り
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