新鮮!瀬戸内海の魚介を味わい尽くせ!『旬・鮮・味まつり』

  

早朝から長蛇の列!大人気の朝市

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桜をはじめとした花々が咲き、新しい始まりを告げる春。
春は入学式や入社式など、おめでたい行事がたくさん訪れる季節ですね。

さて『おめでたい』といえば、やっぱり『鯛』!
実は、愛媛県は鯛の生産量が日本一なんですよ。
なんと全国の半分以上の鯛を、ここ愛媛で生産しているんです。

また、桜の咲く時期の真鯛のことを、瀬戸内海では「桜鯛」と呼んでいます。
産卵の時期にあたり網にかかりやすくなるので、この時期は鯛を手に入れやすいチャンス!

そこで、瀬戸内の新鮮な魚介類が集まる、『三津の松山市公設水産地方卸売市場』へお出かけしてみませんか?
新鮮な鯛の購入だけでなくとてもお得に海鮮物を味わえ、楽しい体験ができるイベントが目白押しです。

松山市公設水産地方卸売市場って?

三津浜港から徒歩五分、伊予鉄道三津駅から徒歩十五分の距離にある、三津ふ頭の『松山市公設水産地方卸売市場』は、およそ500年前頃から始まったとされる水産市場です。
イマナニで『松山市公設水産地方卸売市場』の情報を見る

こちらでは毎朝5時からせりが始まり、新鮮な魚介類の取引が行われていますが…
通常、届け出を出していない一般消費者は、水産市場の取引に参加することができません。

しかし、一般消費者が普段市場で取引されている新鮮な魚介類を購入できる日があるって知ってますか?
それが今回ご紹介する『旬・鮮・味まつり』という三津の朝市です。

この春も開催、旬!鮮!味まつり!

年に四回、三ヶ月に一度のペースで開催される『旬・鮮・味まつり』は、この春で24回目。毎回およそ4,000人が集まる大人気のイベントです。

市場関係者を中心に、地元三津浜地区まちづくり協議会と協力して大々的に行われています。

模擬セリや鯛の釣り堀といったイベント要素が増え、子どもはもちろん大人も大興奮!
試食・販売ともに充実していて、大満足する一日になること間違いなしですよ。
イマナニで『体験レポート(前回・冬の陣)』の情報を見る

魚市場で貴重な体験!①模擬セリ

朝市の当日のみ、一般消費者もセリを体験できる『模擬セリ』は毎度大人気のイベント。
参加者は希望する金額を宣言しながら番号札を提示し、せり人が落札者を決定します。

卸売会社(現場のプロ)のせり人がセリを進行するので、テンポよく白熱したバトルが繰り広げられ、見ているだけでも熱気を感じることができるでしょう。
落札できれば、新鮮な魚介類をとてもお得な価格で購入することができますよ。

魚市場で貴重な体験!②仲卸店舗での鮮魚の購入

普段は入ることができない十五店舗ある仲卸店舗には、新鮮な魚介類がズラリ!
お得な切り身はもちろんのこと、切り身でしか見たことが無いお魚や珍しい魚介類に出会えるかもしれませんよ。

丸々と太ったお得な天然鯛にアジ、そしてこの後にご紹介するタッチプールで泳いでいる『テッポー』も並びます。
スーパーでは湯ざらしになっている姿しか見かけないテッポーが、丸一匹で売られているのは珍しい!

つぼ焼やバター焼きが美味しい、春から夏が旬のサザエ。
キロ売りが多く、バラ売りだと値が張りがちなサザエも、ここでは手に入れやすい価格で売り出されます。
酒の肴に丁度いい数量が購入できますよ。

1月に開催された冬の陣では、あまり見かけない『ボラ』も売っていました。
ボラは臭みの出てしまう環境下でも生息できる為、やや人気のない魚ですが…
沖合の寒ボラは臭みもなく、脂が乗って美味!値段もお手頃です。

次回の春の陣では、どんな珍しい魚に出会えるでしょうか?
水産市場を隅々まで注意深く観察してみてくださいね。

魚市場で貴重な体験!③鯛の釣り堀

小学生以下を対象とした、鯛の釣り堀は毎度大人気のイベント!
制限時間は一分間。
釣り堀内で泳ぐ鯛を一匹釣るものですが、釣れなくてもあさりのパックのお土産がありますよ(第23回は一回300円)。

丸々一匹の鯛が手に入るので、とてもお得!大人気のうえ300名限定なので、参加希望の方は整理券の入手をお早めに済ませましょう。

松山市民に愛される鯛

三津の松山市公設水産地方卸売市場で最も取り扱いが多い魚は、鯛だそう。
つまり、地元松山で一番多く食されている魚です。

せっかく本場に来たなら、より美味しい鯛を手に入れて食べたい!
ここで鯛について松山水産商業協同組合の中矢理事長にお話を伺いました。

鯛の目利きの主なポイントは「形」、「目」、「エラ」、「色み」の4点。
整った「形」のものは脂ののりが良く、「目」に張りがあるもの・「えら」の裏側が赤いもの・「色み」(赤)がはっきりとしているものは、鮮度が良いそうですよ。

ぜひ、こうした特徴を持つ鯛をゲットしたいですね。
よく分からなければ、水産市場の方に直接アドバイスを聞いてみましょう!きっと美味しいお魚を手に入れられますよ。

一匹買いがお得!魚を捌こう

模擬セリで、仲卸店舗で、鯛の釣り堀で…魚を一匹手に入れたものの、捌き方が分からない!といった方もいらっしゃるかと思いますが、安心してください。

市内に在住または通勤・通学しているお魚料理の初心者へ向けて、松山市公設水産地方卸売市場 運営協議会事務局では年に9回、プロによる『魚の捌き方料理教室』も行っています。
また『親子料理教室』も開催されているので、親子で参加するのも良いですね。

プロの技術を習得して、魚一匹まるごと骨の髄まで食べ尽くしましょう!

魚市場で貴重な体験!④お魚と触れ合おう

さて、朝市のイベント紹介に戻ります。
子どもに人気のタッチプールでは、小型のサメ『テッポー(和名:ホシザメ)』に触れることができますよ。
スベスベとしたサメ肌に触れてみましょう。

愛媛の郷土料理の一つ『湯引き』に使われるサメです。
テッポーは、サメのなかで最も味がいいと定評があるそう。
プリプリと締まった身に、辛子酢味噌をつけて食べると美味しいですよ。

お触りしてそのままお持ち帰りができる『魚介の掴み取り』イベントも人気です。
今回は何が掴み取りできるのか!?当日まで秘密ですが、お得な内容になることでしょう。
無くなり次第終了なので、挑戦したい方は早めに並びましょうね。

魚市場で貴重な体験!⑤美味しいお魚を食べよう

多くの来場者が列を作る『旬の魚の無料大試食会』。
昨年の春は、タイやカツオなどのお刺身が振る舞われました。
こちらは2,000食限定。新鮮で美味しいお魚を味わいましょう。

朝早くからイベントに参加していたら、小腹が空いてきますよね。
地元・三津浜地区や市場関係者からの出店では、三津浜焼きや海戦汁、じゃこ天などの販売が行われています。
海の幸と地元の味覚を頬張ってみては。

三津の朝市に行こう!

朝9時から始まり、正午で終了するイベントのフィナーレを飾るのは『お餅まき』。
他にも当日限定で、お買い物に応じた応募券によるお楽しみ抽選会もありますよ。

普段は見ることのできない水産市場の雰囲気が味わえたり、いつもは切り身でしか見ないお魚の姿をじっくり見たりすることができる、三津の朝市。
子どもが魚に興味をもつ、食育としても優れたイベントです。
いつもよりちょっぴり早起きして、朝市に出かけてみませんか?
美味しいお魚たちが待っていますよ!

■第24回 三津の朝市 春の陣「旬・鮮・味まつり」
開催日/2019年4月27日(土)
開催時間/9:00~12:00
開催場所/松山市公設水産地方卸売市場
住所/愛媛県松山市三津ふ頭1-2
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reported by イマナニ編集部 Natuorhytym
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