坊っちゃん劇場最新作「よろこびのうた」
豪華制作陣・キャストが届ける注目作を観劇してきました!
坊っちゃん劇場最新作「よろこびのうた」が公開
よろこびのうた=歓喜の歌。ベートーヴェンの「第九」として広く知られている楽曲です。言葉を聞いてピンと来なくても、曲を聞けば「あ!これかー!」となる人も多いのではないでしょうか。
実はこの「第九」が初めてアジアで演奏された場所が徳島県なんです。今年がその初演からちょうど100周年と言われていて、本作が作られるきっかけにもなりました。「日本初」じゃなくて「アジア初」ですので、記念すべきことなのです。
そしてアジア初演100周年を記念し、今年1月27日に公開となったのが坊っちゃん劇場最新作「よろこびのうた」。豪華制作陣とキャストがお届けする本作を編集部・あっきーも早速観劇してきました!
「よろこびのうた」のストーリーを解説!
今から約100年前、徳島のドイツ人俘虜収容所にいたドイツ人俘虜達が、地元の人々との交流の中で感謝の思いを込めてベートーヴェン「第九」を演奏したという史実が残っています。
この史実をもとに、ドイツ人俘虜・ミハエルと老舗旅館の箱入り娘・明子、2人の恋の物語を描いたのが本作「よろこびのうた」です。
ドイツ軍楽隊の若い兵隊『ミハエル』は、ある日偶然であった老舗旅館の箱入り娘『明子』に一目惚れ。明子も西洋音楽を教わるうちに、ミハエルに惹かれていきます。しかし明子の父は二人の交際に大反対! 二人のたどる結末やいかに…!
【ポイント1】あの有名作も手がけてます! 制作陣がすごい!
本作の魅力は数多くありますが、最初に注目したいのが超豪華な制作陣。
まず脚本にはNHK連続テレビ小説「マッサン」、映画「フラガール」などの脚本を担当した羽原大介さん!
演出にはジャニーズ一の芸の天才とも言われ、舞台演出も数多く手がける「少年隊」の錦織一清さん!!
そして音楽にはドラマ「愛と喝采と」の挿入歌「きみの朝」でオリコン1位も獲得した作曲家・岸田敏志さん!!!
そんなゴールデントリオが愛媛に結集し、本作が生まれました。
これほどのメンバーが一同に会する機会は滅多にないのではないでしょうか。
【ポイント2】キレキレのダンスに圧倒的な歌声! キャストがすごい!
舞台を演じるキャストにもぜひ注目を。主人公・ミハエルを演じるのは四宮貴久さん。もともとはオペラ歌手を志望していたこともあり、歌の旨さは折り紙付きです。
さらに23歳でアメリカに渡りダンスも習得! アメリカ、スイス、ロシアなどでも舞台に立った経験があります。演出の錦織さんも「ときどき本当にドイツ人に見える!」と指導中に思ったほどだとか。劇中、四宮さんがソロで繰り広げるダンスは一瞬たりとも目が離せません!
ヒロイン・明子役は宝塚歌劇団で活躍した帆風成海さんが演じます。本作での役は厳格な父が営む老舗旅館の一人娘。清廉潔白なイメージの帆風さんにぴったりな役柄ですが、錦織さんは“もう一歩踏み込んだ”指導をし、宝塚時代とはひと味ちがった新たな一面を引き出したそうです。
【ポイント3】文字通り“心が震える”! クライマックスがすごい!
ネタバレになるのであまり言えないのですが、仮に言ったとしてもそのすごさを表現し切れないのがラストシーンです。
劇中を通して描かれる国や文化を越えた交流、対立。そしてそれぞれの視点で表現される葛藤。
そんな様々なシーンを経て繰り広げられるラストシーンのカタルシスは、まさに“圧巻”の一言です!本作のタイトルは「よろこびのうた」。つまりラストは・・・これ以上言えないのが悔やまれます!
公演詳細、プレイガイドは「坊っちゃん劇場」HPへ!
公演日程や料金、プレイガイドの詳細は下記の坊っちゃん劇場HPからチェックできます。チケット予約は電話でもできますので、気軽に問い合わせてみてくださいね。
本作は2019年1月上旬まで公開予定です。思わず何度も見たくなること間違いなしの本作。まだ見ていない方はぜひ一度足を運んでみてください。
坊っちゃん劇場「よろこびのうた」
住所/東温市見奈良1125
電話/089-955-1174
開催時間/9:00~18:00(公演日程はHP参照)
定休日/火曜
http://www.botchan.co.jp/yorokobinouta/story.html