【コトバがみえる】 モノクロームの世界から伝言 【香川/高松市・2022年12/20~2023年2/5開催】

  

言葉を見よう、感じよう。

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高松次郎《THESE THREE WORDS》(1970年)

言葉とは、なんだろう?
「特定の意味を伝えるために、声に出したり文字に書いたりして表すもの。そして絶えず変化し続けてきたもの。」
辞書を引くとこのように説明されていたりしますが、当たり前すぎて言葉について考える機会ってないですよね。

そんな“コトバ”の視覚化に着目した展覧会『コトバがみえる』が、高松市塩江美術館で2022年12月20日~2023年2月5日(日)まで開催中!
所蔵されている作品の中から、版画・書作品を約20点じっくりご紹介します。
普段何気なく使っている言葉と見つめ合ってみませんか?

「高松市塩江美術館」は、山あいの豊かな自然に恵まれた環境を生かし、ホタルと文化の里公園の中核施設として建設されました。
文化・芸術を楽しむ空間づくりを目指して、いろいろな展覧会や地域に根ざした文化芸術活動が盛んに行われている地域密着型の美術館です。
また、幅広い人が楽しみながら美術に触れられるように、ワークショップやコンサートなどの催し物も実施しています。

本展覧会では、高松次郎(1936-1998)が、1960 年代末から 1970 年代前半にかけて文字や数字を使い、対象と意味との関係性や不在性について考えた作品や同時代にアメリカを中心として起こったミニマルアートの代表的な美術家ドナルド・ジャッド(1928-1994)の作品などが展示されています。
(※ミニマルアートとは芸術様式の1つで、彫刻や絵画の中の形状を最小限まで削ぎ落とし、それを反復や連続させているのが特徴です。)

老子や坂本龍馬など、誰もが聞き馴染みのある人物の言葉も展示されていますよ。
言葉は移り変わるものですが、いつの時代でも人々の心に刺さる言葉もありますよね。
みなさんは、お気に入りの言葉はありますか?

坂村真民の書作品《念ずれば花ひらく》(1993年)

坂村真民(1909-2006)の書作品は、独特の筆致により言葉がダイレクトに胸に迫り、視覚から情感が揺さぶられませんか?

版画・書作品のモノクロームの世界から、不必要なものが削ぎ落とされているからこそ言葉の豊饒さや表現の多様性を楽しめる展示になっています。

1月21日(土)の13:30からは、担当学芸員によるキュレーターズトークも開催予定です。
展覧会観覧券を持っている人はだれでも参加できるので、ぜひ足を運んでみてくださいね。

作品解説を聞けば、自分では気付かなかった新たな視点に出会えるかもしれません。

■ コトバがみえる
開催期間/2022年12月20日(火)~2023年2月5日(日)
開催時間/9:00~17:00(最終入室16:30)
開催場所/高松市塩江美術館
休館日/月曜
住所/香川県高松市塩江町安原上602
料金/【一般】300円(団体240円)※常設展観覧料含む
【大学生】150円(団体 120円)
※高校生以下及び65歳以上の方、身体障がい者手帳等所持者は、無料。
※高松市キャンパスメンバーズ制度加盟大学等の学生は入場無料。
詳しくは公式サイトをご確認ください。
お問い合わせ/ 087-893-1800
展覧会「コトバがみえる」 公式HPはこちら
イマナニで「コトバがみえる」の情報を見る
イマナニで「高松市塩江美術館」の情報を見る

reported by イマナニ編集部 さきち
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