【沖浦観音春季大祭 愛媛/大洲市】 年に一度の貴重な機会!観音像を見に行こう

  

2023年4/17(日)開催! 900年の歴史を持つ観音様が御開帳

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愛媛県大洲市にある瑞龍寺。
目の前すぐに瀬戸内海を臨む場所にあるお寺で、国指定重要文化財にも認定されている「木造十一面観音立像」が祀られている場所でもあります。

歴史ある貴重な像のため、普段はお寺に参拝してもこの観音様を見ることはできません。
ですが年に一度だけ、毎年4月17日にこの観音像が見られる開帳の機会があります。
それは毎年瑞龍寺で開催されている、沖浦観音春季大祭です!

約900年の歴史を持つこの観音像には、古い伝承が残されています。
この像はもともと、今の山口県下関市にある阿弥陀寺にあったとされています。
源平の合戦で平家が滅亡したのち、平清盛の菩提を弔おうとした娘が、この像を内子町の清盛寺に寄進したと伝わっています。

江戸時代になってからは、如法寺を開山した僧侶・盤珪永琢の手に遷り、さらに第3代大洲藩主・加藤泰恒が、参勤交代の海上安全祈願のために建立した瑞龍菴(今の瑞龍寺)の本尊として祀って以来、現在にいたるということです。

2023年は感染症対策で縮小開催、桜の時期の参拝も◎

毎年決まって4月17日に開催されるこの例大祭。
コロナ禍前はお寺周辺には多くの屋台が出店していたり、餅撒きをはじめ大正琴や民謡踊りなどの催しも開催されていました。
多い年には、県内外から約1000人もの参拝者が訪れていたそうです。

今年2023年のお祭りは昨年同様感染症対策を鑑みて、出店や催し物などの開催は行わないことになりました。
主な催しは観音様の御開帳のみになりますので、足を運ぶ際は情報をしっかりチェックしておきましょう。

訪問の際は周辺に約20台分の駐車場も用意されているため、車での参拝がおすすめ。
またバスを利用の際は「沖浦」で下車し、5分ほど歩いて向かう形になります。

瀬戸内海を眼前に臨む「夕やけこやけライン」や、肱川の河口近くに掛かる長浜大橋を渡る海辺ドライブで、潮の匂いを感じつつお参りができるのもお寺の魅力のひとつですね。

またこの瑞龍寺ですが、お祭りの時期からはややずれるものの、地元では桜の名所としても知られるスポットです。
そのため3月末~4月上旬の時期には、境内に咲き誇る満開の桜を楽しみに訪れる人も多いとのこと。

観音像に実際に会える御開帳の日は1日だけと非常に短いですが、その期間以外でもお寺へ、観音様へお参りすること自体は可能となっています。
そのためタイミングが合わないな…という場合も、今の時期ならではの桜の景色とあわせて、ぜひお寺へお参りしてみてはいかがでしょうか。

春の訪れを感じつつ、同時に貴重な観音様にも会えるこの機会。
興味のある方はぜひ、足を運んでみて下さいね。

■ 沖浦観音春季大祭
開催日/2023年4月17日(月)
開催場所/瑞龍寺
住所/愛媛県大洲市長浜町沖浦丙2053
料金/無
お問い合わせ/瑞龍寺(0893-52-0726)
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reported by イマナニ編集部 曽我美なつめ
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