四国最大級「とくしま動物園」のアンデスコンドルを知ってる?

  

日本一がいっぱい!?カピバラ祭は年中開催!

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だんだんと暖かい日が増えて行楽日和ですね。
春のお出かけは、その陽気に誘われてお弁当をもってお花見をしたり、ピクニックをしたり、ぶらぶらお散歩しているだけでも楽しい!
そんなお出かけにぴったりな季節ですが、みなさんのお気に入りスポットはどこですか?

春先の家族でのお出かけや、デートにもぴったりの場所といえば、“動物園”!

「とくしま動物園 STELLA PRESCHOOL ANIMAL KINGDOM」は、JR徳島駅から車で約20分の好アクセスで、お子さんの初めてのお出かけや友達同士でも行きやすい場所です。

“自然豊かな環境でのびのびと暮らす動物たちと触れ合ってほしい”という思いから、広い園内には緑がたくさんあるんですよ。
まるで自然公園の中を散歩していると動物たちに出会ったような、のんびりとした雰囲気の中で動物たちが生活する様子を楽しめます。

そんな魅力あふれる「とくしま動物園 STELLA PRESCHOOL ANIMAL KINGDOM」を今回はご紹介します。

園内に入るとまず目を引くのが、直径40m、高さ20mの半球状のドーム「フライングケージ」。
ケージ内は出入り自由!
さまざまな鳥たちが飛び交っている中を、歩いて観察することができます。
※現在は鳥インフルエンザ対策のため立ち入り禁止になっています。

その他にも“温帯区・熱帯区・サバンナ区・寒帯区・こども動物園”の5つのエリアがあり、それぞれの気候に合わせて動物たちを飼育展示しています。

そして、「とくしま動物園」のシンボルマークにもなっている動物を知っていますか?

それがこちら!“空を飛ぶ鳥の中で最大級の鳥類”である「アンデスコンドル」。

体重は最大で約10kg、翼を広げると約2mになる大きな鳥です。
南アメリカのアンデス山脈に生息して、幅広の翼で上昇気流に乗って空高く舞い上がる姿は雄大ですが、頭に毛がなくつぶらな瞳と目が合います。

頭に毛がないのは、大型動物の死体に頭を突っ込んで食べるので、血液などが羽毛に染み込んで不衛生になるのを避けて進化したため。
死肉を食べる「おそうじやさん」と呼ばれる名前からは想像できないような、なんだか可愛い顔をしてますよね。

真っ赤な目をしているのはメスで、ヒナは赤色を見ると食欲が増すことからこの色をしているのではないかと言われています。

「アンデスコンドル」はシンボルマークになっているだけでなく、「とくしま動物園」が自然ふ化数日本一でもあるんです!

2015年に誕生した「ココ」は国内で繁殖した2世同士の子どもで、動物園生まれの3世は国内初。
毎年卵は産まれているけれど、ふ化はなんと7年ぶりということで、自然ふ化の大変さが分かりますね。

オスメスの番で子育てをするので、飼育員さんはなるべく刺激しないように、産卵期や子育て中は掃除も短時間で済ませて極力見に行かないようにしているそうです。
「とくしま動物園」のコンドルたちは大人しい性格で、普段は掃除中に襲われることはありませんが、子育て中はやはり攻撃的になるので要注意!

見どころは何といっても、大きな羽を広げた姿。
水飲み場で水浴びをした後や、朝露を払う時に羽を広げることが多いので、朝一で見に行くのがオススメです。
全羽が羽を広げている貴重な瞬間が見られた人はラッキー♪

水・金・日の13:00~はエサやりも見られます。
日曜日は1羽丸ごとのニワトリをあげるので、野生に近い状態のダイナミックな捕食は必見です!

アンデスコンドルだけじゃない!もうひとつの日本一は?

のんびりとした癒し系動物として人気の高い「カピバラ」が、現在86匹サバンナエリアで暮らしています。
その飼育数も、日本最大!
過去にはあと一歩で大台に乗る99匹まで増えたことも!

サバンナエリアは、シマウマとカピバラの混合飼育が行われていて、自然の多い園内でもより野生に近い環境。
のんびり温泉に浸かっている写真をよく見かけますが、とくしま動物園では広いスペースを自由に走り回る姿が印象的です。

実は時速50㎞で走れる俊足を持ち、泳ぎも得意。
時にはケンカをする姿など、自然の群れで暮らしている様子が見られるのは国内でここだけかも。

群れで子育てをする習性があるので、自分の子どもだけでなく、他の子どもにも乳をあげる姿も見られますよ。

子どもへの授乳が見られるのは運ですが、カピバラのエサやりは平日13:30から!
サバンナデッキ下に下りてカピバラにエサやりできます。

平日だけの特別な体験なので、ぜひ足を運んでみてくださいね。
※現在はコロナ対策のため、土日祝日のエサやりのみ中止しています。

サバンナエリアでは、まだまだ自然のままの生活を見られる展示がいっぱい。
「ミーアキャット」は、石や岩の多い荒れ地やサバンナに生息しています。
昼行性で、地中に穴を掘って群れで生活し、後ろ足としっぽを使った三本足で立つ姿がとっても愛らしいですね。

2019年4月に、クラウドファンディングにより完成した新しいミーアキャット舎。
トンネル部分では地中の巣の様子をお披露目しています。
今までにない巣穴で暮らす自然な姿が、ガラス越しに身近で見られますよ!

草食性のプレーリードッグと間違われがちですが、ミーアキャットは肉食!
警戒心が強く、可愛い顔に反してわりと攻撃的な性格です。
巣穴を覗いていると威嚇されてしまうかも?

天敵はワシやタカなどの空を飛ぶ猛禽類で、飛んでいるものには特に敏感。
飛行機の音に反応して、一斉に空を見上げる姿は警戒中とは思えないほどの可愛さ。

お隣には2022年8月に生まれた子ライオンたちの姿も。
午前中は母親“ムーン”と一緒にのびのびと過ごす子ライオン“モエル”と“アマニ”と“パーチェ”が、午後は父親“レオ”が登場します。

未来のパートナーもお迎え!?温帯エリアでは大人気の動物たちが待ってる♪

とくしま動物園でも大人気の「コツメカワウソ」“てまり”は、2021年2月1日生まれの女の子。
いたずらっ子で元気いっぱいに遊ぶ姿に、飼育員さんたちもメロメロなんだとか♪

もちろん泳ぎも大得意!
すいすい泳ぐ姿が360°見られる逆L字の水槽で、最近ではエサのドジョウを探して岩の隙間をきょろきょろ。
どんどん捕まえてもぐもぐしています。

土・日・祝日の10:30~の「すいすいタイム」で、活きたドジョウと追いかけっこするワイルドてまりちゃんも見てくださいね!

そして、そんなにおてんばお嬢さんにもボーイフレンドがやってきました!
2023年2月に山口県の「ときわ動物園」から来園。
現在はバックヤード(裏側)でお見合い中です。

パートナーになって仲睦まじい姿がお披露目されるのが楽しみですね♪

歩き疲れたらピクニック広場でちょっと一休み

1周約1.5kmの園内には、2カ所のピクニック広場とレストランがあります。
レジャーシートを持参してピクニックするもよし、レストランでゆっくり食事をするのもいいですよね。

レストランからはサバンナエリアが見渡せるテラス席が人気♪

オリジナルメニューの「ホッキョクグマカレー」や「カピバラアイス」「たこ焼きうどん」も人気です。

「ホッキョクグマ」の“ポロロ”は徳島県の地球温暖化防止大使!
子どもでも食べられる甘口カレーを食べて、ポロロと一緒に私たちが暮らす地球の環境について考えてみましょう。

その他にも、園内には休憩できるスペースがいくつかあります。
また、ベビーカーやシルバーカー、車イスは無料貸し出しもあるので、お子さんが歩き疲れても安心!
親子3世代で園内を散策できますよ。
※こちらは先着順、予約不可となります。正面入口のチケット販売窓口でご確認ください。

新型コロナ感染対策の為、こども動物園の「リスザルの森」への立ち入り禁止や「ふれあいコーナー」の定員削減など規制はありますが、広い敷地でのびのびと暮らす動物を見にきませんか?
三世代でお出かけするのにぴったりな自然いっぱいの動物園です♪

■ とくしま動物園 STELLA PRESCHOOL ANIMAL KINGDOM
住所/徳島市渋野町入道22-1
開園時間/9:00~16:30
入園料/【高校生以上】600円【中学生以下】無料【年間パスポート(高校生以上)】1,500円
休園日/月曜(祝日の場合はその翌日)
お問い合わせ/088-636-3215
とくしま動物園 STELLA PRESCHOOL ANIMAL KINGDOM 公式HPはこちら
イマナニで「とくしま動物園 STELLA PRESCHOOL ANIMAL KINGDOM」の情報を見る

reported by イマナニ編集部 さきち
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