愛媛・徳島から全国へ!ドローン相撲って、知ってる?

  

ドローンで押し合う新競技「ドローン相撲」をレポートします!

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ドローンの新しい楽しみ方が登場!

みなさん、ドローンはご存知ですよね。
TV番組や映画の空撮では当たり前になったドローン。
他にも物流や測量・計測などで活用されていて、大阪・関西万博では「空飛ぶクルマ」として乗用ドローンの展示もされているようです。
変わったところでは、プログラミングで制御をする教育用ドローンや、3~5人チームで対戦する「ドローンサッカー」、ドローンで体当りして風船を割る「ドローンファイト」という種目もあるそうです。

そんなドローンをもっと気軽に楽しめるような新しい競技「ドローン相撲」というのがあると聞き、見学に行ってきました!

ドローン相撲、とは?

さてドローン相撲。どんな競技なんでしょう?
言葉で見る限り「ドローン」で「相撲」。上手投げや下手投げなどの技ってあるのかな?がっぷり四つに組んで…はムリか(笑)。

ということで7月6日(日)に見学させていただいたのは、「第四回ドローン相撲大会 松山場所」。
会場は東温市総合公園管理棟の会議室です。
会議室に集まった選手は、14名。
ドローンで空撮をされている方はもちろん、今日初めてドローンを触るという方もいらっしゃいました。

さてドローン相撲がどんな競技かというと…

まず土俵のようなシートにドローンが2機、向かい合って並べられます。
そして行司の「見合って見合って」の声でプロペラが回転!
ドローンが浮上する準備が整います。

そして!

「はっけよい、残った!」の声でドローンが飛び上がります!
そこからはドローン同士の肉弾戦!押し合いへしあいの対戦が繰り広げられます。


ちなみにドローンは周囲に球状のガードが付いているので、ぶつかっても壊れないようです。
機体はガード付きで3万円程度。初めて体験する方には、大会当日無料でレンタルもOKとか。



ちなみに、土俵は縦2mx横2mx高さ1.8mのネットに囲まれていて、天井・四方のネットに触れるか地面に触れると負けというルールです。
ネットに囲まれているので、ドローンが予期せぬ動きで外に飛び出すこともなく、安全にも配慮されています。

当日参加者が総当たりの予選を行うのですが、各対戦は3試合行い、2ポイント先取で勝利!となります。
そして予選での勝利数が多い選手が予選を突破し、決勝戦にて1位・2位・3位を決めるそうです。

予想以上に白熱する対戦!

さてどんな風に対戦が繰り広げられているかというと…

相手を押し出そうと赤いドローンに体当たりをしようとする白いドローンを…

うまくするっとかわす赤いドローン!

逆に赤いドローンが白いドローンに体当たりを仕掛けるも…

 

するっと避けられて攻守交代!

などという具合で、自分のドローンがネットに当たらないように操作しながら、相手のドローンをネットに当てる(押し出す)ように操作!
勢いよく進むドローンの力で押し出したり、それをかわしたり、上から体当りしてバランスを崩させたりなどなど、さまざまな技の応酬がありました。
コントロールが上手な選手同士の対戦は、かなり白熱していました!

ちなみに、上手な方がちょっとした操作ミスで自滅したりというのも結構有りましたよ。


コントロールする指先。集中力がハンパなかったです!

実際の対戦を動画でもチェックしてみてください。


あっという間に終わる対戦もあれば…


1分以上、上下左右縦横無尽に繰り広げられる対戦もありました。まさに「大相撲」!

ドローン相撲って、愛媛・徳島で誕生したんですって

さてそんなドローン相撲。実は誕生したのは2025年の4月。
一般社団法人DPCA(ドローン撮影クリエイターズ協会)所属のインストラクター、松下さん(愛媛)と原田さん(徳島)が、「ドローンへの興味喚起と資格者の増加」「資格者の技術向上と維持。」「伝統文化と最新技術の融合。」を目的に立ち上げられたそうで、今年の9月から全国へ広がっていく予定なんだとか。

そして、このドローン相撲。対戦で勝利するとポイントが獲得でき、そのポイントを貯めていくと番付が上がっていくそうです!


番付が上がると自分が操作するドローンに「階級表」を付与でき、ポイントは年度ごとにリセットされますが番付は年度を超えても継続されるとのこと。
ということは、早めに始めて少しでも勝つことで番付をアップさせることができるということですね。

これはちょっと早めに体験してみるのがいいかも?

見てるだけでも笑顔に、でもやってみるともっと笑顔に!


ちなみにこの日の大会では、上位入賞者には賞品とメダルの授与があったそうです。
優勝者にはなんと久万高原町の清流米5kgのプレゼント!
これはちょっとうれしいですね~。


そして参加した選手の皆さん、誰もが笑顔で対戦されていたのがとても印象的でした。
うまく操作できて勝った時に笑顔。
うまく操作できなくても笑顔。
偶然勝てても笑顔。
負けても笑顔。
見てる人たちも笑顔。
笑顔あふれるドローン相撲大会でした。

取り組みは毎月開催。見学・体験絶賛受付中!


毎月の大会の情報やドローン相撲については、公式サイトや公式LINEで発信しているそうです。

見学や体験にも気軽に来てほしいとのことですので、興味のある方はぜひ問い合わせしてみてはいかがでしょうか。
次回は2025年8月9日(土)13時から、松山市久米窪田町のテクノプラザ2階で開催されるそうです(エントリー締切は8/1)。

空撮を趣味でやっている私、次回大会でドローン相撲にエントリーしてみようかな?
その前に「しこ名」を考えなくては!(笑)。

reported by 味噌煮
イマナニ体験レポート