【~稲作文化の中のハレとケ~人々と暮らし展 愛媛/西条市】 西条郷土博物館で生活の中にある自然の恵みについて考えよう
2023年12/12~2024年2/25 縄文時代から続く稲作文化の息吹
西条市大町の故田中大祐翁が収集した貴重な資料や、西条陣屋跡資料などを展示している「西条郷土博物館」にて、稲作文化に焦点を当てた企画展が開催中です。
古代から現在まで、私達は自然と共存し生きてきました。その中でも縄文時代に日本に伝わったとされる稲作は、日本の国家形成に深く関わっています。
主食としてだけでなく、祭祀や経済活動とも深く結びついており、また、お米を採った後に残る副産物である「藁」も、有効に無駄なく日常の生活の中で利用してきました。
今回の展覧会では、私たちの暮らしの中にある、稲作文化から見たハレ(特別)とケ(日常)に着目。日本と地域独自の年越し・正月の行事や、西条の代表的なしめ縄飾りの技法や活動などが紹介されています。
知恵を使った生活の中の稲作文化
今回の展覧会では、明治~昭和期にかけて作られた稲わらを使った生活用具や、地域色の高いしめ縄飾り、パネルなどが展示されます。
稲作文化の歴史を振り返り、日々の営みを改めて見つめ直してみましょう。
そして、私達が享受している豊かな自然の恵みについて考えてみてはいかがでしょう。
2月18日(日)の13時30分からは「昔の道具を実際に使ってみよう!」と題して、こも網や石臼をつかったお茶引き体験(対象:小学生)が開催されます。
こちらもぜひ参加してみてくださいね。申し込みは電話(0897-56-3199)まで。
【西条郷土博物館の紹介】
西条市大町の故田中大祐翁がその全生涯をかけ収集し西条市へ寄贈された貴重な資料2300点余を基本標本として、東堀端の元市立図書館跡に、昭和28年7月21日開館した総合博物館です。
昭和34年には、文部省から博物館相当施設の指定を受けました。
その後、建物が老朽化し、改築の必要に迫られたとき、西条市出身の篤志家故服部久吉翁から建築費の寄附を得て、昭和42年6月5日、愛媛民芸館の建築と併せて現在地に移転し今に至っています。
■~稲作文化の中のハレとケ~人々と暮らし展
開催時間/ 2023年12月12日(火)~2024年2月25日(日)
開催場所/西条郷土博物館
開催住所/愛媛県西条市明屋敷237-1
駐車場/あり(五百亀記念館駐車場約10台)
料金/無料
お問い合わせ/西条郷土博物館(0897-56-3199)
メール/hakubutukan@ehimemingeikan.jp
西条郷土博物館 公式HPはこちら
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