【名所江戸百景展 -復刻版- 愛媛/大洲市】 風の博物館・歌麿館で触れる浮世絵の世界

  

2024年1月5日~4月7日 広重の豊かな表現で江戸の風景を楽しもう

01

風の博物館・歌麿館にて、江戸時代に活躍した浮世絵師・歌川広重(1797-1858)の作品展が開催されています。
歌川広重は、当時人気の観光地などを描いた「名所絵」など、風景画家の達人として知られています。

今回の展覧会は「名所江戸百景展 -復刻版-」と題して、最晩年に手がけた集大成ともいえる「名所江戸百景」に焦点を当て、さらに、春夏秋冬の四つの部より、「冬の部」20点が展示されます。
広重の描いた、幕末を迎えた江戸の名所と、江戸に暮らす人々の姿をお楽しみください。

歌川広重の特徴は、四季折々の美しい自然や天候も表情豊かに表現されいるところです。
特に、雨や雪の表現は秀逸で、歌川広重を超える浮世絵師はいないとまで言われているほどです。

極端に拡大した近景の物の向こうに、遠景で名所を見せるという手法や、俯瞰やズームアップなど、斬新で大胆な構図が多いのも魅力の一つです。

今から約170年前に描かれた江戸の名所の数々。
広重が描いた風景には、江戸の暮らしや風物詩が生き生きと描かれていて、今なお見る人を楽しませてくれます。
時を超えて広がる江戸の美と歴史に触れてみましょう。

歌麿をプロデュースし世に出した蔦屋重三郎の店『蔦屋耕書堂』が復元されるなど、ユニークな展示もあります。

浮世絵「摺り」体験で自分だけの名画をつくろう

風の博物館・歌麿館では、浮世絵の多色摺りを体験することができます。
葛飾北斎『冨嶽三十六景』の最も有名な「神奈川沖浪裏」の版木で、本格的な摺り体験をしてみましょう。

紙は、「大洲和紙(おおずわし)」、色は4色。
絵の具の塗り方や、バレンの力の入れ方などの違いで、仕上がりに個性が出るのも版画の面白いところです。

自分だけの「神奈川沖浪裏」を完成させて、浮世絵の魅力をさらに感じてみましょう。
完成品は持ち帰りできるので、お土産やプレゼントにもいかがでしょうか。

【浮世絵摺り体験】
要予約
参加費:1人 1,000円 (材料費込み)
お問合わせ先:風の博物館・歌麿館(0893- 31-2181)
※アクセスの際の注意
下記の区間は全面通行止め
【場所】市道ダム河辺橋【期間】令和6年1月20日~令和6年2月29日
【時間】全面通行止め(但し、二輪車・歩行者等は通行可能)

■ 名所江戸百景展 -復刻版-
開催日時/2024年1月5日(金)~4月7日(日)9:00~17:00(入館受付は16:30まで)
開催場所/風の博物館・歌麿館 歌麿館企画展示室
開催住所/愛媛県大洲市肱川町予子林99-1
駐車場/あり(無料で利用可)
料金/大人500円(300円)、高校生250円(150円)、小中生200円(150円)※()内は15人以上の団体料金 ※同伴の5歳以下の幼児は無料
お問い合わせ/風の博物館・歌麿館(0893-34-2181)
風の博物館・歌麿館 公式HPはこちら
イマナニで「風の博物館・歌麿館」の情報を見る

reported by イマナニ編集部 ぱっつぁん
イマナニおすすめイベント