偉人・坂本龍馬の魅力を発信! 『知っちゅうかえ、龍馬?』 Part.12

  

エピソード:坂本龍馬の像

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こんにちは!坂本龍馬記念館です。
当館スタッフが、坂本龍馬記念館のいろんな魅力を発信していく本コラム。今回は「坂本龍馬の像」についての話題をピックアップ致します。 

高知県に来られたことのある方は「そういえば…」とうなずかれると思いますが、高知県内にはいろんなところに「坂本龍馬の像」が立っています。桂浜の銅像をはじめ、JR高知駅や入明駅の前にも立っていますし、お店の前にも立っています。立体物だけではなく、イラストや写真も…となると、ほんとうに数え切れないほどあるんです!

もちろん、当館にも様々な立体の「龍馬像」が館内外にありますが、いくつあるかご存じでしょうか? 実は、新館に1体、本館内に2体、本館の出口を出たところに2体あります。当館でみなさんをお迎えする龍馬の像を、ひとつずつ見ていきましょう。

最も有名な桂浜の銅像以外にも、県内では様々な場所で龍馬と会うことができます。

龍馬記念館の館内でも、あちこちで龍馬が来館者をお出迎え。

「おんし、遠い所からよう来たのう!まあ、ゆっくりしていきや!」なんて声が聞こえてきそう。

まず新館常設展示室の入口の小さいケース内に展示され、みなさまをお迎えしているのが酒井田柿右衛門による龍馬像。昭和初期に数を限定して制作されたうちの1点です。白い龍馬像も珍しいですね。

新館から渡り廊下を渡ると本館です。順路に沿って進んでいくと、海洋堂によるオリジナル・フィギュアがあります。身長はほぼ等身大ですが、やや頭が大きく、デフォルメされた容姿(三頭身くらい)になっております。紋服や袴にも着色されており、足下のブーツはピカピカ。龍馬さんが立っている土台は坂本家の家紋になっており、隣にも台があるので、並んで写真を撮ることもできますよ。

どこか厳かな雰囲気の漂う、白磁色の龍馬像。非常に珍しい白い造りの一体です。

その精巧な造りをぜひ細部までじっくりと眺めてみては。新しい発見があるかも?

デフォルメされた龍馬像にはかっこよさのみならず、どことなく愛嬌のある可愛さも。

足元にも注目!こだわりの台座は坂本家の家紋をモチーフにしています。

館内あちこちに佇む坂本龍馬の像…すべて見つけられるかな?

続いて本館地下1階、「幕末写真館」に向かう階段の脇にたたずむのは「坂本龍馬と中岡慎太郎像」です。どこかで見た気が…という方もいるかもしれません。実はこの像は京都の円山公園にある、『坂本龍馬・中岡慎太郎像』のミニチュアなのです。元々は戦前に、本山白雲氏(桂浜の龍馬像の作者)が制作しました京都の像を第二次世界大戦の金属供出で撤去され、現在立っているのは戦後に当時の京都高知県人会会長・川本直水氏が立てた2代目です。川本氏は同像のミニチュアを制作し、高知県に寄贈したものがこの像なのです。(もう1体は京都・霊山墓地の龍馬・慎太郎墓所に設置されています。)

盟友の中岡慎太郎もまた、近江屋事件で龍馬と共に凶刃に斃れました。

共に日本の夜明けを夢見た二人の視線の先は、どんな未来を映していたのでしょう。

やや年季の入った銅像銘も、ツウな龍馬好き・歴史好きにとってはたまらないポイント

さて本館を出ると、右側に小さい「坂本龍馬像」が立っています。これは、高知の現代美術家・狩野信児さん(2011年逝去)が制作した作品です。桂浜の龍馬像と同じように、右手を懐に入れ遠くを見つめていますが、大きさは何十分の一。台座に立っているので、写真を撮ったりするにはちょうどよい高さです。龍馬さんの全身像と並んでうまく写真に収まるので、密かに人気のスポットなんですよ。

そして最後が、本館前にあるみなさんよくご存じの「シェイクハンド龍馬像」。平成23(2011)年11月13日に除幕され、それ以来、何万、何十万というお客様が龍馬さんと握手をされました。そのおかげで、差し出している龍馬さんの右手はピカピカになっています。

建物の外に出ても、まだまだ記念館の見どころは終わりません。要チェック!

せっかく訪れた旅行先、やっぱり写真は記念にたくさん撮っておきたいですね。

建物の真正面にいる龍馬。記念館を訪れた人の一番最初に目に入る龍馬像です。

コロナ禍では一時期制限されていたシェイクハンドも復活!ぜひ握手してみて

本館の外にある2体の龍馬像は、当館が閉館している時間でも写真を撮ったり、握手をすることはできますので、開館より早く着いてしまったときなどにもお楽しみいただけますよ。当館は「龍馬の手紙」や様々なテーマでお送りする企画展がイチオシ・コンテンツではありますが、土佐藩船「夕顔」模型(本館地下1階)やワイルウエフ号舵棒(複製、本館外)、そして「屋上からの眺望」など、館内外にも見どころが満載です。今回ご紹介した館内外の「龍馬像」を探しながら、当館をくまなく探索、お楽しみいただければ幸いです。

■ 高知県立坂本龍馬記念館
開催時間/9:00~17:00(最終入館は16:30)、定休日なし
開催住所/高知県高知市浦戸城山830
駐車場/あり 普通40台・障害者用2台バス4台
料金/企画展期間700円、展示替期間500円、高校生以下無料 
お問い合わせ/高知県立坂本龍馬記念館(088-841-0001)
高知県立坂本龍馬記念館 公式HPはこちら
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reported by 高知県立坂本龍馬記念館
イマナニ体験レポート