愛媛県の紅葉狩りNAVI

  

自分だけの秋を探しに、東へ西へ

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各地方で豊作を願う祭りが行なわれたり、文化祭が開催されたりと、イベント盛りだくさんな秋。
楽しいけれど、「ちょっとお疲れ気味」という人も多いのではないでしょうか。

――ということで、自然の中でマイペースに秋を楽しむことができる『紅葉狩り』スポットをいくつか集めてみました!
強制参加でもなければ、みんなに合わせて動く必要もありません。
ここらでちょっと疲れた身体と心をリフレッシュさせて…、もうすぐやってくる年末年始に備えておきませんか?(笑)。

ロープウェイに乗って眺める『石鎚山』の紅葉

西日本最高峰『石鎚山』では、10月上旬頃から山頂より紅葉が始まります。
モミジやカエデ、ブナが織りなす美しいグラデーションをロープウェイの車窓から楽しんでみるのはいかがでしょうか。
珍しい“紅葉狩り”を体験することができますよ!

ロープウェイを下車し、30分ほど歩くと『石鎚神社中宮成就社』にたどり着きます。
『成就社』では神事や行事を奉仕したり、一般登拝の方への祈願を行ったり。
石鎚登山の拠点地でもあるので、大勢の人で賑わっています。

そんな『石鎚神社中宮成就社』境内では、10月6日~11月3日の間、『もみじまつり』が行なわれています。
期間中の毎週日曜&祝日、14時からは、「もち投げ」「福木投げ」「お菓子投げ」が行なわれるのですが、「福木」をとった人にはなんと、豪華なプレゼントが贈られるとのこと。

パワースポットとしても有名な場所なので、「もち」や「お菓子」とともに、幸福も持ち帰ってくださいね。

■石鎚登山ロープウェイ
住所/西条市西之川下谷甲81
問い合わせ先/0897-59-0331
ロープウェイ料金(往復)/一般2,000円、小学生1,000円
営業時間等詳細確認は、石鎚登山ロープウェイ株式会社HPへ

ライトアップされた『松山城 二之丸史跡庭園』の紅葉が素敵

『松山城 二之丸跡』の敷地約1.6haを整備した庭園は、秋になるとヤマモミジが色鮮やかに色づきます。
見頃は11月中旬~下旬頃。

庭園内はどこもかしこもフォトジェニックで素敵なのですが、特に人気のある撮影スポットは『林泉庭』の南側です。
紅葉と天守のコラボレーションはうっとりとする美しさ。
天気の良い日には水面にヤマモミジと天守が映し出されるので、“わび・さび”を全身で体感できますよ。

11月16日(土)、17日(日)、22日(金)、23日(土)、24日(日)の5日間に行なわれるイベント『二之丸 光の庭園』では、紅葉のライトアップと庭園イルミネーションの幻想的な風景を楽しむことができます。
時間は17時~21時まで。
普段は入ることができない夜の『松山城 二之丸史跡庭園』を散策してみませんか?
イマナニで「二之丸光の庭園」の情報を見る

■松山城 二之丸史跡庭園
住所/松山市丸之内5
問い合わせ先/089-921-2000(二之丸・堀之内管理事務所)
営業時間/9:00~17:00 (入園は16:30まで)
料金/一般200円、小学生100円
イマナニで「松山城」の情報を見る

『えひめこどもの城』で“ちいさい秋”をたくさん見つけて

公園にはないスリル満点の遊具があったり、遊びきれないほどのイベントを随時行なっていたり。
1日を通して遊べる場所として県内外でも有名な『えひめこどもの城』ですが、小さな子どもが安全に秋と戯れることができる場所でもあります。
手で落葉を上手にキャッチしたり、誰が一番キレイなモミジを見つけられるか競争したりと遊び方は無限大。
紅葉の見頃は11月頃なので、チェックしておいてください!

紅葉の盛りには少し早いかもしれませんが、11月3日(日)の9時20分~14時まで、松山側B駐車場で『第35回リサイクルフリーマーケット』が行なわれます。
掘り出し物を見つける楽しさがいっぱいなので、訪れてみてはいかがでしょうか。
ただし雨天時は中止なので気を付けて。
イマナニで「第35回 リサイクルフリーマーケット」の情報を見る

そして11月4日(月・祝日)の10時~16時、芝生広場で『こしろのもりマルシェ』を開催!
前回までは多目的ホールで行なわれていた催しですが、今回からは芝生広場で決行します。(※雨天時は多目的ホール)
個性豊かなクラフト作家やお店が多数出展しているので、色々見て回ってくださいね~。
イマナニで「こしろのもりマルシェ」の情報を見る
イマナニで「2019/3月訪問・体験レポート」の情報を見る

■えひめこどもの城
住所/松山市西野町乙108-1
問い合わせ先/089-963-3300
営業時間/9:00~17:00
休園日/水曜
イマナニで「えひめこどもの城」の情報を見る

『大洲市白滝公園』に残る“悲話伝説”を紅葉とともに…

詩人・野口雨情が「秋の白滝、木と木のもみじ、山に綿の幕をはる」と絶賛したことで知られる大洲市の『白滝公園』には7つの滝があります。
『日本の紅葉百選』に選定されている紅葉の名所なので、美しさはお墨付き!
12月上旬頃まで紅葉を楽しむことができますよ。

この地には『るり姫伝説』という悲話が残っています。
戦国時代、城主の奥方・るり姫は敵に追い詰められ、2歳の世継ぎを抱いて滝壺に投身…。
そんな悲しい伝説は14枚の立札となり、散策ルートに並べられています。

11月17日(日)には、子どもみこしや出店が並ぶ「滝まつり」、23日(土・祝)には稚児行列や餅つきを楽しめる「るり姫まつり」を開催し、るり姫の霊を供養。
ちょうど紅葉の見頃と重なるので、多くの観光客が訪れ賑やかな雰囲気です。

■大洲市白滝公園
住所/大洲市白滝
問い合わせ先/0893-52-1111(大洲市観光協会長浜支部)
イマナニで「白滝滝まつり」の情報を見る
イマナニで「白滝るり姫まつり」の情報を見る

齢200年の老楓に会いに、『稲荷山公園』へ!

11月中旬~12月上旬頃に見頃を迎える『稲荷山公園』の秋。
『稲荷山公園』と『稲荷神社』を含む一帯は、地元民から「紅葉山」と呼ばれ愛されている紅葉スポットです。
神社付近には約3000本のモミジがあり、中には齢200年の老楓もあるのだとか。
なんだかパワーを貰えそうな予感…、お会いしてみたいですね。

撮影ポイントとして県外からの観光客に人気のあるスポットは、境内の鳥居前!
鳥居の朱色と紅葉の赤が織りなす神秘的なショットは、SNS映え間違いなしです。

11月10日(日)はシャボン玉遊び、11月17日(日)&24日(日)にはお楽しみくじ引き大会が開催される予定。
おじいちゃん、おばあちゃんも誘って、家族みんなでのんびり、紅葉狩りに出かけましょう。

■稲荷山公園
住所/大洲市新谷
問い合わせ先/0893-57-6655(大洲観光総合案内所)
イマナニで「もみじまつり」の情報を見る

『別子ライン』をドライブしたあとは、『マイントピア別子』の温泉へ

『別子ライン』とは、新居浜市内中央部を流れる国領川上流に架かる生子橋から河又に至る約10㎞の渓谷のことを指します。
11月中旬頃になると、道中のモミジやカエデが真っ赤に染まり、ドライブコースが賑やかに。
なお、現在は一部市道が落石のため通行止めに。
「清滝」には行くことができないので、気を付けてくださいね。

『マイントピア別子』付近にはかつて別子銅山採鉱本部だった頃の産業遺跡が数多く残されており、独特の雰囲気が楽しめます。
紅葉との相性もバッチリですよね。

『別子ライン』の渓谷美と紅葉を楽しんだあとは、『別子温泉~天空の湯~』でホッと一息してから帰るのもオススメです。

■マイントピア別子
住所/新居浜市立川707-3
問い合わせ先/0897-43-1801
イマナニで「マイントピア別子」の情報を見る
マイントピア別子 公式HPはこちら

川と紅葉のコラボが美しい『面河渓』

『石鎚山』の南麓に広がる四国最大級の渓谷『面河渓』では、川と紅葉のコラボを楽しむことができます。
川の表面に浮かぶモミジの美しさにはため息必須!

散策は、面河本流ルートと鉄砲石川ルートの2つ。
特に面河本流ルートの『紅葉河原』にはカエデが多く、撮影スポットとしても人気があるのでカメラを忘れないようにしてくださいね。

また、『面河渓』から車で約30分のところにある『古岩屋』では、60~100mにもなる奇岩群と紅葉の壮大な景色を見ることができます。
ドライブコースとしてアチラコチラ、巡ってみてはいかがでしょうか。

■面河渓
住所/上浮穴郡久万高原町若山
問い合わせ先/0892-21-1192(久万高原町観光協会)
イマナニで「面河渓」の情報を見る

■古岩屋
住所/上浮穴郡久万高原町直瀬
問い合わせ先/0892-21-1192(久万高原町観光協会)

『紅葉狩り』の起源は平安時代まで遡る

なんとなく『紅葉狩り』という言葉が気になって調べてみると、「平安貴族が紅葉観賞を行う際、洒落で“狩りに行く”と言ったことが由来で『紅葉狩り』と呼ばれるようになった」とのルーツを知りました。

そんな由来を知ると、秋一番のオシャレをして紅葉狩りに出かけたくなりますね~。
自分のために時間を使うという贅沢に、この秋はチャレンジしたいと思います!

reported by イマナニ編集部 みほ
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