【今治地方春祭り 愛媛/今治市】 圧巻の“継ぎ獅子”で春をお祝い
2024年5月3日~26日開催 愛媛県指定無形民俗文化財のお祭りを見に行こう!
愛媛県今治市の各地区で、毎年5月に行われる「今治地方春祭り」。
それぞれの神社で奉納される“継ぎ獅子”をみなさんは見たことがありますか?
継ぎ獅子は、伊勢神宮に伝わる神楽の流れをくむとされる、今治地方の郷土芸能です。
現在では愛媛県指定無形民俗文化財にも指定され、今治地方の春のお祭りには欠かせない奉納。
その歴史はなんと、300年を超えるとも言われているんですよ!
“継ぎ獅子”は、「トン・トトン」という独特の軽快な太鼓が鳴り響く中、2継ぎ(ふたつぎ)、3継ぎ(みつぎ)、4継ぎ(よつぎ)と、人の肩に次々と立ち上がり、一番上の獅子児役の子どもが獅子頭(ししがしら)をかぶって舞うという全国的にも例を見ない特徴のある獅子舞です。
「神様は天においでて、わたしたちの生活を見守っている」という考えから、少しでも近づきたいとだんだん上へ上へと発展していったと言われています。
また、一番上の「獅子児」は、村を継いで行く村の宝であり、村人みんなで一致団結して守っていくという想いも込められているそうです。
獅子児が扇や鈴を持って勇壮に舞う姿を、みなさんも一緒に見守りましょう!
多くの保存会が集まる演技は要チェック!
今治市内には多くの「継ぎ獅子」保存会があり、毎年5月の春祭りには今治城吹揚(ふきあげ)公園や野間(のま)神社をはじめとする各地区の神社で、継ぎ獅子の演技を見ることができます。
開催日は5月3日(金・祝)~26日(日)までと長いですが、日によって開催場所、宮出し(祭り開始)時間が異なりますので、詳細は公式サイトをチェックしてみてくださいね。
三継ぎ、四継ぎと高くなっていく継ぎ獅子はスリルと迫力がありますよ~!
また、5月1日には、古谷・多伎神社で無病息災、家内安全、豊作を祈願【傘鉾(かさぼこ)まつり】、5月2日、3日には、朝倉北・矢矧神社でニワカ芝居(にわか狂言)などが奉納される【矢矧(やはぎ)神社地方祭】なども開催されます。
春の訪れや五穀豊穣を祈る今治地方春祭りに、ぜひ足を運んでみてくださいね。
■ 今治地方春祭り
開催時期/2024年5月3日(金・祝)、4日(土・祝)、5日(日・祝)、11日(土)、12日(日)、18日(土)、19日(日)、26日(日)
※開催地区、宮出し(祭り開始)時間については公式サイトをご確認ください。
お問い合わせ/0898-36-1541【今治市役所観光課】
今治地方春祭り獅子舞奉納 継ぎ獅子マップはこちら