【「第18回 えひめ工芸作家展」特別イベント 西条だんじり彫刻公開制作 愛媛/松山市】 えひめ伝統工芸士・石水信至の職人技を目の当たりに!
5月3日(金)開催 伝統工芸の匠の技を間近で体感しよう!
初夏の訪れを感じさせるミウラート・ヴィレッジ(三浦美術館)では、2024年3月6日(水)から5月12日(日)まで、「第18回えひめ工芸作家展」を開催しています。
この展覧会は、愛媛を中心に現在活躍している作家や、郷土の伝統工芸作品を紹介する毎年恒例のイベントです。
今年で18回目を迎える今回は、伝統工芸の西条だんじり彫刻の紹介をはじめ、陶磁、人形、木・漆、染織、竹、金属など18名の作家による創意溢れる作品を展示しています。
石水信至《斗栱間 双龍と親子龍》(画像は親子龍部分)氷見蛭子自治会所蔵
今回、郷土の伝統工芸作品として紹介するのが西条だんじり彫刻の石水信至氏の作品です。
西条まつりで神社に奉納される西条だんじりに施された力強い表現は、まさに西条だんじりの魂を宿した芸術作品と言えるでしょう。
それらをじっくり鑑賞できるだけでも価値がありますが、何と5月3日には特別イベントとして、石水氏本人が目の前で彫刻を制作する公開制作が開催されます。
伝統工芸の息吹を目で、耳で、感じて
西条まつりは江戸時代から続く五穀豊穣への感謝と神様への敬意を表す神事で、毎年10月に西条市内を130台以上のだんじりが練り歩く全国でも類を見ない規模と、豪華絢爛さを誇る伝統行事です。
石水信至氏は、若手だんじり彫刻師として18歳から制作し、透かし彫りなどの伝統技法を復活継承してきました。
平成14年にはその功績が認められ、えひめ伝統工芸士に認定されています。
現在までに30台以上のだんじり彫刻を手掛け、西条まつりを支える重要な役割を担ってきました。
今回展示されている作品は氷見蛭子だんじりに使用されているもので、数あるだんじりのなかでもトップクラスの迫力を誇ります。
その石水氏の彫刻制作の様子を間近で見ることができる公開制作が、5月3日(金・祝)13時~15時に開催されます。
会場内に設けられた制作現場には使い込まれた道具がずらりと並び、リズミカルに響く彫りの音を聞きながら、繊細かつ力強く削られる彫刻を間近で鑑賞することができます。
お祭り好きな方や彫刻に興味のある方にとっては、まさに打ってつけのイベントですね。
事前申し込みは不要で、ミウラート・ヴィレッジの入場料のみで見学できるので、気軽に立ち寄れます。
愛媛を中心に活躍している作家や、郷土の伝統工芸作品を紹介する「第18回えひめ工芸作家展」は5月12日(日)までの開催となっています。
展示のほか、工芸品の販売もありますので(最終日は16時まで)、心惹かれる作品との出会いを求めて、ぜひミウラート・ヴィレッジへ足を運んでみてはいかがでしょう。
■ 「第18回 えひめ工芸作家展」特別イベント 西条だんじり彫刻公開制作
開催日/2024年5月3日(金・祝)
開催時間/13:00~15:00
開催場所/ミウラート・ヴィレッジ(三浦美術館)
住所/愛媛県松山市堀江町1165-1
駐車場/あり(30台)
※土・日・祝日は臨時駐車場(三浦工業福角駐車場約250台)が利用可能。
入場料/一般500円、高大生300円、中学生以下無料
お問い合わせ/ミウラート・ヴィレッジ(三浦美術館)(TEL:089-978-6838)
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