映画『二宮金次郎』なかやま十彩会 酒蔵上映会を鑑賞!

  

Natuorhytym    イマナニ体験レポート

地元有志が立ち上がり、「小さな町から大きな発信」を!

こんにちは、Nの人ことNatuorhytymです。先日、四国初上陸となる、映画『二宮金次郎』を鑑賞してきました。地域おこしの強力部隊『なかやま十彩会』が音頭を取って開催された今回の映画上映会は、心がほっこりと温かくなる映画イベント。会場に足を踏み入れた瞬間、地元有志による「おもてなしのディスプレイ」がすでに凝っていて・・・どこを撮っても画になり、これから上映される映画へのワクワクした気持ちを高めてくれます。私が特に気に入ったのは、来場者が背負える『背負子』のディスプレイ。来場者の思い出に残る、そんな体験を提供しているのは、さすが町おこし隊さんですね。
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色々な学校に建てられている、二宮金次郎像
色々な学校に建てられている、二宮金次郎像 金次郎気分が味わえる!?背負子のディスプレイ 日本の風景、生け花と案山子
中山といえば、日本一の栗!先日、栗まつりに参加してきた体験レポートを掲載しました。栗まつりに参加した際、我が家で好評だった焼き栗を、なんと映画中に食べることができたのです!購入方法は、受付でバザーのチケットを入手し、焼き栗をはじめ、焼きそばやフライドポテト等と交換するというもの。チケットは一枚100円だったので、この焼き栗は実質100円でした。栗の街で、栗を食べながら映画を鑑賞する…なかなかに素敵な経験です。
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栗といえば、伊予市中山町ですよね
栗といえば、伊予市中山町ですよね パカッと割れて見える黄色い栗が美味しそう 会場横のバザースペースで、色々な食べ物を入手できました

五十嵐監督による、夢の舞台挨拶が実現!

そもそも、なぜ酒蔵で上映会が開催されたのか?それは、伊予市中山町には映画館が無いからです。玉井酒店さんの酒蔵跡に、手作りで上映用スクリーンが設置されていたのですが…、スクリーンを吊るしている上部は、なんと緑の物干し竿!教えてもらうまで気付きませんでした。酒蔵内にパイプ椅子を互い違いに並べ、ワイワイと集まる笑顔(後に感動で泣き顔になりますが)の中での上映会が始まります。
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白い壁が美しい、玉井酒店さんの酒蔵跡
白い壁が美しい、玉井酒店さんの酒蔵跡 上映前の会場は大賑わい! スクリーンの上部にご注目!
映画の上映前に現れたのは、なんと五十嵐 匠監督!五十嵐監督が地域おこし隊『なかやま十彩会』の活動に賛同し、上映が決まった…という経緯もあり、遠路はるばる舞台挨拶に来てくださったそうです。映画に対する思いを上映前・上映後に語ってくださり、鑑賞者の記憶にぐぐっと入り込んで、忘れられない映画となったことでしょう!そしてもう一人、スペシャルゲストとして、今治にアトリエを持つ愛媛出身の画家、城本 敏由樹先生が登場しました!城本先生は、映画の題字を担当されています。作中で、効果音と共に「ドン!」と力強い題字が眼前に迫る瞬間は、必見です!
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舞台挨拶に来てくださった五十嵐監督
舞台挨拶に来てくださった五十嵐監督 題字を描かれた、城本先生(写真中央) 五十嵐監督が手にしていたのは、地元有志がこの日の為に作った「ぞうりパン」
なかやま十彩会による温かい演出もあり、楽しい一日が過ごせました。映画そのものは?といいますと、たった1分半に満たない予告編Youtubeで涙ぐんでいた私が、果たして本編を最後まで見通すことができるのか不安でしたが…、結果は予想通り。アイメイクは解け落ち、目の周りが黒ずんだ女ができあがったのであります。ネタバレになるので詳細はお伝えできませんが、日本には今でも神として崇められる素晴らしい人が居て、その人の考え方や在り方は、時を経た現代でも十分に通用する、感動しながらも気付き・学べる…というものでした。日本人ならば、誰もが知っている『二宮金次郎』の生涯を描いた作品、機会があればどうぞご覧になってくださいね。
映画『二宮金次郎』なかやま十彩会 酒蔵上映会
開催日/10月5日(土)
開催時間/10:00~12:00、15:00~17:00、19:00~21:00
開催場所/玉井酒店酒蔵跡(愛媛県伊予市中山町出渕2-6-1)
駐車場/あり
料金/高校生以上1,300円、中学生以下700円 (税込)
問い合わせ先/なかやま十彩会 TEL.070-4356-8143
URL/http://ninomiyakinjirou.com/
reported by Natuorhytym