カワッチと巡る、知られざる自衛隊の世界 【自衛隊の食卓編 PR】
美味しい自衛隊メシのヒミツに潜入調査ッチ!
自衛隊の食事といえば、大量の炊き出しやカレーが思い浮かびますよね♪
野外での調理や大量調理は難しいですが、自衛隊には調理のプロ、給養員(海・空自衛隊の職種の1つで、毎日の食事を調理する専門の職種)がいます!
体が資本の隊員達を支える自衛隊メシとはいかに!?
「こんにちは。 オイラは“カワッチ”。 自衛隊愛媛地方協力本部で働く陸上自衛官だッチ。 前回の【自衛官の1日編】に引き続き、オイラが自衛隊の美味しい食事を紹介するッチ!」
ということで、今回は調理専門の職種がある、海上自衛隊、航空自衛隊の「自衛隊メシ」をカワッチと一緒に調査していきましょう♪
海上自衛隊で毎週金曜日が“カレーの日”というのは有名なお話。
艦艇や部隊ごとにそれぞれ独自のレシピがあるらしく、レトルトカレーの販売やレシピも公開されています。
そして、航空自衛隊にもなにやらオリジナルの“からあげ”があるようですよ!
各自衛隊の駐屯地や艦艇、寮では朝・昼・晩の食事が無料で提供されます。
何百人という規模で入れる食堂もあり、自分で好きなだけ取っていくセルフ形式。
自衛官のみなさんは、一体毎日どんなメニューを食べているのでしょうか?
こちらが、ある1週間の“掃海艇みやじま”での献立表。
栄養士さんが考えた標準献立をもとに各部隊でメニューを考えているということで、参考にしたいくらいバランスの取れたメニューですね。
なによりも品数が多い!
「毎日こんなごはんが食べたいッチ」
職種によっては毎日こんなに食べきれないよという人もいるそうですが、しっかり体を動かす訓練をした後は山盛りごはんを食べるので、おかずが多いと助かるとのこと。
中にはマンガでしか見たことがないくらい大盛りのごはんを食べる隊員も…。
「しっかり食べるのも訓練だッチ!」
そんな自衛隊の活動を支える調理専門の隊員へのインタビューを交え、お仕事の様子や地産地消を取り入れた各地のレシピを公開していきますよ~。
金曜日はカレーってホント!?
「みんなも知っているように、海上自衛隊では毎週金曜日に“カレーライス”を食べる習慣があるッチ」
海外への遠洋航海となると、船上勤務が半年以上になることも。
海の上では土日など決まった日がお休みというわけにはいきません。
そこで、曜日感覚がなくならないように、金曜日にはカレーライスを食べるという習慣が生まれたのです。
海上自衛隊には、船に乗って料理を作る「給養」という職種があります。
今回は、そんな自衛隊のコックさんである給養員の西川さんにインタビューしました。
「給養員」になるには、まずは他の隊員と同じ試験を受けて、入隊すること!
調理を専門とする隊員でも、海上での任務では一隊員として働かなくてはなりません。
なので、教育隊ではみんなと同じく共通の教育・訓練を受けます。
そして、その後に各船での研修や術科学校(海上自衛隊の専門的な技術を教育する学校)で、より専門的な教育が始まります。
術科学校の「給養科」では栄養や衛生の基礎知識を学ぶことができ、希望者は調理師試験への挑戦もできますよ。
また、船内調理経験が1年以上あり、調理師などの資格があると“船舶料理士”の資格ももらえます。
船によってはスイーツを作ったり、海外のお客さんをお招きしてレセプションパーティーをしたりと、いろいろな食事を提供。
普段の隊員への食事だけでなく、和洋中いろいろなメニューを作れるようにならないといけないので、日々勉強だと言います。
「スイーツやコース料理まで作れちゃうなんてすごいッチ!」
西川さんが自衛隊で働きたいと意識したのは阪神淡路大震災の時。
炊き出しをする隊員たちに感銘を受け、「自分も食事を通して人々を元気付ける仕事がしたい」と、最初は陸上自衛隊に入隊したそうです。
ですが、陸上自衛隊には給養員がおらず、炊き出しは災害時のみのお仕事。
“食事でみんなを笑顔にする”様子に憧れて入隊したため、調理の方をメインに学びたいと、一度は民間の料理屋へと転職しました。
その後、調理専門の「給養」がある海上自衛隊へ再入隊。
とても充実した日々で、大好きな料理で国に尽くすことができて、とてもやりがいを感じているそうです。
隊員を笑顔にできることが一番の喜びだと語る西川さん。
得意料理は? と聞くと、
「船上だと自由に好きな店に行けないので、和洋中なんでも作れるようになります。 特に、航海が長くなると、ハンバーガーやラーメン、チャーハンなどが喜ばれますね。」とのこと。
西川さんの作るラーメンはスープ作りから始まり、豚骨の下処理から約半日かけて煮込んでいるそうですよ!
他の船に負けないおいしいごはんを作りたいとの意気込みから、1ヵ月間メニューがかぶらないように献立を考えるのも好きだと言います。
船での調理は、陸上に比べて大変なことも!
航海中は常に揺れているので、最初は慣れない船内環境に戸惑うこともしばしば。
また、船内から出られないという特殊な環境なので、孤独感を感じないようにみんなでよく声掛けをしあっているそう。
そのため、船員同士の仲が良く、フランクにいろいろなことを話し合えるので職場環境はとっても良いとのこと。
「どこの部隊も仲良しで上下関係良好ッチ」
そして航海が長くなると、話題になるのが“カレー”。
「1週間に1カレーだから、“任務完了まであと何カレーだ”とカレーがカレンダー代わりになるッチ!」
海上自衛隊の公式サイトでは、「給養員」の協力を得て、オリジナルのレシピを公開中!
国産の水産物をはじめ国産食材の消費拡大に資する取り組みを積極的に実施した国産食材レシピ「艦めしーふーど」などを発信していますよ。
「カレーだけでなんと64種類もレシピがあるッチ! これは絶対チェックするッチ!」
航空自衛隊のおいしい“空上げ(からあげ)”はいかが?
航空自衛隊からは、各基地の地元食材を使った“からあげ”をご紹介。
給食で提供される鶏の唐揚げを、航空自衛隊全体で“より上を目指す”とする意味を込めて「空上げ(からあげ)」と呼んでいます。
航空自衛隊防府南基地に勤務する石川空士長は、愛媛県出身で元はホテル従業員!
大勢の人に食事を提供する姿に憧れて、航空自衛隊への入隊を決意したそうです。
入隊後に調理師ということで、高校卒業してすぐに入隊する人や前職が調理師以外の人など様々な人が自衛隊の学校で学び、調理のプロとして活躍中!
現在、所属する基地には管理栄養士が常駐しているとのことで、メニューは管理栄養士さんが中心となって考えています。
人気のメニューはチキン南蛮丼やからあげ、カレーということで、山口県のブランド地鶏である長州鶏を使ったレシピが人気なようですね。
「みそとマヨネーズをまぜたタレがアクセントの“みそっぴ”が特にオススメだッチ!」
身体を動かすことが趣味だという石川さん。
休日は仲間と一緒にボルダリングや山登りに出かけているそうで、石川さん自身もがっつりしたメニューがお好きなようですね♪
「隊員と一緒にいっぱい食べて、日本の空を守るッチ!」
航空自衛隊の公式サイトでも、“空上げ(からあげ)”のレシピを公開中です。
子ども達と一緒に楽しめるゲームやクイズも公開されているので、ぜひチェックしてみてくださいね♪
僕も私も食べたい! 自衛隊メシ
自衛隊員の体を作る大切な食事、いかがでしたか?
どれも地元の食材を使って作られる栄養満点のメニューがとっても美味しそうでしたね!
そんな“自衛隊メシ”を食べてみたい! と思いませんか?
各基地では一般公開のイベントに合わせて、炊き出しを行うこともあります♪
ナイフ一本で施されるカービングアートなど、こんな素晴らしい技術も目の当たりにできちゃうかも!?
その他にも、海上自衛隊からは艦艇ごとのレトルトカレーが発売されていたりもしますよ。
「いろんな味を試して欲しいッチ!」
※イベントの開催情報など、詳しくは各公式サイトやSNSをご覧ください。
■ 自衛隊愛媛地方協力本部
住所/愛媛県松山市三番町8丁目352-1
お問い合わせ/089-941-8381
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