【椿まつり・椿さん 愛媛/松山市】 2025年版の新情報&屋台の見どころも! 大勢の人出で賑わう冬の恒例行事
2025年2/4(火)~6(木)開催 伊予路に春を呼ぶ祭りが今年もやってきた
愛媛・松山の冬の恒例行事と言えば、やはりこれ!
“伊予路に春を呼ぶ祭り”ともされる、2月の「椿まつり」ですね。
松山市・伊豫豆比古命神社(いよづひこのみことじんじゃ)にて、毎年旧暦1月7、8、9日の3日間に開催されるこのお祭り。
毎年この椿まつり以降から寒さも和らぎ、徐々に春らしい気候の日も増える印象です。
今年の開催日程は、2025年2月4日(火)~6日(木)。
例年よりやや早いことに加え、全日平日というスケジュールになっています。
カレンダー通りのお仕事の人や学校に通う学生さんにとっては、少し参加し辛い日程かもしれません。
今年の椿まつり、どんな見どころがあるの?
どんな所に気を付けて参加すればいい?
そんな椿まつりの2025年版最新情報を今回はご紹介!
家族や友人と遊びに行く際は、ぜひ事前にチェックしてお祭りを楽しんで下さいね。
椿まつり限定のお守りも今年新登場! お神酒や御朱印も要チェック
毎年3日間、72時間休みなしのお祭り期間中には、大勢の人出がある椿まつり。
県内外から約40万人もの人がここを訪れるともされています。
お祭りらしい雰囲気が満載の、参道にずらりと並ぶ屋台を楽しみに足を運ぶ人も大勢いることでしょう。
ですがメインはやはり、神様へのお参り!
特に伊豫豆比古命神社は、商売繁昌を司る神様が祀られていることでも知られています。
そのため会社の社長さんやお店のオーナーさんをはじめとした、商いを行う人々も大勢参拝に訪れるんですよ。
また神社では、椿まつり期間中しか手に入らない珍しいアイテムも。
破魔矢にお守り、御神酒や屋台の縁起物などなど。
それらを目当てに、毎年欠かさず参拝する人もいるのではないでしょうか。
まず神社の定番となるお守り。
期間限定で頒布される「大繁昌守」や、大事な人との縁を結んでおけるよう願う「絆守」も人気ですが、今年はなんと椿まつりから新たなお守りが登場!
それがこの「上弦の月守」です。
毎年お祭りが開催される旧暦1月7、8、9日は、神様の力が最も強くなる「立春に近い上弦の月の初期」でもあります。
そんな神様の力を、上弦の月のモチーフに込めたこのお守り。
災いを除け運を開くご利益をいただこうと、今年の椿まつりから頒布が開始されます。
さらにお守りと同様、神様の力が込められた御神酒も2024年からリニューアル。
にごり酒から米焼酎へお酒の種類が変わり、清酒&米焼酎と盃のセットになりました。
神社への参拝と併せて御神酒を嗜み、身体の中からも悪い気を祓ってみては。
また神社では毎年、椿まつりの時期限定の御朱印も用意されています。
(期間中は書置きでのお渡しのみ。 朱印帳をお預かりしての揮毫は行っていません。)
その他にも椿神社ならではな、椿の花の絵馬やおみくじも注目ポイント。
これらもぜひ、忘れずにチェックしてくださいね。
そして椿まつりならではの光景と言えばやはり、神事である「お忍びの渡御」!
お祭り中日の18時頃から毎年行われるこの神事。
神社にいる神様が、地域一帯にご利益を行き届かせるのに欠かせない行事でもあります。
伊豫豆比古命神社には四柱の神様が祀られていますが、そのうちの一柱が代表としてこの神事で地域を巡回します。
本殿で神様を乗せて楼門へ出るまでは、神事に携わる人全員が無言でなければいけません。
厳かな緊張感あるムードが漂いますが、これは他の神様への配慮のためなんだそうです。
門を出てからはにぎやかな掛け声と共に、神様を乗せた黄金の神輿が神社を出発!
松山市北土居にある金刀比羅神社へ向かい、そこで神事を行ったあと再度、伊豫豆比古命神社まで戻ってきます。
神輿が帰ってくるのは、毎年大体20時頃。
この時間帯にお祭りへ行くと、運が良ければ神様を乗せた金色のお神輿と出会えるかも。
ずらりと並ぶ屋台も満喫! 椿まつりならではの珍しい露店も?
神社のお守りや神事と併せて、参道にずらりと並ぶ屋台を目当てにお祭りへ行く人もきっと多い事でしょう。
お祭り当日は、神社周辺の参道約1.5㎞が全面封鎖され歩行者天国に。
道の両側にずらりと並ぶ屋台の総数は、およそ400~500軒!
数十年前までは、地域の伝統行事という色合いも強かった椿まつり。
ですが近年、特にコロナ禍を経て人々の生活スタイルが変わってからは、高齢者の方々以上に若者たちが楽しむお祭りへと雰囲気が変わっているんだそう。
そのためずらりと並ぶ出店のラインナップも、昔に比べかなり大きく変わっています。
以前は日本酒専門の露店など、大人向けのグルメやアイテムも多かった様子。
今ではトレンドグルメやスイーツ、エンタメ要素の多いお店がすっかり主流ですね。
子どもたちも大喜びのくじ引き屋台。
最近は景品のラインナップで、その年若者に流行ったコンテンツがまるわかり!
確かに思い返すと、昔のくじ引き屋台はキャラグッズではなく、ゲームソフトやカードゲームの景品が多かった印象です。
さらにここ数年、特に注目を集めるのは韓国発祥のグルメたち!
今やすっかり定番化したチーズハットグや、昨年はSNS映えもバツグンの10円パンが流行りましたね。
そんな中今年はSNSを中心に、韓国のフルーツ飴・タンフルも流行!
都市部では数年前から流行っていた「りんご飴専門店」も、じわじわと愛媛で人気を広げつつあります。
お祭りの屋台では数年前から、りんごのみならずいちごやぶどうといった、様々なフルーツ飴を取り扱うお店も増えました。
またフルーツ飴同様、手軽に持ち運べる&見た目もかわいいグルメとして、凝ったデザインのチョコバナナなどもよく見かけるようになりましたね。
キュートなスイーツと一緒に、SNS映えする思い出の写真撮影もお忘れなく!
一方で椿まつりには時代の流れや流行に左右されない、風情ある露店もずらり。
神社の真ん前で目を引く、たくさんの縁起物の屋台もそのひとつ。
これらの縁起物は伊豫豆比古命神社に祀られた神様と同様、商売繁盛の神様として最も有名な七福神・恵比須様をルーツともしています。
また椿まつりでは、明太子や佃煮などの物産を売っている露店もよく見かけますね。
他のお祭りでは、あまり見かけることのないこのお店。
実は四国でも有数の人出でにぎわう椿まつりにあわせ、大勢の人に商品を知ってもらうべく、県外の方々がこのためだけに出店しているのだそうです。
さらに夏祭りではあまり見かけない、甘納豆や生姜糖漬けといった昔ながらの甘味も。
これらの出店は気温の低い、冬のお祭りならではの屋台なのだとか。
確かに、熱い夏だと砂糖が気温で溶けてしまいますもんね。
屋台でにぎわうお祭りといえば、やはり夏の印象が強い人も多いはずです。
冬に椿まつりのような大規模で開催されるお祭りは、比較的珍しい存在でしょう。
そのため屋台群には定番グルメから、他であまり見ないここならではの出店も。
せっかくなら今年は、普段あまり注目していなかった屋台にあえて挑戦してみてもいいかもしれません。
周辺地域は混雑予想も! お祭りを楽しむための注意ポイントとは
毎年大勢の人出が見込まれる椿まつり。
ですから、遊びに行く際はいくつか注意しておくべき点もあります。
まず、神社の参道はすべて屋台エリアとなるため車の侵入が禁止!
車で来る際は、神社周辺のあちこちに登場する臨時駐車場を利用します。
近年は目安として、1000円前後の利用料金がかかる所が大半です。
また今年は平日開催のため、夕方~夜の時間に混雑が見込まれるでしょう。
仕事帰りの人々の移動時間とも重なるため、周辺エリアは普段以上に渋滞する可能性も。
車でなく公共交通機関を利用したり、時間に余裕をもって行動するのがオススメです。
出店で食事や買い物を楽しんだあとは、必ずゴミはゴミ箱へ。
特に子ども連れの方は、家からゴミ袋を持参するのもひとつの手かもしれません。
お手洗いの場所も、神社正面の向かって右手にある常設施設の1箇所のみ。
譲り合って綺麗に使いましょうね。
2月初旬は、毎年まだまだ寒さも厳しい季節。
防寒対策や、インフルエンザ・コロナウイルスの予防対策も万全でのお出かけを!
神社に参拝したいけど、人混みが気になる…という方は、あえて椿まつりの3日間を外してお参りをしてもOK。
特に今年は、平日だし日程的に行くのが難しそう…という人も多いことでしょう。
実は、そんな人にちょっぴり耳寄りな情報が。
2025年は暦の関係で、例年であれば2月3日となる節分の日が2月2日になるちょっぴり珍しい年です。
伊豫豆比古命神社では毎年節分の日に、「節分祭」が行われた後「弓打ち式・豆打ち式」という行事があるのをご存知でしょうか?
「弓打ち式」では厄年の方が弓を打って厄祓いをしたり、「豆打ち式」では神社の建物から豆まきをして、参拝者が受けて持ち帰ることができるそうです。
今年は椿まつりと日程が非常に近いため、興味があればぜひこちらの祭事にも行ってみてくださいね。
毎冬恒例のお祭りで春の訪れを一足早く祝おう
愛媛・松山の冬の恒例行事として、大勢の人にお馴染みの椿まつり。
伊豫豆比古命神社にて、今年は2025年2月4日(火)~6日(木)の開催です。
まだまだ寒さの残る時期ではありますが、一足早く春の気配を感じに、今年も神様へお参りに行ってみませんか?
商売繁昌、家内安全、開運祈願に学業成就、除災開運など。
様々なお願い事を抱えつつ、ずらりと並ぶ屋台も楽しみつつ。
ぜひ松山の冬の風物詩となるお祭りへ、友達や家族とわいわい足を運んでみましょう!
- ■ 椿まつり
- 開催期間:2025年2月4日(火)~6日(日)
- 場所:伊豫豆比古命神社(椿神社)
- 住所:愛媛県松山市居相2-2-1
- 問い合わせ:089-956-0321(椿神社社務所)
伊豫豆比古命神社 公式HPはこちら
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