【企画展「真民さんとタンポポ」 愛媛/砥部町】 タンポポのような生き方を〜野に咲く花のように美しく
2024年10月26日〜2025年3月2日開催 詩を愛した真民さんの優しさに触れる企画展
詩への愛に溢れ、人の心を癒す詩で多くの人達から愛されてきた坂村真民さんの作品に触れられる坂村真民記念館。
「癒しの詩人」と呼ばれた真民さんが最も愛したタンポポの花を詠った詩と写真が展示された企画展「真民さんとタンポポ」が2025年3月2日まで開催中です。
生きとし生けるものへの愛情を込めた詩を、その生涯をかけて紡いできた真民さんの人柄が伺える今回の企画展。
詩と共に展示されている写真は、この企画展のために館長の西澤さんが全国を回って撮り集めたそう。
真民さんとタンポポの関係をわかりやすく解説したパネルも展示され、来館者が真民さんの詩に込められた思いを受け取ることができるような工夫も施されています。
40代からタンポポの生き様が好きになり、自身とタンポポの姿を重ねて「タンポポのような生き方」を目指して生きるようになったという真民さん。
毎日書かれていた思索ノートのタイトルも「タンポポ日記」や「タンポポ堂日記」と名付けられ、タンポポを自分の分身のように考えられていたのだそう。
真民さんが詩に込めた願いを感じよう
企画展で展示されている詩の1つ、「ねがい」という詩は「どんなに離れていてもあなたの幸せをお守りいたします」という言葉で締め括られています。
ほんの小さな気遣い、優しさが距離を超えて人と人をを繋ぐ、そんな優しさに溢れた世界を真民さんは心から願っていたのではないでしょうか。
坂村真民記念館へのアクセスは松山ICから車で10〜15分ほどの距離。
焼き物の里として有名な砥部町にあり、のどかな光景が広がる穏やかな場所にあります。
真民さんが愛した野に咲く草花の儚くも逞しく生きる姿に創作意欲を駆り立てられ「たくさんの生きる力」をもらってきたという真民さん。
エネルギーに溢れた言葉とそれらに込められた想いを知ることで、私達もきっと、今日を逞しく生きる活力を貰えることでしょう。
真民さんの紡いだ言葉の息遣いを感じながら、その想いに触れ心豊かな時間を坂村真民記念館で過ごしてみませんか。
- ■ 企画展「真民さんとタンポポ」
- 開催日/2024年10月26日〜2025年3月2日
- 開催時間/9:00〜17:00(入館16:30迄)※休館月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)
- 開催場所/坂村真民記念館
- 住所/愛媛県伊予郡砥部町大南705
- 料金/小中生200円、高大生・65歳以上300円、一般400円
- 団体料金(15人以上)小中生100円、高大生・65歳以上240円、一般320円
- お問い合わせ/坂村真民記念館
- TEL/089-969-3643