【企画展「人を記憶する ~肖像画などにうつされた人たち~」 愛媛/大洲市】 大洲市立博物館で肖像画の魅力に迫る特別展
2025年1/11~4/6 今回のテーマは「肖像」、アートと歴史が交錯する世界
愛媛県大洲市にある「大洲市立博物館」では毎年、収蔵している資料の中からテーマを決めて、収蔵品展が開催されています。
今回のテーマは「肖像」。
2025年1月11日から、企画展「人を記憶する ~肖像画などにうつされた人たち~」としてスタートしています。
現代なら、大切な人の姿もカメラやスマホでパチリとするだけで、写真に残すことができます。
さらに、それを人と共有することも簡単にできてしまいますよね。
では、写真の無かった時代にはどうだったのでしょうか。
そこで肖像画が登場します。
古代から時代により意味合いを変化させつつ、現代まで描き続けられている肖像画。
昔から「その人を記憶にとどめておく」ことは、肖像画の大きな役割の一つでした。
肖像画とは、特定の人物の顔や姿を描いた絵のことを言いますが、その技法やスタイルは様々。
被写体の人柄や人生を象徴するものや、想像などで表現されているものもあります。
様々な肖像に込められた思いとは…?
時代を遡って、当時の人々の思いに迫ってみましょう。
肖像画が語る、時代を超えた人々の想いを体感しよう
今回の展覧会では、肖像画、浮世絵、写真が並びます。
これらを、絵や写真としての美しさや素晴らしさといった芸術的な観点ではなく、作品に込めた絵師や対象者(モデル)への想いを「供養・遺徳・賢人・自画・大衆魅了・家族や友人」という6つの視点で展示。
画像から受けたイメージと業績等とを照らし合わせながら、対象者や作者の内面により深く踏み込んでみませんか。
肖像画を通じて時代を超えた人々の想いを感じることができる展覧会。
普段とは違った視点で鑑賞することで、新たな発見があるかもしれません。
肖像画の魅力を存分に味わってみましょう。
「大洲市立博物館」には、は“歴史常設展示室”、“歴史企画特別展示室”、“自然科学・民具展示室”、“特別展示室”があり、どの展示室も入館料無料。
それぞれの入り口に置いてある入室カードを採って入場するシステムになっています。
このカードには、展示内容と展示品、シリアルナンバーが記入されおり、さらに裏側は、一枚一枚違う写真が掲載されています。
訪れた際の記念として、ぜひ持ち帰ってくださいね。
※博物館は、建物の4・5階です。1階の駐車場は無料で利用できますが、狭くて台数に限りがあります。また、国道56号から入る道路は一方通行となっているため、入出庫の際は注意が必要です。
- ■ 企画展「人を記憶する ~肖像画などにうつされた人たち~」
- 開催日/2025年1月11日(土)~4月6日(日)
- 開催時間/9:00~17:00
- 開催場所/大洲市立博物館
- 住所/愛媛県大洲市中村618-1
- 料金/無料
- 駐車場/あり(13台)
- お問い合わせ/大洲市立博物館 0983-24-4107
- 大洲市立博物館 公式HPはこちら
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