2020年は早めの開花…七折梅まつり

  

イマナニ編集部    イマナニ体験レポート

広い園内を散策して、五感で感じる春の訪れ。

みなさんこんにちは、えだまめです。
3月3日に砥部町の七折梅園に行ってきました。

こちらでは毎年2月20日から3月10日まで「七折梅まつり」が開催されるのですが、今年は暖冬。
初日にはもう見頃だった、という噂を砥部の人から聞いたものの、中々足を運ぶことができず…そうこうしている内に娘の小学校の休校が決まり、お別れ遠足も中止になってしまいました。

がっかりしている娘を見て「山なら空気もいいし、大丈夫じゃないかな」と私の母と子どもたちを梅まつりに連れていく計画を立て、私一人で下見へGO。
七折梅園は約1万6千本の梅の木があるそうですが、観光地というよりも農地なので、道幅は狭く、かなり傾斜があります。
入り口には、貸し出し用の杖が用意されていました。
お年寄りや足腰に不安がある人には嬉しい心配りですね。
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紅白の梅が隣り合って咲いていました。
紅白の梅が隣り合って咲いていました。 品種が表示された樹もあります。 「想いのまま」という名前、いいですね~ ちょうど見ごろだった、見事な紅梅。 近いところで写真が撮れます。
入園後は、順路に従って坂道をひたすら登っていきます。
左右に広がる梅園、山の景色、足元に咲く野の花。
見所はたくさんあります。
でも…以前訪れた時はピンク、白、紅の梅の花がたくさん見られてとても感動したのですが、今年はすでに散っている木が多く、少し寂しい景色でした。

それでも、「七折小梅」の他に約30品種が植えられているというだけあり、遅咲きの品種は綺麗に咲いていて、写真を撮る行列が出来ている樹も。
そして、歩いていると漂ってくる甘~い香り。
黄色い花をつけた蝋梅です。
視覚と嗅覚、両方で楽しめます。
調べてみると、蝋梅は「梅」の字はついているものの、樹木の種類が全く違うそうです。
知らなかった~
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かわいいイラストの案内板。
かわいいイラストの案内板。 軽トラック一台分くらいの農道を歩きます。 蝋梅の甘い香りがたまりません。 展望台まで20分…少しくじけそうになりました。

残念ながら、今年は新型コロナウイルスの影響で会期短縮

日頃の運動不足を思い知らされるような斜面を登り、展望台へ。
コンクリート舗装がされていない土の道のルートは、前日の雨のせいで少しぬかるんでいました。

いい汗をかきながら、山の頂上の展望台に到着。
ほとんど花が終わっている梅園を見渡しながら、先客で休まれていたご夫婦と「今年は咲くんが早かったんやね」等と会話しつつ、息を整える私。

余り広くない、木造の展望台。
花盛りの時なら、たくさんの人が訪れるだろうから、こんな風にゆっくり休憩できなかっただろうな…それなら空いている今日に来られて良かったのかもしれない…心地いい風に当たりながらそんなことを考えました。
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木造の展望台。階段は狭いので譲り合いましょう。
木造の展望台。階段は狭いので譲り合いましょう。 途中の舗装していない道。雨あがりはぬかるみます。 展望台から。ピーク時は一面の梅の花が見られます。 お接待の梅昆布茶。コロンと一粒、七折小梅入り。
山を下り、「イベント広場」で休憩。
こちらでは土日を中心に色々なイベントが行われます。
行った日は平日でしたが、入場券と引き換えでガラポン抽選が出来ました。
展望台で会ったご夫婦は梅キャンディが当たったとのことで、少しだけ期待しましたが、残念賞のティッシュでした。
やっぱりね~

そこで勧められた、お接待の梅昆布茶にびっくり。
小さい紙コップでしたが七折小梅の梅干しが一個丸ごと入っているんです!
贅沢です!酸っぱい~温まる~

道中、知らない人と挨拶を交わす機会が多かったのが印象的でした。
愛らしい花といい香りに囲まれていると、みんな優しい気持ちになるのでしょうね。
それからもう一つ、きつい斜面を上り下りしていると、なんとなく励まし合いたくなる、ということもあるのでしょう(笑)
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梅加工品や農産物の販売コーナー。種類が豊富!
梅加工品や農産物の販売コーナー。種類が豊富! まだまだ咲いているスポットもありました。 駐車場に近い斜面にあった河津桜。
特産品や加工品の販売コーナーに立ち寄ると、「新型コロナウイルスの影響を鑑み、開催期間を3月3日で終了します」の貼り紙が。
そう、この日が最終日だったのです。

土日はかなり混雑する梅まつり。
週末には高校生によるイベントが予定されていました。
毎年恒例の行事を「中止」にすることは主催者も苦渋の決断だったことでしょう。

暖冬だけではなく、新型コロナウイルスの影響も受けて、今年は少しさみしい七折梅まつりになってしまいました。
ただ、私の記憶よりもずっと急こう配だということ、土の道も歩くことなどをリサーチできました。
大人がマイペースで歩いて1時間くらいの七折梅園。

来年以降は、開花状況と天候をチェックして家族を連れていこうと思います。
そうそう、七折梅まつりに行く場合、オシャレな靴より、歩きやすいスニーカーが断然おススメですよ。
七折梅園
開催場所/七折梅園(愛媛県伊予郡砥部町七折109 )
駐車場/あり 普通200台
料金/300円(中学生以下無料)、20名以上の団体250円
問い合わせ先/農事組合法人 ななおれ梅組合 TEL.089-962-3064
URL/http://www.nanaore-koume.jp/
reported by イマナニ編集部