好きなこと・得意なことを仕事にしよう!いしづち編集学校の卒業生③

  

いしづち編集学校の学びを活かす!ヒントを得る!

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いしづち編集学校とはソラヤマいしづちが運営する、「いしづちエリア(※)の経済を、地域資源などを活用して活性化させるべく、人に来てもらうための仕掛けをつくる『人』を育てることに特化したプログラム」です。

※いしづちエリアとは、石鎚山を中心とした石鎚山系を有する愛媛県西条市・久万高原町、高知県いの町・大川村を指します。

いしづち編集学校は11回の講座から成ります。
オンラインの受講や、現地でのフィールドワークを体験し、修了直前には自分たちの「こうしたい」と考えたプランを皆の前で発表し、実現へ向けて動く…という、実践型のプログラムです。

いしづち編集学校、1期生。
卒業時に行われる、起業プランの最終プレゼンテーションにて、見事、最優秀賞を受賞した山中裕加さんを訪ねました。

Hinel代表の山中さん

山中さんは、以前イマナニの特集記事で取り上げた方です。
「熱いぜ!いしづち★バラエティに富んだ起業育成プログラム」はこちら

山中さんは、2019年の5月に、祖父母の家のある愛媛県西条市に引っ越してきた、松山出身のUターン民。
引っ越しと同時に、「Next Commons Lab」の「ローカルプロダクションプロジェクトメンバー」として着任されました。

ちなみに、ローカルプロダクションプロジェクトとは、地域の新たな魅力を引き出す事業開発のためのプロジェクトです。

山中さんのプロジェクトとその後

山中さんが最終プレゼン時に発表したプランは「西条エリアの資源を活用するクリエイターの方たちが滞在するための施設をつくる」こと。

しかしコロナ禍の中、人が集まることが難しくなってしまいました。
物件の目星もつけていたそうですが、一時断念。

現在は、商品開発の方に取り組まれています。
以前の特集記事でご紹介した「竹を使った」商品です。

みなさんは『メンマチョ』という商品を目にしたことはありませんか?
この商品、実は山中さんが開発したものです。

「放置竹林を何とかしたい」という気持ちから作られ始めたというこの商品。

『「ちょっと新しいメンマ」で竹林と食卓をつなぐメンマチョプロジェクト始動!』というプロジェクト名でクラウドファンディングを開始。
目標金額25万円に対し、250人を超える方々より、目標額の約550%である137万円ものご支援をいただくことができたそうです。

西条市内にある「no1」というレストランでは、コース料理の前菜にジェノベーゼとしてメンマチョが提供されています。
しっかりとしたメンマの食感がいきていて、美味しい。

メンマチョは、いとまちマルシェなど、道の駅などで購入することができます。

今後は販路を増やすことと、県外の森林問題で悩む地域とコラボして、新たなメンマチョの兄弟を増やすことを目標にされているのだそう。

「メンマチョ ご当地限定フレーバー」が増えていくと面白そうです!

いしづち編集学校で学ぶことのできる精神と卒業生に与えた影響

いしづち編集学校の受講生たちに、特に強い影響を与えたのは、GOODMORNINGFARM(グッドモーニングファーム)の代表、齋藤さんの講義。

普通の主婦がキッチンから始めた瓶詰めピクルスは、どんどん規模が大きくなり、工房を持つまでになりました。

講義中、齋藤さんは「奇をてらったものでなくてもいい。難しく考えなくていい。自分のできることや、したいことをコツコツやっていったらいい」という風に仰られていたのが印象的で、今でも卒業生たちの間で話題に出ています。

人は、心で動きます。
理屈よりも、気持ちで動くものです。

今、お客さんは何を欲しているのか?
時代の流れを汲み取り、プランに反映させる。

それが合っているか、反れているのか?
トライ&エラーを繰り返して精度を高めること。

いしづち編集学校では、講師の出尾さんや松本さんたちの授業で『共感が大事』という考え方や、なぜそうするのか?という根本的な部分も学びました。

卒業生の中に息づくいしづち編集学校

これまで、3人の卒業生を訊ねました。
卒業生たちは皆「いしづち編集学校は大変勉強になった」と話します。

各々、違う道を歩いている卒業生ですが、その行動や今後の目標の背景には、いしづち編集学校で学んだ部分が活きているように感じました。

それは、いしづち編集学校を卒業した筆者も同じです。

「私がしたいことは何だろう?」
「お客さんが喜ぶことは何だろう?」
「じゃ、みんなにSNS等で聞いて確かめてみよう!」
これまで煮詰まって立ち止まっていたことも多かった私ですが、前に進む勇気やヒントを得られました。

いしづち編集学校を受講することで、これまで見えていなかった日常の中に潜んでいたヒントが、きっと輝きだしますよ!

応募締め切りまで、あと少し!
みなさんも、一緒に学びませんか?

募集期間:2021年6月25日(金)~2021年7月30日(金)

■ いしづち編集学校(2021年度の実施内容)
2021年8月5日(木)~2022年1月14日(金)の全11回

※新型コロナウイルス感染症対策のため、一部プログラムはオンライン形式にて実施します。
※新型コロナウイルスの感染状況によっては開催日時や開催方法が変更となる場合があります。

お問い合わせ先:ソラヤマいしづち 担当 石川
お問い合わせ電場番号:0897-47-6030
メールによるお問い合わせ先:info@sorayamaishizuchi.co.jp
ソラヤマいしづち公式HPはこちら

reported by イマナニ編集部 Natuorhytym
イマナニ特集